坂口健太郎が“ボコボコ”な赤楚衛二を称賛!「すごくいいやられっぷりだな~と(笑)」『ヒル』完成報告会

ドラマ
2022年02月08日
左から)赤楚衛二、坂口健太郎

Season1に赤楚衛二、Season2に坂口健太郎が主演する『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』の完成報告会が2月7日(月)に都内で開催され、赤楚と坂口が登壇した。

WEB・アプリで人気を博して話題を呼んだ、今井大輔による漫画「ヒル」「ヒル・ツー」(新潮社・バンチコミック)を実写化した本作。他人になりすましをされた青年が、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の存在を知り、彼らに果敢に立ち向かっていく。

その中でなぜヒルたちが産まれてしまったのか、社会から落ちこぼれてしまったのかを知り、主人公自身も人としての本当の愛情に気づき、心の機微を取り戻していく様を描いていくストーリーだ。他人に寄生して生きる者たちの運命と格差社会の闇を描く、新時代の社会派復讐サスペンスとなっている。

Season1で主演を務める赤楚衛二は、ある日突然ヒルに日常を奪われ、謎の少女・ゾーカから復讐に協力してほしいと頼まれるユウキ役を。Season2で主演を務める坂口健太郎は“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ、伝説のヒル・カラ役を演じる。

そして、3月4日(金)の放送・配信開始を前に2月7日(月)に完成報告会が開催され、赤楚と坂口が登壇。まず、自身の演じたユウキについて、赤楚は「彼は親が殺人犯ということで、いろんな人にいじめられてきて、静かに暮らしたいと思いつつも、どこか本当は楽しく生きたい、幸せに生きたいという気持ちを抱えてるんじゃないかなって。そんな悲しさを表現できたらと思っていた」と。

その役作りのため、スマホやテレビから距離を置いていた時期があったというが、「めちゃめちゃ寂しかったですね。僕は寂しがりなのでつらかったです(笑)」とエピソードを明かした。

赤楚衛二

いっぽう、カラを演じた坂口は「カラはまるで影のような存在なんだけど、(作中では)そこに実在しているんですよね」と。「僕は原作や台本を読んで、“ヒル”というものに隣人感を感じたというか、実は本当にいるんじゃないかなっていう、ある種の怖さを感じたりもして。でも、これは現代にも通づるものがあるんじゃないかなと思いながらやっていた」と振り返った。

また、原作とドラマでは、物語の順番が逆に進行するのも見どころのひとつと言える。「ユウキはヒルではなく、法の中で守られて生きていた人間だったのが、突然秩序も何も関係ないところに連れていかれてしまうという役柄。なので、そこでヒルの生態というものをユウキを通して知っていただければ、よりシーズン2を楽しんでいただけるんじゃないかな」と赤楚。

坂口も「最初にユウキの世界を描くことによって、初めて見る視聴者の方々もヒルの世界がどういうものなのかということが分かる。なので、ドラマでは入口をあえてそこにしたんじゃないかなと。順番を逆にしたことで、すごく分かりやすくなったと思います」と同意した。

坂口健太郎

また、思い出に残っているシーンを問われると、赤楚は悩みながらも「ゾーカとの関係性が変わっていくシーンや、ヒルの世界の人たちとの関わる上での不気味さや気持ち悪さ」と。続けて「でも僕、ぐっちさん(坂口)との共演シーンも印象的で。死にそうな僕を助けてもらうというシーンだったのですが、本当にカッコよく見えたなぁ」と挙げると、坂口は「あら、うれしい(笑)」とにっこり。

アクションシーンも多いといい、赤楚が「僕は基本殴られたり蹴られたりして、ボコボコにされるんですけど(笑)」と話すと、坂口が「赤楚はやられっぷりがすごいんですよ。こういうのってやられ方でやっている人が上手く見えるので、やられる側の人のほうが難易度が高かったりするんですけど、現場で赤楚がやられているさまを見ていて、『すごくいいやられっぷりだな~』と(笑)」と称賛する一幕も。

そして、本作で赤楚と坂口は約2年ぶりの共演に。「2年前からずっと頼もしい背中だなと思っていたのですが、今回は役柄も相まって力強さも感じたなって。本当に、今こうやって登壇させてもらっているのがすごく感慨深いしうれしいです。ただ、シーズン1で飽きられたらシーズン2にパスできないので、そこはめちゃめちゃヒリヒリしてます…(笑)」と赤楚。

対する坂口も「やっぱりうれしいですよね」と。「今回の現場では何度もご一緒するということはなかったけど、(出来上がった)映像を見た時に僕も感慨深さをすごく感じたというか。あと、こういう舞台あいさつって緊張するんですけど、彼と一緒にいると楽ですね」と笑顔を浮かべた。

左から)赤楚衛二、坂口健太郎

さらに、本作の「ヒルが他人の家に住み着く」というストーリーから、家やインテリアの話題へ。すると、赤楚は「最近、大きい加湿器買いました。小さいのだとすぐ乾いちゃうので。やっぱり持ちがいいですね!」と言うと、「僕、乾燥に気づかなくて。乾燥がよく分からない」と坂口から驚きの発言が。

そんな坂口は「ずっと家で使ってていいなと思っているのはウォーターサーバー(笑)」と。「猫舌なので、やかんで沸かしたお湯だと熱すぎて、ウォーターサーバーのがちょうどいいんです(笑)。でも、大きい木とかあるといいよね~」と盛り上がっていた。

最後は、「シーズン1は、普通の男の子がヒルの世界に入っていろんなものを見ていくという物語で、皆さんにも僕の役を通してその世界を追体験していただけるんじゃないかなと。本当に身近にありそうな世界だからこそ怖いと思いますし、その辺のゾワゾワ感も楽しんでください」と赤楚があいさつを。

坂口も「本当に、自分の身の回りで起きるかもしれない緊張感がこの作品の見どころのひとつだと思います。シーズン1でのユウキの逃亡劇であったり、シーズン2でのカラなりの正義の鉄槌を下す瞬間という者を見届けていただけたら」とアピールし、イベントは締めくくられた。

左から)赤楚衛二、坂口健太郎

番組情報

『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』
2022年3月4日(金)後11・00より放送・配信スタート(全12話)
【WOWOWプライム】毎週金曜日 後11・00(第1話無料放送)
【WOWOWオンデマンド】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信(無料トライアル実施中)

出演:赤楚衛二
吉川愛 飯豊まりえ 栁俊太郎 板垣瑞生・佐久間由衣
田中幸太朗 松澤匠 三浦誠己 利重剛 / 板尾創路 小西真奈美 / 坂口健太郎 ほか

番組特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/hiru/

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