2月15日(火)にスタートする『liar』(MBS/TBS)の完成披露トークイベントが開催され、佐藤大樹、見上愛、川島海荷、太田基裕、古川雄輝、熊坂出監督が登壇した。
電子コミックと単行本が大人気となった話題作「liar」は、人気小説投稿サイト「エブリスタ」で累計1,500万PVを達成。コミック版は「電子→単行本」という異例のヒット経歴をたどり、累計200万部を突破(紙・電子合計)した話題作だ。
男女両方の目線で物語が展開することで「恋の駆け引きの“本音”が見える!」とオトナ女子の間で火がついた原作コミック同様に、実写化でも女性目線で進行するストーリーと男性目線で進行するストーリーが入れ替わりながら進む。
地上波連続ドラマ初主演となる佐藤は、その感想を聞かれ「初主演というものは人生で一度しか経験できないことなので。顔合わせの時に監督が『僕はこの作品を代表作にしたいです』とおっしゃっていて、監督がそう思うなら自分もその気持ちに負けないくらい、初主演にして代表作になればいいなと思います」と意気込みを語った。また、今までは学生役が多かったため、サラリーマンの役に向けてしぐさなどを練習したと役への準備について話した。
そして、同じく地上波連続ドラマ初主演となる見上は「主演だからといって気負いすぎないようにしようと心に決めていていました。キャストの皆さんの名前を聞いて、これは私が何かしようと思わなくていいなって。とにかく楽しもうと思いました」と共演者への信頼を明かした。
佐藤演じる市川と、結婚を前提に交際する田所を演じる川島は「自分とは真逆の役。社長令嬢で上品だけど恋になると周りが見えなくなって、ちょっと予想もできないことをしてしまう。いわゆるメンヘラ女子みたいな役だったので、やる前は『どう演じようかな』という部分はあったのですが、あまり考えすぎず。好きな人に対して一途というのは誰にでもあることだと思うので、気持ちを重視してやらせてもらいました。撮影の順番もシーンがバラバラだったりして、いきなり叫んだりするシーンもあったので、自分の感情が分からなくなりました(笑)。でも、今までにないような役だったので、楽しませてもらいました」と役どころの難しさについて語った。
部下の憧れとなる上条を演じる太田は「温かい人柄や隠された思いを、日常の空気に染みこむような雰囲気で演じました。人間はいろいろ複雑な感情や欲望があって、上条も自分との葛藤や欲望と向き合いながら前を向いて歩んでいるんだなと、共感しながら演じさせてもらいました」と役についてコメント。
部下からの信頼が厚いクールな上司・出野を演じる古川は、上司の目から見て主演の2人への印象を聞かれ「見上さんはとにかく元気ですね(笑)。常に笑顔ですし、スタッフの方々からも愛されているなと感じます。シリアスなシーンも常に元気で、周りへの気配りもできていて…。先程も、本日バレンタインということでわざわざチョコレートを持ってきてくださって。作品が終わった後もキャストの皆さんに気配りができる女優さんなんだなと思います。佐藤君は、ストイックな印象ですかね。作品中も結構脱ぐシーンが出てくると思うんですけど、それに向けてトレーニングされてたのか、楽屋のテーブルの上には常に高タンパク低カロリーのものが用意されてて(笑)。周りへのあいさつもすごくしっかりしてて、かつクールな印象ですね」と2人の人柄を語った。
さらに、古川が演じる出野を主人公としたdTV限定オリジナルドラマが3月に配信されることも決定。古川は、「出野は何を考えているか分からないことも多くて。テレビ版で描き切れなかった部分も配信で描かれています。佐藤君と2人でサウナに入るシーンもあって、佐藤君の鍛え上げた肉体美も見られるので、ぜひ見ていただきたいと思います」と見どころを語った。
そして、「バレンタインデーといえば?」というフリップトークのコーナーも。佐藤は「初恋の人と」と回答。「僕の初恋の相手は保育園の先生だったんですけど、当時から禁断の恋をしてたなと思って。みんなが帰った後にちょっと残って先生とイチャイチャして。それを繰り返してたらバレンタインデーの日にチョコをもらいました。それが人生で初めてもらったバレンタインデーですね」と明かした。
見上は「毎年100コ チョコGET!!」。「中高女子高で、毎年100個以上もらってて。私はお返しに冷凍枝豆を渡してました(笑)」と中高時代のモテエピソードを披露した。
太田は「チョコ0(ゼロ)」。「僕は中高男子校で、無縁だったんですよね。むしろバレンタインふざけんなみたいな感じだったので(笑)。僕の中ではバレンタインといえば、もらえません、みたいなイメージが大半を占めてますね。でも今日は見上さんにチョコを頂いたので、宝物のように食べたいと思います(笑)」と思い出を語った。
川島は「クッキーを夜な夜な200枚焼いていました」。「10代のころからお仕事をさせてもらっていたので、バレンタインデーが毎回現場で。前の日の夜に友達を派遣して、現場へのクッキーを業者かのように200枚焼いて、徹夜でしたね。そんなことばっかりしていたので、10代の時は本命チョコの記憶ないですね。本命よりみんな友チョコ、みたいな感じで」と学生時代を振り返った。
そして古川は「バレンタインパーティー」と回答。「高校生の時に、学校の行事でバレンタインパーティーがあったんですよ。それにだいたいみんな参加するんですけど、僕も本当はチョコ0と書こうか迷っていまして…。結局みんな参加したけどチョコ0っていう。男性はだいたい居残るんですよ、そのパーティーで。いつかもらえるんじゃないかってそわそわしてるんですけど、結局もらえずに帰るっていう」と明かした。
最後に、熊坂監督は「このドラマの中では、自分のことを優先するいやしい場面も多くありますし、一方で自分を殺して相手のことを思いやるカッコいい場面もあります。どのシーンにおいても皆さん役に奉仕してくださって、さらけだしてくださいました。見え方も気にせず無様なところをカメラの前でさらけ出してくださったなと思っております。ぜひご視聴いただいて、もしよろしければSNSなどでご感想などをいただけるとうれしいです」と。
見上は「刺激的なシーンもありますし、感情の起伏も激しくあって。そんな中、本当に温かい人間味のあるキャストやスタッフの方に囲まれました。正直見ていただくのが怖いという気持ちもありまして。私自身が美紗緒と表裏一体になって傷ついたりよろこんだりしたシーンが多いので、本当に自分自身をさらけ出しているという意味で怖さも少しありますが、話が進むにつれていろんな人のいろんなことがずれていってしまうという面白さを楽しんでいただけたらいいなと思います」と。
佐藤は「ついこの間まで撮影していて、今日集まれてうれしかったです。1話2話までが初回だと思って楽しんでほしいです。僕たちは役を精いっぱい生きて演じたので、ぜひ登場人物で好きな方を見つけていただいて。誰かに感情移入できるような作品だと思います。今回モノローグにかなり重点を置いてまして、挑戦的な作品になっていると思うので、ぜひSNSなどで感想を伝えてくれれば僕たちもうれしいです。沼っていただいて、liar旋風を日本中に起こせるようなドラマにしたいと思いますので、放送を楽しみにしていてください」と見どころを語った。
番組情報
『liar』
MBS/TBS
2022年2月15日(火)スタート
MBS 毎週火曜 深0・59~(※初回のみ深1・09~)
TBS 毎週火曜 深0・58~
各話放送終了直後よりdTVにて見逃し見放題独占配信
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©「liar」製作委員会