菅田将暉と小松菜奈がW主演した映画「糸」が、テレビ特別版として3月29日(火)にTBS系で地上波初放送される。これを記念して、瀬々敬久監督のコメントが到着した。
シンガーソングライター・中島みゆきの35枚目のシングル曲として1998年にリリースされた「糸」。糸を人に見立て、出逢いの奇跡と絆の大切さを歌ったこの楽曲は人気を博し、時を経た令和の現在でもその人気は衰えず、この楽曲のファンと公言するミュージシャンは後を絶たない。そして、これまでに120組を超えるカバー・バージョンが発表されている。
そんな珠玉の名曲から着想を得た本作は、「めぐり逢い」をテーマに、平成元年生まれの男女の人生を平成史の変遷と重ねて描写していく壮大なラブストーリー。2020年8月に公開され観客動員数165万人超、興行収入22.7億円を記録した。地上波初放送となる今回は「テレビ特別版」として再編集して放送される。
出演は、菅田将暉と小松菜奈のW主演。さらに、榮倉奈々、斎藤工らが顔を並べる。監督を務めるのは映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「64-ロクヨン-」などで確かな演出力を見せ、ベルリン国際映画祭の受賞歴も持つ瀬々敬久。脚本は、映画「永遠の0」「空飛ぶタイヤ」で日本アカデミー賞優秀脚本賞に輝いた林民夫が担当した。
瀬々敬久監督 コメント
映画「糸」の本質を失うことなく、より入りやすく、触れやすく、ギューッと凝縮した時間に再編集されたテレビ特別版。ぜひ、お茶の間でお楽しみください。
あらすじ
平成元年生まれの高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)。北海道で育った二人は13歳の時に出会い、初めての恋をする。そんなある日、葵が突然姿を消した。養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出したのだった。真相を知った漣は、必死の思いで葵を探し出し、駆け落ちを決行する。しかし幼い二人の逃避行は行く当てもなく、すぐに警察に保護されてしまう。その後、葵は母親に連れられて北海道から移ることになった。漣は葵を見送ることさえできないまま、二人は遠く引き離された…。
それから8年後、地元のチーズ工房で働いていた漣は、友人の結婚式に訪れた東京で、葵との再会を果たす。北海道で生きていくことを決意した漣と、世界中を飛び回って自分を試したい葵。もう既に二人は、それぞれ別の人生を歩み始めていた。
そして10年後、平成最後となる2019年。運命は、もう一度だけ、二人をめぐり逢わせようとしていた。
番組情報
『映画「糸」テレビ特別版』
TBS系
2022年3月29日(火)後8時57分~10時57分
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©2020 映画「糸」製作委員会