顔はいいけど中身は残念!日々くだらない活動ばかりしている無形文化遺産代行保存部(通称・ムダ部)の男子高校生4人の恋模様を描くラブコメ『恋に無駄口』(ABCテレビ 毎週(日)後11時55分/テレビ朝日 毎週(土)深2時30分ほか)。ヒロインの依麻を演じているAKB48の小栗有以さんが、収録の裏話や自身の憧れ青春シチュエーションを教えてくれました!
◆演じている依麻はどんな女の子だと思いますか?
マンガが好きで、食べ物を大切にしていて、ちゃんと「ありがとう」が言える純粋で真っすぐな女の子ですね。私自身も「ありがとう」を大切にしているので、そこは一緒だと思いました。キュンキュンするシーンがあり、皆さんも共感できることが多いと思います。そういうところは叶依麻としてナチュラルに演じられているのかなと思っています。
◆現場の雰囲気はどうですか?
制服を着て学校で撮影していると、高校生に戻れた気がしてうれしいです。“ムダ部”の4人は本当に仲良くて、普段からよくおしゃべりしていて。いつもたわいのない話で盛り上がっているのを、近くでクスクス笑いながら聞いています(笑)。結構、4人とも役と似ているところがあって。仁科役の奥野壮さんはしっかりしているし、マヤ役の水沢林太郎さんは場を明るくしてくれる存在。シロ役の小西詠斗さんは実年齢が一番上だから、周りをよく見てみんなを包み込んでくれる感じです。葵役の藤岡真威人さんは、やっぱり天然でおっちょこちょいなところがあって。先日も撮影が始まる直前にカップラーメンを作り出して、戻ったころには麺が完全に水分を吸い切っていました(笑)。
◆なるほど(笑)。小栗さんは4人の会話には入らないんですか?
ときどき私も輪に入れてもらいます。私、AKB48のメンバー以外とのドラマは初めてだったので、最初はものすごく緊張していたんです。でもスタッフさんもキャストも仲がいいので、私も自然と緊張もほぐれて。仲良くなるとお芝居もしやすいですし、ちゃんと関係性を作るのって大事だなと感じています。
◆撮影中に印象的だった出来事はありますか?
ムダ部の4人がいきなりAKB48の「根も葉もRumor」を踊ってくれたんです。わりと難しい振り付けだと思うんですけど、サビとかもちゃんと踊れていて。練習してくれたんだなと思うと、すごくうれしかったです。動画に撮ったので、いつか皆さんにもお見せできたらなって。私も一緒に踊りたい気持ちはあったのですが、恥ずかしいので遠慮しました(笑)。AKB48に注目してもらえるのはチャンスだと思って、決めポーズを教えたりして徐々にAKB48の魅力を浸透させています(笑)。
◆劇中では高校生4組の恋模様が描かれますが、特にどの恋がいいなと思いますか?
やっぱり仁科君と依麻ですね。ほかの3組のクセが強すぎるので、この恋愛が一番王道というか(笑)。天音役の大谷凛香さんも、「仁科君と依麻が一番かわいい!」って言っていました。食パンをくわえて走っていたらぶつかるって、現実にはありえない出会いだと思いますけど…(笑)。でも同じものが好きで、最初は言い合いもしていたけど、どんどんひかれ合って…みたいな関係性は、ステキだなって思います。同じものが好きって大事ですね。
◆小栗さんの憧れの青春恋愛シチュエーションはありますか?
一緒に教室のカーテンにくるまったり、制服のネクタイを引っ張ったりとか。引っ張るのと引っ張られるの、どっちがいいかな?(笑)どっちも現実的にはなかなかないだろうけど、だからこそ憧れるというか。あとは、困っているときに手を差し伸べてくれる、さりげない優しさとか。あとはあまり笑わない人が笑ったときや普段褒めてくれない人が褒めてくれるみたいな、そういうギャップにもキュンとします。
◆最後にドラマの見どころをお願いします。
キュンキュンするシーンがいっぱいあるので、ラブコメ好きな人はきっと楽しめると思います。キュンキュンだけではなく、お互い素直になれずに気持ちがすれ違ったりもするので。そんな高校生ならではの恋を、もどかしく感じながらも見守っていただきたいです。あとは顔のアップが多かったりするので、ファンの方にはそういう楽しみ方もあるかも。ツインテールな私を堪能してください!(笑)
PROFILE
おぐり・ゆい…2001年12月26日生まれ。東京都出身。AKB48・チーム8、チームB兼任。出演作にドラマ『マジムリ学園』、映画「未成仏百物語~AKB48 異界への灯火寺~」、舞台「いわかける!~」など。現在、『めざましテレビ』(フジテレビ系)にイマドキガールとして出演中。AKB48のニューシングル「元カレです」が5月18日(水)リリース。
番組情報
『恋に無駄口』
ABCテレビ 毎週(日)後11時55分/テレビ朝日 毎週(土)深2時30分ほか
●TVer、GYAO!では、最新話を見逃し配信
公式HP:https://www.asahi.co.jp/koimuda/
●photo/中田智章 text/小山智久