間宮祥太朗主演、石井杏奈、矢本悠馬ら共演「破戒」場面写真15点解禁

映画
2022年05月19日
映画「破戒」©全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

間宮祥太朗主演の映画「破戒」(7月8日(金)公開)より、場面写真が解禁された。

1948年に木下恵介監督、1962年に市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた島崎藤村の不朽の名作「破戒」が60年ぶりに映画化。自らの出自に苦悩しつつも、最後にはある決断をする主人公・丑松という難役に挑戦するのは、間宮祥太朗。丑松に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない相手役・志保を演じるのは、石井杏奈。悩める丑松を支える親友・銀之助役には、矢本悠馬。さらに、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子らが出演する。

脚本は「クライマーズ・ハイ」「孤高のメス」「ふしぎな岬の物語」で数々の受賞歴を誇る加藤正人と「バトル・ロワイアルII鎮魂歌」の木田紀生が担当。監督は「発熱天使」や「みみをすます」の前田和男が担当する。

このたび、間宮演じる丑松をはじめとする主要人物の場面写真15点が解禁。物語の舞台は、まだ身分制度の影が残る明治後期。出自により、職業や住む場所を制限され、他の身分の人々との交際も許されず、不当に差別される時代。瀬川丑松(間宮祥太朗)は、自分が被差別部落出身ということを隠して、地元を離れ、ある小学校の教員として奉職する。彼は亡くなった父(田中要次)から「誰も信じるな。誰にも心を許すな。何があっても隠し通せ」とその出自を隠し通すよう強い戒めを受けていた。

彼は生徒に慕われる良い教師だったが、出自を隠していることに悩み、また、差別の現状を体験することで心を乱しつつも、下宿先の士族出身の女性・志保(石井杏奈)との恋に心を焦がしていた。

寺に奉公に入っている志保(石井杏奈)©全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

友人の同僚教師・銀之助(矢本悠馬)の支えはあったが、学校では丑松の出自についての疑念も抱かれ始め、丑松の立場は危ういものになっていく。苦しみの中、丑松は被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎(眞島秀和)に傾倒していく。猪子は、差別を恐れず、被差別部落出身であることを公言して、思想書の執筆や政治活動を行っていた。

丑松の親友であり小学校の同僚の銀之助(矢本悠馬)©全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

丑松は猪子宛に手紙を書き、思いがけず猪子と対面する機会を得る。猪子にならば自らの出生を打ち明けたいと思うのだが、結局猪子にすら自分の出自を告白することができない丑松。そんな中、猪子の演説会が開かれ、丑松は「人間はみな等しく尊厳をもつものだ」という猪子の言葉に強い感動を覚えるが、猪子は演説後、政敵の放った暴漢に襲われる。この事件がきっかけとなり、丑松はある決意を胸に、教え子たちが待つ最後の教壇に立つ。

決意を胸に最後の教壇に立つ丑松(間宮祥太朗)©全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

作品情報

映画「破戒」
2022年7月8日(金)丸の内TOEIほか全国公開

出演:間宮祥太朗、石井杏奈、矢本悠馬、高橋和也、小林綾子、七瀬公、ウーイェイよしたか(スマイル)、大東駿介、竹中直人/本田博太郎/田中要次、石橋蓮司、眞島秀和

原作:島崎藤村『破戒』
脚本:加藤正人/木田紀生
監督:前田和男
音楽:かみむら周平

企画・製作:全国水平社創立100周年記念映画製作委員会
制作:東映株式会社
制作協力・配給/宣伝:東映ビデオ株式会社
制作プロダクション:東映株式会社京都撮影所

公式サイト:http://hakai-movie.com/
公式Twitter:@hakai_movie
公式Facebook:@hakaimovie

©全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

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