『TOKYO VICE』マイケル・マン監督らスタッフが撮影地・東京の魅力を語る特別映像公開

ドラマ
2022年06月01日
©️HBO Max / Eros Hoagland

現在放送中のドラマ・シリーズ『TOKYO VICE』(WOWOW)より、スタッフが語る特別映像“ロケーション編”が解禁された。

本作は、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『セックス・アンド・ザ・シティ』を生み出したアメリカの放送局HBOによる配信プラットフォームHBO Maxと、2017年の設立以来100以上の大型テレビシリーズと映画を手掛けるハリウッド屈指のスタジオであるエンデバー・コンテント、そして数々の名作ドラマを作り続けるWOWOWによる初の共同制作プロジェクトによって実現した超大作ドラマ・シリーズ。

舞台は90年代の東京アンダーグラウンド。世界で最もきらびやかな大都会として憧れられた東京のリアルで凶暴な裏の姿を、ハリウッドが誇る映像クオリティでよみがえらせていく。

「ヒート」(96)、「マイアミ・バイス」(06)をはじめ、監督賞ほかアカデミー賞®7部門にノミネートされた「インサイダー」などを手掛けた巨匠マイケル・マンが第1話を監督し、全話のエグゼクティブ・プロデューサーとしても参加。主演は「ベイビー・ドライバー」でゴールデングローブ賞にノミネート、スティーヴン・スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド・ストーリー」(2022)の主役に抜擢されたアンセル・エルゴートが務める。

エグゼクティブ・プロデューサーであり1話の監督を務める巨匠マイケル・マン、同じくエグゼクティブ・プロデューサーの『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)でアカデミー賞®作品賞を受賞したジョン・レッシャー、そして『TENET テネット』(2020)を始めとするハリウッド超大作を支え続けるロケーション・スーパーバイザーのジャニス・ポーリーが、東京というロケーションについての素晴らしさ、そして撮影をすることの困難さついて、一部未公開のメイキング映像と共に語る、特別映像が解禁された。

「ロケ地の確保には多大の労力を費やした」と、本作の1作目を監督したマイケル・マン監督はその苦労を語る。東京が撮影が困難な街だということは周知の事実だったようで「お金で解決できないからね」と笑う。

だが無事撮影が敢行された本作の魅力について、キャストの背景まで綿密に練られたストーリーや世界を代表する豪華なキャストともに、「マンホールさえ美しい」という東京の街並みだと言いきり「日本の文化の魅了された」と絶賛した。

そんなマン監督に続き、「東京の街そのものが登場人物のようなもの」と語るのはエグゼクティブ・プロデューサーのジョン・レッシャーだ。「良い作品を撮るためには、舞台となっているその街で撮影するのが1番だと思う」との信念のもと「東京都知事とも会って説明をした」と粘り強い交渉をしたと明かす。

苦労の連続だった東京での撮影を経験し、日本の映画業界について「グローバルに注目されるためには、日本も映画業界にお金を注ぎ込めば違ってくる。政府が支援しているのは世界でやっていることなんだ」と警告を鳴らす。「日本のいろんな場所を世界の人たちに見せたいと思っている」と、深い思いを打ち明けた。

最後に登場したのは、ハリウッドでロケーション・スーパーバイザーとして活躍するジャニス・ポーリー。「日本にはすてきな場所がたくさんある。どんな監督も満足するだろう」とまず称賛する。

続けて「映画産業は日本に経済効果をもたらす。今作のように撮影ができれば、もっとたくさんの海外のプロダクションが日本に来るでしょう」と本作のチャレンジングな取り組みに満足しつつも「東京には素晴らしい景色があるのだから」と今後の日本、そして東京に期待するコメントでしめくくった。

なお、WOWOWでの6月9日(木)、10日(金)の一挙放送を控え、本作の舞台である東京のシンボル的な存在「東京タワー」にて特別パネル展が5月28日から期間限定で開催中。東京の夜景に輝く“東京タワー”を配した「TOKYO VICE」の大型キービジュアル・バナーや、豪華キャストが演じる各キャラクターのパネルが6月12日(日)まで掲出される。

特別映像“ロケーション編”

番組情報

ハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE』(全8話)
2022年4月24日(日)よりWOWOWで独占放送
毎週日曜 午後10時~

番組特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/tokyovice/

©HBO Max / Eros Hoagland

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