2022年10月スタートの水10ドラマにて、Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務める『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系 午後10時〜10時54分)の放送が決定。さらに、主演の山田と総合演出の松山博昭、原作・井龍一らからコメントが到着した。
『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、「ヤングマガジン」(2018年5月〜2019年8月/講談社)、WEBコミック配信サイト「コミックDAYS」(2019年8月〜2020年9月/講談社)で連載され、累計120万部突破の同名コミックが原作。そしてこの度、満を持してファン待望のドラマ化が実現する。
本作では、連続殺人犯を父に持つ主人公の大学生がある日、自らが二重人格であることを悟り、“もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないと底知れぬ不安にかられ、真相を明らかにしようと決意する。そこから驚がくの事実が次々と白日の下にさらされていき、見る者に息つく暇も与えない、どんでん返しのストーリー展開が見どころの二重人格サスペンスだ。
主演の山田涼介は、本作が6年ぶりのフジテレビ系ドラマ主演となる。加えて、山田にとって今作がGP帯ドラマで「15」回目の主演作。また、ドラマの放送中となる11月に、Hey! Say! JUMPがデビュー「15」周年を迎える節目のタイミングでもあり、メモリアルな作品に。メモリアルイヤーを迎えた山田が、新境地となる“二重人格ヒーロー”を演じる。
山田が演じるのは、“人生楽しんだもん勝ち。楽しければそれでいい”と、毎日ヘラヘラ仲間と過ごしている大学2年生・浦島エイジ。お気楽な大学生に見えるエイジだが、“実の父親が連続殺人事件の犯人”ということで、少年時代はいじめやひどい嫌がらせにあうなど、過酷な人生を歩んできた。
“連続殺人鬼の息子”という重い十字架を背負っていることをまわりにひた隠しにするエイジには、ある愛する人の存在が。彼女の名は、雪村京花。京花と過ごす時間だけは嫌なことを忘れ、心から笑うことができたエイジだったが、ある日、父親が起こした殺人事件と殺害方法(卑劣な拷問)が酷似した猟奇的殺人が起こる。だが、エイジにはその殺人事件が起こったとされる期間の記憶が完全に抜け落ちていた。
その後、さまざまな状況を鑑み、自らが二重人格であることに気付き、「今回の猟奇的殺人を犯したのは、連続殺人鬼である恐ろしい父親の血をひく“もう1人の自分”なのでは…」という恐怖と不安にさいなまれたエイジ。事の真相を突き止めるべく、意を決して“自分探しの旅”に出たエイジだったが、そこで驚天動地の事実が次々と明らかになっていく。
また、本作のプロデュースを務めるのは草ヶ谷大輔、総合演出を担当するのは松山博昭。今年の1月クールに“月9”で放送された菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)で大ヒットを飛ばしたフジテレビきってのゴールデンコンビが満を持しての再タッグを組む。特に注目なのは、総合演出を務める松山だ。
松山の代表作には、『LIAR GAME(ライアーゲーム)』シリーズや『鍵のかかった部屋』『信長協奏曲』が挙げられる。重厚感がありながらもそれでいてテンポがよく、スタイリッシュかつ独創的な演出能力に定評のある松山が、本作では自身の監督担当回のみならず、全放送回の演出を全体統括する“総合演出”という極めて異例かつ重要な役割を担う。
エイジを演じるに当たり、山田は「二重人格の役をやるのは初めてですが、見た目を大きく変えるとかではなく、性格が全く違うキャラクターを演じなければいけないということで、自分の中での芝居プランは持っています」と。
「連続殺人鬼の息子というレッテルを貼られて生きている青年なので、まわりと同じように生活をしてはいけないという悩みを背負っています。そんな苦悩や、自らとの葛藤などを押し殺して明るくふるまう青年をうまく演じられたら」と意気込みを述べる。
「15」作目の主演となる本作については、「デビュー15周年も、GP帯ドラマの主演作が15作目ということもどちらもありがたいことですが、僕の中ではまだ通過点」とコメント。「あまり数字にはこだわりはありませんが、これまで積み上げてきたものがありますので、その全てが“山田涼介の成長”として見せられる作品になるのではないかと、自分でも楽しみにしています」と心境を語った。
山田と総合演出の松山、原作者・井龍一、漫画・伊藤翔太のコメント全文は次ページに掲載。