俳優の池田純矢が自ら作・演出を担う『エン*ゲキ』シリーズの第6弾「即興音楽舞踏劇『砂の城』」が10、11月に東京と大阪で上演されることが決定した。
“演劇とは娯楽であるべきだ”の理念の下、池田自身が作・演出を手掛けるエン*ゲキシリーズの最新作「即興音楽舞踏劇『砂の城』」は、池田がこれまでエン*ゲキで掲げてきた基本理念である「学問テーマ」「王道展開」「全年齢向けエンターテインメント」といったシリーズの象徴に真っ向から対立するような異色作。「即興音楽舞踏劇」という既存のジャンルに捉われない新たな演劇表現で“芸術”に挑む。
主人公のテオを演じるのは、ストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍し、高い歌唱力とキレのあるダンスのみならず繊細かつ力強さのある演技力で高い評価を得ている中山優馬。『宇宙戦隊キュウレンジャー』で注目を集めた岐洲匠、本作の大規模オーディションで類まれな歌唱力と透明感を示し抜擢された夏川アサ、エン*ゲキシリーズはおなじみのメンバーとなる鈴木勝吾らが脇を固める。
今回の試みである即興音楽舞踏劇について池田は「自分が今一番表現したいことは何だろうと考えたときに、その時の感情をシームレスに音楽に乗せることはできないのか、歌・音楽に対してもっと極限まで自由になってもいいんじゃないか、ということを突き詰めて(即興音楽劇を)思いつきました」と。共演者やスタッフから「『見たことも聞いたこともない』と言われますが…」と苦笑しつつも、「だからこそ僕がやる意味があるし、お客様にも新鮮で驚きのある作品になるのでは」と意気込んだ。
そんな野心あふれる作品に主演として挑むのが、池田をして「美しさと憂いを兼ね備えていて何でもこなせる優馬君なら、僕が描きたいことを安心して預けられる」と評される中山。本作を「即興音楽舞踏劇ということもあり、その場で感じた感情で歌うので毎回同じにはならないんです。その一瞬一瞬を生きていくという、まさに挑戦の作品」と位置付け、「人間ドラマがあふれる感情的なストーリーなので、熱量のある舞台にしていきたい」と期待を寄せた。
東京公演は10月15日(土)から30日(日)まで紀伊國屋ホールで上演。大阪公演は11月3日(木・祝)から13日(日)までABCホールで上演される。チケットの一般発売は9月17日(土)から。
公演情報
エン*ゲキ#06即興音楽舞踏劇『砂の城』
東京公演:2022年10月15日(土)~30日(日)@紀伊國屋ホール
大阪公演:2022年11月3日(木・祝)~13日(日)@ABCホール
作・演出:池田純矢
出演:中山優馬、岐洲匠、夏川アサ、野島健児、池田純矢、鈴木勝吾、升毅
公式サイト:www.enxgeki.com/
イベントカンテレ公式HP:www.ktv.jp/event/enxgeki6