8月18日(木)にスタートする佐藤新(IMPACTors/ジャニーズJr.)と織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)がW主演を務める『高良くんと天城くん』(MBSほか 毎週木曜 深夜1時29分ほか)の放送直前イベントが行われ、佐藤と織山が登壇した。
本作は、ダ・ヴィンチWebで連載され累計1000万PVを記録、BLアワード2022「次に来るBL部門」で2位を獲得したはなげのまいによる同名BLコミックをドラマ化。クラスの一軍で常に目立つグループに所属しモテモテな高良(佐藤)と、目立つタイプではないが明るく元気いっぱいで人に好かれるピュア男子・天城(織山)が織り成す、もどかしくて尊い“キュン”が詰まったボーイズラブストーリー。世界190か国での配信も決定している。
初めての会見登壇だという佐藤は「めちゃくちゃ緊張していますが、少しでも作品の魅力が伝わるように頑張ります」とあいさつ。すると、織山から「マイクをオフにしなくていいんだよ!」とダメ出しされ、佐藤は思わず苦笑い。そんな織山も「まあまあ…緊張しています」と慣れない場に固くなっていた。
演じるに当たって意識したことについて問われると、佐藤は「高良君はクラスの一軍で、いつも無表情で気だるげな子。残念ながら、僕はモブ中のモブで一軍のかけらもなかったので、一軍として教室にいる時はどういう気持ちなのかなと考えながら演じていました。また、無表情で気だるげな子なので、せりふに感情が乗りすぎないようにするのが難しくて…。監督にも『今、乗り過ぎたね』と言われて撮り直したことも。これまでいろんな役をやらせていただいていますが、一番演じがいのある役で、演じられてうれしかったです」と。
一方の織山は、「地味めな子ということだったんですが、いざ作品に入ってみると『この子、テンションが高いな?』と思っていたものと違うものがきた」と役説明の天城と台本を読んで感じた天城のキャラクターの違いに戸惑ったそう。富山県で行われた撮影では、「現場へ行って、彼はどういう通学路でどういう生活を送って、どう高良君に恋をしたんだろうっていうのを考えて、細い道に入ってみて『こういうところを通っていたのかな』と、富山に慣れるという作業をしました。今回は雰囲気を現場でつかむという、新しい環境でやらせていただきました」と語った。
「2人のシーンで、何か相談されましたか?」という問いに、佐藤が「体を触れ合うシーンは触れるタイミングを何度も話し合いました」と。これに、織山が「リハーサルで『キスしなくてもいいよ』って言われているのに…」と何やら暴露しようとすると、慌てて「やめて、それは!」と遮る佐藤。織山は「(佐藤は)慎重なんですよ。毎回、ちゃんと話し合って、新なりの視線だったり、僕から見た高良君も違いますし、監督の視点や原作の視点だったり、それが見方によって全然違うので、すごい楽しかったです」と。
これにほっとした佐藤は「びっくりした。リハなのに、間違えて本当にチューしちゃった話をされるのかと思った」と自ら暴露。織山が「僕はぶちギレましたからね。『リハーサルだから、何でやるんだよ!』って」と語ると、佐藤は「ドキドキしすぎちゃって、監督の声が聞こえなくなっちゃって、本当にキスしちゃうという事件が起きました」と裏話を明かした。
ジャニーズ事務所に同日に入所した同期の2人。撮影を経て、印象が変わったことがあったかと問われると、織山は「オーディションの時とまったく変わっていなくて。しゃべり方だったり、間の取り方だったり、新だなって。安心感と、かわいいなって思うところがありました」と。
佐藤は「クールなイメージが強かったんですが、YouTubeチャンネルではめちゃくちゃふざけるし、つかみどころのない人だなと思っていたんです。でも、実際に会うとめちゃくちゃ優しい。疲れているなという瞬間に話しかけても真摯に話を聞いてくれるし、僕がイヤホンをなくした時も探してくれて、なんなら絶対使うはずなのに1週間くらいイヤホンを貸してくれて。クールなイメージを保ちつつも、イメージが変わりましたね」と語った。
共演者とのエピソードでは、佐藤が「撮影の合間は、アドリブをお互いに考え合って、監督に提案したり。香取(鈴木康介)と山崎(那須泰斗)は球技をするシーンがあったんですが、運動音痴に見せるにはどうしたらいいか、僕はそのシーンに一切出ていないんですけど、その話し合いに参加して、みんなで動きを発表しあって、それが楽しかった」と裏話を明かした。
Sano ibukiが担当するオープニング主題歌「twilight」の感想を問われると、織山は「疾走感のある爽やかな曲で、ここから始まるんだなと、これからのお話が楽しみになるようなオープニング。曲を聞きながら、オープニング撮影の時のことを思い出しました」と語り、「撮影の時は音源が届いていなかったので、『ここで歩いて』と言われるのを僕たちは淡々とやっていたんですが、いい感じのオープニングになっていました」とオープニング映像の撮影の裏話を交えつつ、感想を語った。
また、事務所の先輩でもある中山優馬が担当するエンディング主題歌「Squall」については、佐藤が「エンディングなのでしっとりした曲がくるのかなと思っていたら、カッコよくて。優馬君のカッコいい歌声にもあっていましたし、自分たちのライブでも歌いたいくらいでした。まさか自分が主演をやるドラマに先輩がエンディングを担当してくださるとは思っていなかったので、昔の自分に『優馬君がエンディングを歌ってくれるよ』って言ってやりたいですね」と。これに織山も「あの優馬君が!ってなったよね」と共感。「次の回が楽しみになるような。何が起こるのかなってちょっとドキドキがあるような曲調で、それこそ新も言っていたけど、いつかコンサートでやれるように、それぐらいビッグな存在になりたいなと。まだ自分には技術面的にも優馬君のカッコよさに追いつけないので、これから迫っていきたいです」と目標を語った。
会見中盤には、佐藤と織山の仲の良さを診断するテストも実施。「第一話で好きなシーンは?」という問いに、織山が「合わせたいですよね」とつぶやくと佐藤は「合うでしょ!」と強気に言い、「1話はずっと名シーンが続くけどこれしかない」とフリップに書きあげ、同時にオープン。佐藤が「草むしり、告白のやつ」、織山が「好きだな…」と書き、書き方は違えど、同じシーンを挙げた。
2問目の「富山のロケで印象的だったロケ地は?」という問いには、佐藤が「道のえき(線路沿い)」、織山が「電車」と回答。これも書き方は違えど同じ場所を選択。織山が「電車が後ろを通るというシーンなんですけど、路面電車を待っての撮影だったんです」と説明。これに佐藤も「失敗できないというドキドキもあったよね」と同調しつつ、「きれいだったよね」と。織山は「思い出のある、緊張感のあるシーンでした」と振り返った。
3問目の「実際に友達になるなら、どのキャラクターを選びますか?」という問いに、佐藤と織山の2人は「香取」を挙げ、ここでも回答がそろったことに驚く2人。しかし、織山が「天城って書いてほしかったな~」とすねると、佐藤は「高良って書いてないじゃん!」とツッコんだ。3問全ての回答がそろったということで、“恋人級”の仲の良さと診断された2人は「よっしゃー!」と喜んでいた。
最後に佐藤は「人気の作品でとても緊張したんですけど、一生懸命演技しましたし、とてもナチュラルな世界観でお芝居だったりカメラを回してくださったので、すごい気楽な気持ちで、ラジオ感覚で見てほしいなって思います。ただ油断してると、とんでもないパンチが飛んでくるのでそこに気をつけて見てくださればうれしいです」と。
織山も「今回の作品は本当にコメディもあり、しっとりしたシーンもあり、多少オーバーところはありますけど、本当に教室の一角を隠し撮りしたみたいな感じの、ごく普通の恋愛ドラマになっております。ぜひいろんな場面でドキドキしていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。
フォトセッションでは、佐藤が「憧れてたやつ!」とカメラに手を振ると、それをほほ笑ましく見る織山。2人はカメラマンのリクエストで一緒にハートを作り、“恋人級”の仲の良さを披露した。
作品情報
『高良くんと天城くん』(全8話)
2022年8月18日(木)スタート
MBS:8月18日(木)より毎週木曜 深夜1時29分~
テレビ神奈川:8月18日(木)より毎週木曜 深夜1時~
群馬テレビ:8月23日(火)より毎週火曜 深夜0時30分~
とちテレ:8月24日(水)より毎週水曜 深夜1時~
テレ玉:8月25日(木)より毎週木曜 午後11時~
チバテレ:8月25日(木)より毎週木曜 午後11時~
TUT(チューリップテレビ):10月放送スタート ほか
出演:佐藤新(IMPACTors/ジャニーズJr.)、織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)
小宮璃央、鈴木康介、那須泰斗、坂井翔、坂口風詩
原作:はなげのまい「高良くんと天城くん」(キトラコミックス/KADOKAWA刊)
脚本・監督:吉野主
音楽:小内喜文、渡辺亮希
制作プロダクション:ビデオプランニング
オープニング主題歌:Sano ibuki「twilight」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
エンディング主題歌:中山優馬「Squall」(Johnny’s Entertainment Record)
製作:「高良くんと天城くん」製作委員会・MBS
<配信>
Huluで見放題独占配信
TVer、MBS動画イズム、GYAO!で見逃し配信1週間あり
公式サイト:https://www.mbs.jp/takaten/
公式Twitter:@takaten_drama
公式 Instagram:@takaten_drama
原作:ダ・ヴィンチWEBにて連載中(https://ddnavi.com/serial/takaama/)
この記事の写真
©「高良くんと天城くん」製作委員会・MBS