乃木坂46・久保史緒里「ここまで毒舌キャラなんだって思いました(笑)」Paraviオリジナルストーリー『塩介と甘実-蕎麦ができるまで探偵-』

特集・インタビュー
2022年08月22日

乃木坂46・久保史緒里インタビュー

有村架純さん&中村倫也さんがW主演を務める異色のリーガル・エンターテインメントドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(TBS系)が放送中。そのParaviオリジナルストーリーで、おいでやす小田さんが主演を務める『塩介と甘実-蕎麦ができるまで探偵-』も、本編と共に話題に。主人公・塩介(小田)の相棒役として、蕎麦店を訪れる客の悩みを解決する東大生・甘実を演じるのが乃木坂46の久保史緒里さん。役作りのポイントや、現場の楽しい撮影エピソードなどを聞きました。

◆Paraviオリジナルドラマは同期のメンバーも出られていますよね。

そうですね。みんな頑張っているなとか、キラキラしているなと思いながら見ていて。そんなすてきな場所にまさか自分も出られるとは思わなくて、お話を頂いたときは、すごくうれしかったです。映像のお芝居は久しぶりですし、私自身まだまだ経験が浅いので、ありがたいなと思いました。

◆最初に台本を読んだ感想は?

『蕎麦ができるまで探偵』というサブタイトルのとおり、お蕎麦屋さんのお客さんの悩みを塩介さんと甘実が一緒にひもといていくというお話になっていて。台本を読んだとき、“この問題はどういうことなんだろう…?”って自分自身も探偵になったような気持ちになりました。甘実はいつも“さすが東大生だな”と思わせる名推理をズバズバしていくんですけど。気持ちのいいせりふもたくさんあって、楽しんでやらせていただいています。

◆気持ちのいいせりふというのは毒舌な部分ですか?

はい。毒舌なキャラクターというのは何となく聞いていたんですけど、台本を初めて読んだときに“ここまで言うんだ!”ってびっくりしました(笑)。しかも回が進むごとに毒舌のレベルもどんどん上がっているんです。甘実は頭がいいので、こういうインテリチックな言葉が出てくるんでしょうね。以前やらせていただいたドラマ『クロシンリ』にもちょっとそういう節はありましたけど、また違った毒舌っぷりだなと思います。

乃木坂46・久保史緒里インタビュー

◆せりふ量は大変ではないですか?

結構苦戦して、何度も練習しました。でも、現場に入って小田さんと一緒にやらせていただくとせりふがスッと出てくるんです。小田さんが本当に塩介さんのままでいてくださるので、私も甘実でいられる感じがして。私が塩介さんにツッコむようなシーンも自然とできました。

◆その塩介のキャラクターとしての魅力は?

すごく的はずれな推理をしているのに、どこか放ってはおけないというか。甘実が塩介さんの店に通い詰める理由の1つとして、もちろんお蕎麦がおいしいからというのがあるんですけど。塩介さんの何げない言葉の中にも、“この人は本当にお蕎麦が好きなんだろうな”というこだわりが感じられるんですよね。そんな塩介さんの人柄を、甘実も面白がっているんだろうなって。2人の関係性も楽しんで見ていただけたらうれしいです。

◆あらためて小田さんの印象を教えてください。

以前『ラヴィット!』でご一緒したときにたくさん助けてくださって、優しい方だなという印象があって。今回またご一緒させていただいて、監督さんによく「今の芝居どうでした?」と確認されていらっしゃるのを拝見するんですけど。本当にお仕事に真摯に向き合っている方なんだなと思いました。あと心が広い方なので、話したくなる存在なのは塩介さんと重なるところなのかなと思います。劇中でも、いろいろなお客さんが塩介さんに悩みを相談しに来るので。

乃木坂46・久保史緒里インタビュー

◆撮影の合間などに何かお話をしましたか?

『ラヴィット!』の反省会を開いてもらいました。私がラジオ『乃木坂46のオールナイトニッポン』などでよく言っている『ラヴィット!』で結果を残せなかった話を、小田さんにも聞いていただいたんです(笑)。結構ずっと引きずっていたんですけど、小田さんが優しく聞いてくださったおかげでモヤモヤを解消できました。小田さんのおかげで“『ラヴィット!』やってよかったな”とちゃんと思えたので、本当に感謝です。

◆印象に残っているシーンは?

たくさんあるんですけど、さすが小田さんだなぁと思ったのは、会話がテンポよく重なっていくところです。もちろん台本はあるのですが、本当にひと言とか一文字ぐらいの間をつなぐ言葉を言われていたりするんです。台本を読んでいる側からすると、すごいなと思う部分がとても多くて。小田さんが大声でツッコむシーンも、そばで見ていて毎回感動します。私が次のせりふを言うまでの間を埋める言葉も入れてくださるので。すごく助けていただいていますし、お芝居もしやすい環境をつくってくださっています。

◆ワンシチュエーションドラマですが、お蕎麦屋さんでの撮影はどうですか?

お客さんはいろいろな席に座るんですけど、甘実はいつも同じ席から塩介とお客さんのやりとりを見守っていて。お店に入ったお客さんがどの席に座るかというのが、私のちょっとした楽しみになっています(笑)。どこに座るのか予想するのがすごく面白いんですよ。

乃木坂46・久保史緒里インタビュー

◆甘実は鋭い推理力を持っていますが、久保さん自身はどうですか?

ミステリーを見ていて途中で犯人が分かるという方がいますが、私は全くないですね(笑)。でもメンバーと人狼ゲームをやるときは結構強いです。市民役のときに人狼を当てるのは苦手なのですが、人狼側に回るとみんなをうまくだませるんです(笑)。

◆そんな久保さんから見て、推理力が高そうだと思うメンバーは?

推理…とは若干違うかもしれないですけど、先輩の樋口日奈さんはメンバーのささいな変化に気づくのがすごく早いです。誰も気づけないところを気づいてくださいますし、空元気すら見抜かれます(笑)。なので樋口さんが話しかけてくださるときは、気持ちを気づかれないように振る舞っているときが多いんですけど(笑)。その優しさは支えになっています。

◆そういうときは相談したり、アドバイスを求めたりすることも?

最近はあまりメンバーに相談しなくなりました。以前は先輩方をすごく頼っていたんですけど、ご卒業が相次いだこともあって、そろそろ私も自立しなきゃなと思って。そうやって少しずつ大人の女性を目指せたらと思っています。

◆最後にもう一つドラマにちなんだ質問を。身の回りのちょっとした悩みがあったら教えてください。

夏場によくやるんですけど、部屋のエアコンを暖房にしてしまうんです。しかも、自分ではなかなか気づかないんですよ。“何か暑いな…”と思いながらも、1日たってようやく暖房だったことに気づいたりして(笑)。多分、実家にエアコンがなかったからだと思うんです。暖房をつけた感じが、エアコンのない実家の感じに似ているので。それは毎年夏になると、10回ぐらいやってしまいますね(笑)。

PROFILE

●くぼ・しおり…2001年7月14日生まれ。宮城県出身。O型。乃木坂46・3期生。『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のメインパーソナリティ、「Seventeen」専属モデルとしても活躍中。主演舞台「桜文」が9/5(月)より上演。主演映画「左様なら今晩は」が11/11(金)公開予定。映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」が2023年公開予定。

作品情報

『塩介と甘実-蕎麦ができるまで探偵-』

Paraviオリジナルストーリー
『塩介と甘実-蕎麦ができるまで探偵-』
動画配信サービス・Paraviで独占配信中

<STAFF&CAST>
脚本:高矢航志、富安美尋
演出:府川亮介
プロデューサー:新井順子、阿部愛沙美

出演:おいでやす小田、久保史緒里(乃木坂46)ほか

<STORY>
「そば処 塩崎」で働く塩崎啓介=塩介(小田)は、女性に弱いお調子者。塩介は石子(有村架純)と羽男(中村倫也)がトラブルを解決する姿に憧れ、店を訪れた客の悩みを推理で解決しようとする。そこに、常連客の東大生・甘露果也実=甘実(久保)も参加していく。

©TBSスパークル/TBS

●photo/田中和子(CAPS) text/橋本吾郎

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧