女優の趣里が主演する連続ドラマ『サワコ~それは、果てなき復讐』(BS-TBS 毎週日曜 午後11時~11時54分)が10月2日(日)よりスタートすることが決定した。
本作は、井上ハヤオキの人気電子コミック「サワコ」をドラマ化。主人公・サワコが元同僚・マチカの人間関係に侵食し破壊していく、愛と復讐に彩られたラブホラーサスペンス。前半はコミックのストーリーを生かし、後半はドラマオリジナルの展開で描く。さらに、原作にはいないキャラクターも登場する。
主人公の深井サワコを演じるのは、唯一無二の存在感を放つ趣里。一見地味で控えめだが、マチカの周囲の人間を術中にはめ、凋落させていく恐るべき人物・サワコを趣里がどう演じていくのかが大きな見どころとなる。
サワコの元同僚・音川マチカ役には、乃木坂46卒業から6年、昨年放送された『婚姻届に判を捺しただけですが』をはじめ、さまざまな映画、ドラマで活躍している深川麻衣。明るい優等生キャラだが、心の中に闇を抱えているマチカも演技力が試される役どころだ。
マチカの恋人・八田雪斗役には、役者としての活動のほか、『王様のブランチ』などの情報番組でも活躍する小関裕太。マチカの弟・音川健介役には、TikTokがきっかけでデビューし、SNSの総フォロワー数は100万超え、俳優としても成長著しい曽田陵介。
マチカの高校時代の同級生で刑事の大津慎司役には、『魔進戦隊キラメイジャー』でデビュー、「ヨウジヤマモト プールオム」のコレクションなど、モデルとしても活躍する庄司浩平。そして、音川健介の美術学校の同級生・五十嵐ノノ役を「smartモデルオーディション2017」でグランプリを受賞、モデル・俳優のほかミュージシャンとしても活動する平井亜門が演じる。
原作コミックと同じく、性的なシーンが随所にある本作。スタッフとしてインティマシー・コーディネーターの浅田智穂を迎え、俳優の安全を守る環境づくりに取り組んでいる。インティマシー・コーディネーターとは、インティマシー・シーン(俳優がヌードになるシーン、またはヌードの有無にかかわらず、疑似性行為や親密な身体的接触のあるシーン)において、俳優の身体的・精神的な安全を守り、監督の演出意図を最大限に実現できるようにサポートするスタッフのこと。日本ではNetflixが先陣をきって導入しているが、テレビドラマでの導入例はまだ多くない。浅田は、日本に二人しかいないインティマシー・コーディネーターの一人だ。
また、クランクイン前には撮影の中心となるスタッフが「リスペクト・トレーニング」を受講。「リスペクト・トレーニング」は、Netflixが全世界で行っているトレーニングで、ある行為がハラスメントであるか白黒をつけるものではなく、相手への「リスペクト」がある行為や言動なのかを関係者全員で立ち止まって考えていくもの。パワハラ、セクハラなど、ハラスメントを防止するための取り組みだ。Netflixからの委託を受けて同トレーニングを提供している従業員支援プログラム(EAP)の専門企業ピースマインド株式会社により実施された。