趣里のサワコは「すごくキュート」(小関裕太)、「憂いがある」(深川麻衣)『サワコ~それは、果てなき復讐』会見

ドラマ
2022年09月17日
『サワコ~それは、果てなき復讐』

10月2日(日)スタートの趣里主演ドラマ『サワコ〜それは、果てなき復讐』(BS-TBS 毎週日曜 午後11時〜11時54分)の会見が行われ、趣里、深川麻衣、小関裕太、曽田陵介、庄司浩平、平井亜門、松本怜生が登壇した。

本作は、井上ハヤオキの人気電子コミック「サワコ」をドラマ化。主人公・サワコが元同僚・マチカの人間関係に侵食し破壊していく、愛と復讐に彩られたラブホラーサスペンス。前半はコミックのストーリーを生かし、後半はドラマオリジナルの展開で描く。

ラブホラーサスペンスな作品とは打って変わり、和気あいあいな雰囲気で会見がスタート。同学年でO型、20歳からこの芸能の仕事を始めたところなどにシンパシーを感じたという趣里と深川に、まずお互いの役の魅力についての質問が。マチカの魅力について、趣里は「まず深川さん自身に魅力があるので、お芝居面で助けられていました。マチカは本当にまっすぐでみんなが憧れるような女性。私が思うにどこか憂いのある感じが魅力的で、サワコはそういう部分に引かれているのかな?」と。

いっぽう、サワコの魅力について深川は「憂いという言葉を使ってくれたんですけど、サワコにも憂いを感じていて、漫画もオリジナル要素も入ったドラマのサワコも人の心にいつの間にか滑り込んでいるような、気づいたら人の懐に入っているような不思議な存在感のある人」と明かした。

『サワコ~それは、果てなき復讐』趣里

撮影時の印象的なエピソードを問われると、趣里が「“小関神(しん)”と呼ばれていて、小関さんがいると現場のみんなが幸せになれる空気清浄機のような方なんです」と。それに対して、小関は「照れくさいですね(笑)。僕は週に1、2回の参加だったんですけど、気づいたらこの呼び名が浸透していて、なかなか小関と呼んでもらえない珍しい現場でした」と返す。

そんな小関は「原作はホラー要素がすごく強くて、主人公のサワコの目が大きかったり、インパクトがあって、出てくるたびに怖い存在だなと思わされることが多いんですが、ドラマ化されてからの印象は、日常にすごくサワコがとけ込んでいるんです」と。

続けて「『自分の周りにもこういう人がいるんじゃないか』『自分自身はどうなんだろう』と思わされるようなナチュラルな世界観になっているのが、より怖いなというふうに思います。現場で客観的にそういう恐怖を感じていました。僕自身が演じる雪斗も爽やかに明るくいい人に描かれているんですけど、回が進むごとに人間味や面白みが出てきます」ときれいにまとめ、周りから「すばらしい!」と声があがった。

『サワコ~それは、果てなき復讐』

曽田は「趣里さんと同じシーンが多くて、芝居の相談に乗ってくれるんです。思い切って姉貴って呼んだら、“おりょう”って呼んでくださって、一気に距離が縮まったなと思ってうれしかったです」と笑顔。

庄司は深川との食事シーンをあげ、「カメラに(手元が)映らないカットで、サラダを取り分けてもらうのをほほ笑ましく待っているところなんですが、リハーサルのときに、自分の盛ってもらったお皿を見たら8割スプラウトで(笑)」と告白。深川は「スプラウトがこんもり盛られていて、レタスまでたどり着けなくて…」と弁解していた。

平井は、突然「庄司君が好き」と告白。庄司が撮影のオフの日でも現場へ見学に来ていたエピソードをあげ、「22歳でこんだけ色気あって、しっかりしていて好きになりましたし、僕もちゃんとしなきゃなと背筋が伸びました」と刺激を受けたことを明かした。

これに庄司は「まとめて撮影して、お休みがあってという感じだったので、皆さんがどうアプローチしているのか気になったのと、直接関わらない方もどんなお芝居をされているのかなと。普通に過ごすよりも密なコミュニケーションが取れましたし、すごく勉強になる時間でした」と語る。

後半戦からの登場となる松本は「趣里さんとお会いしたとき、衣装替えが隣だったんです。僕はシャツの衣装が多いんですけど、その時もシャツの衣装で、上裸にシャツのボタンを空けたまま、趣里さんにファーストコンタクトで『僕と飲みに行きませんか?』とボケてみたんです」と。

「そうしたら、趣里さんに『ミナミのホストか!』ってツッコんでいただいて(笑)。そこで距離がすごく縮まりました。深川さんとも、撮影の合間におなかが鳴っちゃうって笑いをこらえたりしていました」と述べ、会場が笑いに包まれた。

記者から「サワコを演じるに当たって難しかったことは?」と問われ、趣里は「サワコという役を0から100まで理解しようとすると難しいところがどうしても出てきてしまうので、そこは監督にゆだねたりとか、共演者の皆さんから引き出してもらったりしていました」とみんなで作り上げていったことを明かす。

そして「サワコの精神というのはたぶん理解されないと思うんですけど、彼女なりの痛みをちゃんと持っていようとか。サワコなりの理由があって、せりふを言っているとか、行動を起こすとかというのは常に感じていました」とサワコに寄り添っていた様子。

『サワコ~それは、果てなき復讐』

そんなサワコについて、小関は「すごくキュートに映っていました。元恋人ということで、原作とは違う日常に溶け込んでいる照れるサワコっていうのはかわいらしいなって思うような部分がたくさんあって。酔っぱらうシーンはすごくリアルでした」と。

深川は「至近距離で向かい合うお芝居が多い中、目がとても魅力的で、サワコが乗り移っている趣里ちゃんと向かい合ったときに、思わず目に飲み込まれそうな瞬間が何度もあって、複雑ないろんな思いを抱えた目が映像にも映っていると思うので、皆さんにも見てほしいです」とアピールした。

テレビドラマで今回初導入されたインティマシー・コーディネーターのサポートについて問われると、趣里は「事前に監督の意向と具体的にどういうことをしてほしいか、シーンによっては絵コンテを見られて想像できたり。現場に行って、そういうこともするの!? みたいなことがなかったです。事前に確認してもらうことで、安心感がありましたし、現場にも来てくださって、心強くケアしてもらえました」と明かした。

番組情報

『サワコ ~それは、果てなき復讐』(全10話)
BS-TBS、BS-TBS 4Kで同時放送
2022年10月2日スタート
毎週日曜 午後11時~11時54分

<出演>
深井サワコ…趣里
音川マチカ…深川麻衣
八田雪斗…小関裕太
音川健介…曽田陵介
大津慎司…庄司浩平
五十嵐ノノ…平井亜門
槇原一臣… 田邊和也
松村明乃…金井美樹
音川須美…赤間麻里子
音川智治…岩谷健司

藪池徹…長尾卓磨
藪池優一…松本怜生
藪池瑞希…中澤実子
ほか

原作:『サワコ』井上ハヤオキ(マンガボックス)
脚本:坪田文、武田樹里、武井彩、蓼内健太
監督:滝本憲吾、藤澤浩和、中村圭良
音楽:牧戸太郎
インティマシー・コーディネーター:浅田智穂
プロデュース:鈴木早苗(BS-TBS)、有我健(BS-TBS)
藤島陽子(AOI Pro.)、森田美桜(AOI Pro.)
製作:BS-TBS、AOI Pro.

番組公式サイト:https://bs.tbs.co.jp/sawako/
番組公式Instagram:https://www.instagram.com/sawako_bstbs/
番組公式Twitter:https://twitter.com/sawako_bstbs
BS-TBSドラマ公式TikTok:@bstbs_drama

この記事の写真

©BS-TBS

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