岡田将生&中井貴一の11年ぶり共演は運命だった!?「毎日2人で楽しく、大きな愛に包まれて」『ザ・トラベルナース』制作発表

ドラマ
2022年10月14日
『ザ・トラベルナース』

岡田将生主演、中井貴一が共演するドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系 毎週木曜 午後9時〜9時54分)が、10月20日(木)にスタート。放送に先駆け、10月13日に制作発表記者会見が開催され、岡田と中井をはじめとするメインキャスト11人と脚本を手掛ける中園ミホが登壇した。

手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いけどアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩(岡田将生)。そして、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多きうそつき(!?)スーパーナース・九鬼静(中井貴一)。

本作は、そんな熱き哲学を持った2人の「優秀&変人トラベルナース」が、患者ファーストで医療現場を改革していく痛快医療ドラマだ。

このたび、本作の制作発表記者会見が10月13日に開催され、岡田と中井、菜々緒、安達祐実、恒松祐里、泉澤祐希、宮本茉由、野呂佳代、浅田美代子、寺島しのぶ、松平健、中園ミホが登壇。

まず、中園が「昨年、『ドクターX~』のコロナの取材の時に、ご自身もコロナにかかられて死線をさまよったスーパードクターの先生が、医者の仲間ではなく、すごいナースに命を救われたっていうお話をしてくださったんです。その先生から、アメリカには“トラベルナース”というトランク1つを持って病院を渡り歩くナースたちがいるという話をその時に伺って、『あれ、これドラマになるな』と思って…」と本作が生まれた経緯を説明。

続けて「既にドラマは3話まで出来上がっていて、私も(映像を)見させていただいたのですが、1話につき5回ぐらい見ちゃって(笑)」と、「歩と静の兄弟漫才のようなやりとり」や「ナースハウスでのわちゃわちゃ感」「院長(松平)と事務長(浅野)、太郎(泉澤)の関係性」などの見どころを挙げ、「私が一番ファンになっている」と太鼓判を押した。

それを受け、司会者が岡田に「今のお話をどんなふうに聞いていましたか?」と問いかけると、岡田から「座って聞いていました」とまさかの天然発言(?)が。会場が笑いに包まれる中、「ごめんなさい!」とひたすら恥ずかしそうにしていた岡田だったが、すぐに仕切り直し、「とてもうれしいですし、脚本を読ませていただいてから、貴一さんとの掛け合いのシーンを楽しみにしていました」と振り返った。

相方を演じる中井も「兄弟漫才か親子漫才かは分からないのですが、テンポの良さを意識しつつ、日常的なナースの仕事を一番大事にしながら、ちょっと非現実的な空間も作っていこう、というふうに努力をさせていただいています」と語った。

『ザ・トラベルナース』岡田将生

オファーを受けた際の心境について、岡田は「一番最初に内山(聖子)プロデューサーと中園さんとお話をした時から、誰よりも作品を愛して、スタッフ、キャストと共に作品を作り上げていこう、と撮影を楽しみにしていたので、全力でお芝居を楽しみながら皆さんと作っていくこの環境がすごくうれしいです」と。「先程はよく分からない回答をしてしまったのですが(笑)、こんなちょっとドジな33歳の僕を皆さんが優しく見守ってくださって、本当に感謝しております」と笑顔を見せた。

現場での岡田と中井の様子を問われると、浅田は「本当にお2人は仲が良くて、現場も初対面の方々がいっぱいいらっしゃるはずなのに、もうチームが出来上がっていて、素晴らしいなと思いました。岡田君はかわいいし、中井さんは妙に面白くて、本当にこのコンビいいなぁと」と絶賛。松平も「親子のような関係っていうんですかね。大変仲がいいと思いました」と2人の抜群の関係性を明かした。

撮影時の印象的なエピソードに話題が及ぶと、寺島から「ナースハウスではご飯をいただきながら撮影するシーンが多かったんですけど、なんせ野呂さんがすごい食べるんですね。『そんなに無理しなくていいんだよ』って言うんですけど、『無意識に全部食べちゃう』って言うんです(笑)」とタレコミが。

続けて「ナースハウスでのシーンはいつも女子会みたいになっちゃうんですけど、その中に岡田君と中井さんがいらして、『どうしたらいいのか分からない』という顔をされているのをいつも楽しく見ていました」とエピソードを披露した。

そんな野呂は「この作品が本格女優デビュー」と意気込みつつ、「岡田君は、私がドラマにあまり慣れていない部分もあるので、すごく気を遣ってくれてありがとうという気持ち。中井さんは、食卓のシーンで巻き起こる“中井貴一さん小噺”がめちゃくちゃ面白くて、その話をみんなで何日も引きずっていました(笑)」と。

「中井さんが経験してきた面白エピソードみたいなのをお話してくださるのですが、それに思いっきりハッキリ言う寺島さんのツッコミもめちゃくちゃ面白くて。撮影以外でもすごく楽しかったので頑張れた思い出があります」と感謝の思いを述べた。

『ザ・トラベルナース』中井貴一

続けて、約11年ぶりの共演となる岡田と中井に、「あらためてそれぞれの印象は?」という質問が。岡田は「11年前から、貴一さんの作品や現場に対する姿勢にはとても品があって、深く物事を考えながら向き合っていく姿がカッコよくて…。貴一さんみたいな俳優になりたいなと常々思いながら、今回も一緒にやらせてもらっていました」と。

対する中井からは、11年前の共演時に「一緒に占いに行った」というユニークな思い出話が。そして、「僕が社長、岡田君が経理という体で帽子を被って行ったんですけど(笑)、占い師の方が岡田君に『この人の会社辞めちゃだめよ』って、『2人でちゃんとやっていってください』って言っていたんです。そんな記憶がすごくあって…」と今回の再会への喜びを明かした。

そして「僕たちの年になってくるとバトンを渡す世代になるのですが、今回、静と歩もバトンを渡すという関係性なんです。なので役者としてもクロスしながら、毎日2人で楽しく、皆さんの大きな愛に包まれながらやらせていただきました」と感慨深げに語った。

また、「医療従事者が過酷な状況に置かれている中、どのような思いで役に向き合っているか?」という質問に、岡田は「まだまだ大変な状況が続いていますが、その中でナース役をやらせていただけることがうれしくて。だからこそ、どのシーンも貴一さんと共に『なるべくうそがないように作っていこう』と、ずっとやっていました。とても(医療従事者の方を)リスペクトしていますし、ご期待に添えるようなドラマにしたいなと思いながら3か月間やっています」と。

いっぽう、中井は「この作品は医療ドラマでは僕はないと思っている」と真っすぐに回答。「僕は、医療に携わる人間というよりも、根本的に人間としてどうあるべきか、ということをこのドラマの中で言っている気がするんです。もちろん、ナース方々はこんなことを考えて、こんなことをやっていらっしゃるんだ、という奥深さはあります。これを見て皆さんが『頑張ろう』と思ってくださるのもうれしいですが、『もう1度初心に返ってみて』と、人が忘れかけているものをもう1度問い直す、そういうドラマになっていると思います」と作品に込められたメッセージを明かした。

そのほか、会見ではナースチームと医師チームに分かれて「聖徳太子ゲーム」などで盛り上がり、最後に岡田があいさつ。「お医者さんが出ているドラマの醍醐味というとオペのシーンだと思うのですが、僕らナースはオペ室の前まで患者さんに寄り添い、患者さんと歩んでいく、そんなドラマです。そこもひとつ見どころなので、ぜひこのドラマをどうぞよろしくお願いします」とメッセージを寄せ、会見を締めくくった。

『ザ・トラベルナース』

番組情報

『ザ・トラベルナース』
2022年10月20日(木)放送スタート
毎週木曜 午後9時~9時54分 ※初回は10分拡大スペシャル

公式Twitter:@the_travelnurse
公式Instagram:https://www.instagram.com/thetravelnurse_ex/

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