矢野奨吾&石井孝英インタビュー「“アオハル”が成長していく過程をぜひ見守って」『Prince Letter(s)! フロムアイドル 2nd』

特集・インタビュー
2022年10月17日
左から)石井孝英、矢野奨吾 ©フロムアイドル

音楽と手紙で紡がれる文通アイドルプロジェクト「Prince Letter(s)! フロムアイドル」(通称:プリエル)。アイドル志望者が集う“ネット禁止”の常和歌学園を舞台に、亜月アキト(CV:土田玲央)、yuzu(CV:堀江瞬)、冥王院シン(CV:土岐隼一)からなるユニット・STAr(s)!の生きざまや葛藤、仲間たちとの絆を描いている。

今夏から開始した第2シーズンでは、鏑木シュウ(CV:豊永利行)と鋳田須ナツトラ(CV:増田俊樹)からなる学園トップのアイドルユニット「柊虎」だけでなく、学園の新入生・ハルキとアオイからなる「アオハル」が登場。現在配信中の物語では、ハルキのアオイの出会いから、初めてライブに挑むまでの軌跡が描かれている。

そしてこのたび、ハルキ役を演じる矢野奨吾さん、アオイ役を演じる石井孝英さんにインタビュー。今後の注目ポイントやアイドル楽曲「初恋プレリュード」について、さらにお互いが抱える“秘密”についてなどを聞きました。


◆まず、それぞれの役どころと、役に感じた印象を教えて下さい。

矢野奨吾:ハルキは常和歌学園の受験に一度落ちてしまったものの、シュウ先輩主催のオーディションで選ばれて転入してきた経歴を持つ子です。そして、この学校にはアイドルとしてとある明確な”目的”を持ってきているので、自分と正反対のアオイをなかなか受け入れることができなくて…。ただ、ハルキのその“目的”というのも、本音と建前じゃないですけど、自分の中でまだ感情が追いついていない中で、アオイという新たな存在の登場に戸惑いを隠せずにいる。とても繊細な子だなという印象ですね。

石井孝英:アオイは記念受験として常和歌学園を受験したところ受かってしまって、自分にはアイドルの才能があるんじゃないかと張り切るんですけど、実際はなかなかうまくいかず、裏方の職業に就こうと早々にアイドルを諦めてしまうんです。最初に設定資料をいただいた時は気弱な子という印象を受けたのですが、演じていくうちに、気弱なのではなく流されやすい子なのかなと。自分のやりたいことというのもありながら、周りに影響されやすい部分もあり、いわゆる”現代っ子”だなと感じながら演じておりました。

矢野奨吾 ©フロムアイドル

◆現在配信中の『Prince Letter(s)! フロムアイドル 2nd』の物語の中で特に注目してほしい部分は?

矢野:アオイとハルキの出会いから、話数を重ねていくごと距離が縮まり、絆が深まっていくのが明確に見える部分です。定期公演「ノヴァ」に向けて一緒に成長していく過程というのをぜひ見守っていただきたいなと思います。

石井:同じく、2人の成長過程を見ていただきたいのはもちろんなのですが、僕は6話で初めて2人がライブに出るシーン。うまくいかずに泣いて悔しがるハルキとは対照的に、アオイは「アイドルって楽しい」と思うんですよね。一度は諦めたはずが、初めてハルキと一緒にステージに立ったことで、「やっぱりアイドルになりたい」という気持ちが芽生える大事なシーンなので、ここは必聴かなと。

◆10月16日より、後半のボイスドラマ7話から10話までの一挙配信が先行配信されました。後半の物語では、どのように2人がアイドルとして成長していくのかとても楽しみです。

矢野:7話からいよいよ「アオハル」として本格的に活動を始めますが、アオイの過去が明らかになったり、シュウ先輩にある疑念を抱いたりと、さまざまな壁にぶち当たる瞬間が出てきます。そんな中で、ハルキはアイドルというものに対して自分の“本音”に気づき、衝突しながらもアオイと共に壁を乗り越えていく。そんな2人から何かを感じとっていただけたらと思います。

石井:これまでのアオイは軸がぶれぶれで、ファンの方々もフラストレーションが溜まるシーンがあったと思うんですけど(笑)、アオイは傷を負いながらも、間違いを犯しながらも、ファンの方からいただいた1通の手紙をきっかけにある決心を固めます。特に、第10話では今までにないくらい凜としているアオイを表現できたと思うので、ぜひしっかりと聞いていただけたらうれしいです。

◆10月30日(日)に開催される「ストーリーライブ~私立常和歌学園定期公演『ノヴァ』2022~」にはお2人も出演されますが、アイドル楽曲「初恋プレリュード」を初披露されるとお聞きしました。

石井:はい! 実はこの楽曲はシュウ先輩がプロデュースしてくださっていて、「アオハル」というユニット名の楽曲として、「まさにその通り!」というような、すごく爽やかな楽曲になっています。2人が出会ってから今までの軌跡だったり、本編とリンクしているフレーズも多いので、2人を象徴する楽曲という印象ですね。

矢野:そして、タイトルに「プレリュード」と入っているだけあって、序章やはじまりを予感させる、希望のあふれる楽曲展開になっているなと。本当に、アオハルにぴったりだなと思います。

石井孝英 ©フロムアイドル

◆「プリエル」ではメインキャラクターそれぞれが”秘密”を抱えて学校生活を送っていますが、お2人の“秘密”を教えてください。

石井:僕のファンの方々には知れ渡っていることではあるのですが、2年前くらいのステイホームをきっかけに体重が8キロほど増えました!(笑)。3~4年前に比べると逆に健康的な体にはなっているのですが、おなかがぷよぷよしております…。筋トレをしているのでゆくゆくは筋肉になっていくと思うんですけど、今はまだつまめる状態ですね(笑)。

矢野:(笑)。僕は、先日1人でファミレスに行ったんですけど、そこで好きなアイドルグループからメンバーさんが卒業されるという番組を(スマホで)見ていたら、思わずファミレスで涙してしまいまして…。食べたり飲んだりもしていたのですが、安いことで有名なお店だったんですけど、お会計が4500円くらいになっていたんです! その金額にびっくりして、感情がぐしゃぐしゃになりました(笑)。

◆すてきな“秘密”のエピソードをありがとうございます!(笑)最後に、「プリエル」にまだ足を踏み入れていないというファンの方々へ、ぜひ注目ポイントのアピールをお願いします。

石井:今のアイドルの話の延長線上じゃないですが、やはりキャラから直筆の手紙が届くというところですよね。こんな経験、「プリエル」しかできません! 僕ら「アオハル」はまだ文通部ではないのでお手紙のやりとりができないのですが、これがこのコンテンツの一番の魅力だなと。そして、現実と常和歌学園の時系列が絶妙にリンクしていたり、“ポエトリーリーディング”というのもこのコンテンツでしか味わえないものなので、ぜひそういった「プリエル」だけの魅力を経験してほしいなと思います。…どうですか、先輩(笑)。

矢野:石井君が全て言ってくれました(笑)。僕も最初から一貫して「プリエル」の魅力というのはお手紙というところにあるなと思っていて。キャラからお手紙をもらえるというのはすごく魅力的だし、香水が振りかけられているというのも、より身近にそのキャラを感じられますよね。僕ら自身、ファンの方々からいただくお手紙に支えられているので、皆さんにもぜひ受け手となってその喜びを感じていただけたらなと。アナログでしか伝えられないことというのもあると思うので、今の時代だからこそ、お手紙のやりとりというものを楽しんでいただけたらなと思います。

SPECIAL TOPIC

左から)石井孝英、矢野奨吾 ©フロムアイドル

お2人の「プリエル」内の推しキャラとその理由は?

石井:冥王院カイ(CV:小林千晃)
ゲストという位置づけにしてはキャラが濃すぎます!(笑)。特に「ヤンデレ入ってるんじゃないか?」と思うくらい、弟(シン)のことが好きすぎているところが…(笑)。小林さんがインタビューで「スタッフさんに『好き勝手やっていい』と言われたので、僕はこう演じました」というようなことをおっしゃっていたので、小林さんが自らで作り上げられたキャラだと思うのですが、僕はあの感じがすごく好きですね。ただ、僕にも姉がいるのですが、自分のきょうだいをあそこまで愛せる感覚はないかなと…(笑)。

矢野:鏑木シュウ
それはもう一択でシュウ先輩です!(笑)。ハルキはシュウ先輩のおかげで常和歌学園に入ることができましたし、演じられているのが事務所の先輩の豊永利行さんなので。そして、豊永さんの後輩である僕をキャスティングしていただいたのも、シュウとハルキの関係性からということなので、ここはシュウ先輩とさせていただきます(笑)。あと、管理人さんも気になりますね。劇中でちょこちょこ絡んではいるのですが、実態が知れないと言いますか、やはりミステリアスな存在です。

PROFILE

矢野奨吾
●やの・しょうご…1989年3月19日生まれ。徳島県出身。スーパーエキセントリックシアター(SET)所属。
公式Twitter:https://twitter.com/yano_0319

石井孝英
●いしい・たかひで…1993年6月3日生まれ。茨城県出身。WITH LINE所属。
公式Twitter:https://twitter.com/takahide63/

●text/片岡聡恵

作品情報

「Prince Letter(s)! フロムアイドル」
ボイスドラマ『Prince Letter(s)! フロムアイドル 2nd』配信中
ダウンロードURL:https://zula.lnk.to/zM2mFz
※ボイスドラマは現在フロムアイドル公式チャンネルにて一挙配信中(11月6日まで)

出演:鏑木シュウ(CV:豊永利行)、鋳田須ナツトラ(CV:増田俊樹)、ハルキ(CV:矢野奨吾)、アオイ(CV:石井孝英)ほか
企画・製作:松竹株式会社 イノベーション推進部

イベント情報

「『Prince Letter(s)! フロムアイドル』ストーリーライブ ~私立常和歌学園定期公演『ノヴァ』2022~」
日時:2022年10月30日(日)開場16時 開演17時
場所:埼玉県・ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールA
<チケット発売中>
①グッズ付き学園外関係者鑑賞券 12,000円(税込)
※数量限定/公式オリジナルペンライト1つ付き
②学園外関係者鑑賞券 8,500円(税込)

公式HP:https://www.prince-letters.jp/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC92n05BSTkHjn_KJdZm20Sg

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧