11月29日(火)スタートの夜ドラ『作りたい女と食べたい女』(NHK総合 毎週月曜~木曜 午後10時45分~11時)の主演を比嘉愛未が務め、演技初挑戦となる西野恵未が共演することが決定。コメントが到着した。
4月にスタートしたNHKのドラマ枠「夜ドラ」では、毎朝放送の連続テレビ小説“朝ドラ”と同じように、15分という短い時間で楽しめる内容を平日の月曜~木曜の夜に放送中。11月29日からは、新シリーズ『作りたい女と食べたい女』がスタートする。
原作は、主要マンガランキングで上位を飾り、SNSでも「つくたべ」として親しまれるゆざきさかおみの「作りたい女と食べたい女」。料理を「作る」ことが好きな女性と、「食べる」ことが好きな女性。彼女たちの日常や交流を通して、女性を取り巻く現実や、女性同士の連帯、2人の間で育まれる恋愛を描く。10代女性やアラサー女性の心の機微を繊細に描いてきた山田由梨が脚本を担当。
2007年放送の“朝ドラ”『どんど晴れ』でヒロインを務めた比嘉愛未が、30代の等身大の女性「作りたい女」こと野本さん役で主演。オーディションで選ばれた西野恵未が、「食べたい女」こと春日さんを演じる。「たくさん料理を作りたい」「お腹いっぱいご飯を食べたい」という2人が出会うことで訪れる変化とともに、物語の中心には2人が作り、食べるおいしそうな料理の数々が登場する。
料理が大好きだが、ひとり暮らしで少食のため「もっとたくさん作りたい!」と日頃から感じていた野本さん(比嘉)。ある日、職場でのストレスから食べきれないほどたくさんの料理を作ってしまう。思い浮かんだのは、同じマンションに住んでいる女性・春日さん(西野)。思い切って声をかけたことから2人の交流が始まり、豪快な食べっぷりの春日さんと過ごすうち、野本さんは自分が抱いている思いに気づいていく。
発表にあたり、比嘉は「社会や周りの価値観と、自分自身との間に生まれる矛盾や葛藤。30代女性のリアルな日常を繊細に描かれているのもとても魅力的で、今のわたしだからこそ表現できることがあるのではないかと、そして、今回ご一緒した西野恵未さんとの出会いにもご縁を感じました。ぜひ『つくたべ』の世界観に皆さまも浸ってもらえたら幸いです」とメッセージを寄せた。
西野も「それぞれが歩んできた人生や、野本さんと春日さんが出会うことで少しずつ育まれる関係性があたたかい温度感を通して伝わる作品だと思います。2人の生活を、ぜひのぞきに来てください」と語った。比嘉と西野、原作者・ゆざきさかおみ、脚本・山田由梨、制作統括・坂部康二によるコメント全文は以下を参照。
主演・比嘉愛未 コメント
ごはんを作って食べる。
生きていくうえで必要な時間を誰と過ごすか。
この作品に触れて、大切な人と一緒にごはんを食べることがどれだけ幸せなことなのかを改めて感じました。
社会や周りの価値観と、自分自身との間に生まれる矛盾や葛藤。
30代女性のリアルな日常を繊細に描かれているのもとても魅力的で、今のわたしだからこそ表現できることがあるのではないかと、そして、今回ご一緒した西野恵未さんとの出会いにもご縁を感じました。
お芝居未経験にも関わらず、自分らしく春日さんとして存在してくれた彼女にとても救われました。
生きていると、ときにご褒美のような出会いに恵まれることもあるから不思議ですね。
ぜひ「つくたべ」の世界観に皆さまも浸ってもらえたら幸いです。
毎回出てくるおいしそうな料理たちを見て、深夜におなかがぐーぐー鳴っちゃうかもしれませんのでご注意を笑
西野恵未 コメント
今回春日さん役を演じさせてもらいました、西野恵未と申します。はじめまして。
個人的には初めての演技とドラマ出演ということで、日々新しい出来事にワクワクしながらチームの皆さんと一緒に春日さんという役を作り込み、撮影に挑みました。
そして、比嘉愛未さんは私にとって初めてできた俳優の先輩です。出会えてよかった!と心から思っています。
劇中ではおいしそうな料理がたくさん出てきますし、比嘉さん演じる野本さんと春日さんがその料理を一緒に食べながらストーリーが進んでいきます。
それぞれが歩んできた人生や、野本さんと春日さんが出会うことで少しずつ育まれる関係性があたたかい温度感を通して伝わる作品だと思います。
2人の生活を、ぜひのぞきに来てください。
この作品がたくさんの人に届きますように。
原作・ゆざきさかおみ コメント
「作りたい女と食べたい女」がNHK夜ドラ枠で実写ドラマ化することになりました!
漫画でしかできない表現、映像でしかできない表現、それぞれがあり、野本さんと春日さんの新たな一面が見られるのかと思うとうれしくてなりません。
一視聴者としてふたりに会えることをとても楽しみにしています!
脚本・山田由梨 コメント
脚本依頼のお話をいただいたとき、自分自身が「つくたべ」の一読者であり、大好きな作品だったので、非常に驚きうれしく思いました。 それと同時に、ゆざき先生が大切にされているジェンダー観や、他者への繊細な思いやり、優しさなど、この作品の世界観をしっかりと守りドラマでも丁寧に伝えなければいけないと奮い立ちました。
この作品を心の支えに感じている原作ファンの方々が、たくさんいらっしゃると思います。そのようなみなさんにも、ドラマ化で初めて「つくたべ」を知る皆さんにも、楽しんでもらえる作品になるようにと思いながら脚本を書きました。楽しんでいただけたら幸いです。
制作統括・坂部康二 コメント
ドラマで描かれる女性像は、どんどんアップデートされています。男性主人公を支えたり、恋の相手としてだけ存在するのではなく、また女性同士がいがみあってマウンティングし合うのでもなく。ゆざきさかおみさんの「作りたい女と食べたい女」を読んで、現代女性の“物語”として、とても魅力を感じ、ぜひドラマとして描きたいと思いました。
女性同士の連帯や絆とともに、これまでドラマとして取り上げられることの少なかった女性同士の恋愛を、ゆっくりゆっくり、丁寧に表現していきます。この物語を必要とする誰かに届けられるように、誠心誠意つくります。
番組情報
夜ドラ『作りたい女と食べたい女』(全10話)
NHK総合
2022年11月29日(火)~12月14日(水) 毎週月曜~木曜 午後10時45分~11時
※全エピソードをNHKプラスでも配信
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