スーツケースひとつで各地を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランスの看護師=トラベルナースの活躍を描く痛快医療ドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系 毎週木曜 午後9時~9時54分)。
岡田将生さん演じる、仕事はできるが態度が大きい意識高い系ナース・那須田歩と、中井貴一さん演じる、圧倒的なスキルを持つ謎のスーパーナース・九鬼静が、慣習にとらわれて凝り固まった病院を、患者ファーストで医療現場を改革していく。
TV LIFE webでは、そんな物語の舞台となる「天乃総合メディカルセンター」で働くナース・医師役を演じる女性キャスト5名にリレーインタビューを敢行。今回は、今夜放送の第3話で、ナースとしての葛藤や苦悩と向き合う新米ナース・向坂麻美役を演じる恒松祐里さんにお聞きしました。
◆今回、麻美を演じるに当たって意識したことを教えて下さい。
麻美ちゃんは、まだ2年目のナースということもあり、他のナースの方々と比べると経験が浅く、ついあたふたしてしまうこともあるような子です。私もナース役を演じることが初めてだったので、そんな自分自身とリンクさせながらお芝居をしています。まだできないことはたくさんあるけれど、心優しく、患者さんと真摯に向き合うことのできる子なので、そういう部分も大切に演じていきたいです。
◆ナース役に初挑戦ということで、今までナースの方に抱いていたイメージと実際に演じてみてギャップを感じた部分などはありましたか?
実は私、病院にお世話になったことが今までほとんどなく、今まで見てきたドラマや漫画のイメージで皆さん一律に“白衣の天使”というイメージだったんです。ただ、この撮影に入る前にいろいろと調べていく中で、ただ“白衣の天使”なだけではなく、“ナース”という言葉の中にもさまざまな意味があるのだなと。そして、このドラマのナースチームのように、性別を問わずいろいろなタイプの方がいるということを知ることができ、よりこのお仕事に興味が湧きました。今後病院にお世話になった時には、じっくり皆さんの姿を拝見したいですし、何かお話ができる機会があったらいいなと思います。
◆第3話ではナースとしての葛藤や苦悩が描かれますが、麻美がひと皮むける、大きな回に当たるのでしょうか。
そうですね。3話での麻美ちゃんは運気がだだ下がりで、嫌なことが続きに続き、自分のせいではないことも全部「自分のせいだ」と抱え込んでしまって…。誰にも相談できず、どんどんと落ちていってしまう、真面目な麻美ちゃんゆえの苦悩が描かれています。1~2話での麻美ちゃんは“まだまだ”でしたが、3話ではそんな大きな壁を乗り越えようと奮闘する、今後の成長につながっていく大切な回です。
◆それでは、今後の麻美のナースぶりにも注目、ということですね。
はい。歩さんと静さんのそばで勉強させていただくことで、自分の駄目な部分と前向きに向き合えるようになるといいますか。だんだんと手際が良くなってきたり、テキパキと仕事をこなせるようになったりと、せりふがないところでも見える変化が出てくると思います。
◆制作発表会見の際にも「ナースチームはとても仲がいい」と皆さん口を揃えておっしゃられていましたが、今までで特に印象に残っている出来事を教えて下さい。
もう、本当にたくさんあります。ムードメーカーはやはり(森口福美役の)野呂(佳代)さんなのですが、“叩けば音が出る”という感じでどんどんといろんなことを振っていく監督と、それに挑む野呂さんという構図がとても面白いんです(笑)。それこそ、貴一さんもよく「野呂、お前はここをどうやるんだ?」と問いかけていますね(笑)。
◆そんなほほ笑ましい皆さんの関係性がドラマからも如実に感じられますし、特にナースハウスでのシーンはホッと癒されます。
皆さんお芝居の相性もとても良く、台本には書かれていないささやかな掛け合いだったり、目線でのコミュニケーションというのも楽しくて。ナースチームは一緒に働いているだけでなく、一緒に暮らしてもいるので、そういった仲むつまじさをぜひ楽しんでいただけたらと思いますし、私たち自身も家族のように和気あいあいと撮影しています。
◆岡田さんをはじめ、ナースチームの皆さんといる時の恒松さんはどのような立ち位置なのでしょうか。
私は少し遅れてチームに入ったのですが、その時には既にチーム感ができ上がっていて、そこに入れるか不安もあったのですが、快く仲間に入れてくださったのでとてもうれしかったのを覚えています。ただ、もう既にボケもツッコミもいらっしゃったので、私はそんな皆さんを“見て楽しむ”キャラクターです(笑)。
◆恒松さんから見て、歩と静のコンビ感はいかがですか?
もう完璧です。本当に、ずっと見ていたいコンビネーションだなと。お2人の関係性が抜群なのはもちろん、特に小競り合いのようなシーンがとても面白くて…。撮影中、そういうシーンの段取りでは毎回全員爆笑していて、「これ、本番耐えられるかな」みたいなことを言い合いながら本番に臨んでいます(笑)。
◆そんな歩と静のコンビネーションもまさに見どころのひとつかと思いますが、恒松さんの思う本作の魅力を教えて下さい。
このようなドラマではお医者さんが主役として描かれることが多いと思うのですが、この作品を通して、私自身、今まで知らなかったそのナースの皆さんの日常や苦悩を知ることができました。患者さんの一番近くにいるナースたちの活躍を通して、人と人との触れ合いの温かさをあらためて実感できますし、真面目なメッセージもありながらも、クスっと笑えるテンポの良い掛け合いなどもあり、楽しく見ていただける作品になっていると思います。
SPECIAL TOPIC
Q.作品名の“トラベル”にちなみ、共演者の皆さんと“女子旅”に行くとしたら、どこに行って、どんなことをしたいですか?
温泉に行きたいです! 熱海とか箱根とか、近場で車で簡単に行けるところで、おいしいご飯を食べたり、お風呂に入ったり、ただただのんびりできたらいいなと。何かアトラクションに乗ったり、アクティブなことをしなくても、お話しているだけで楽しいメンバーなので、撮影の疲労をゆったりとみんなで癒したいですね。旅の盛り上げ隊長は…野呂さんと(愛川塔子役の)寺島(しのぶ)さん。私はお2人についていくのみです!(笑)。
PROFILE
恒松祐里
●つねまつ・ゆり…1998年10月9日生まれ。東京都出身。B型。近作は連続テレビ小説『おかえりモネ』、『泣くな研修医』(テレビ朝日系)、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』、映画「きさらぎ駅」など。12月配信予定のNetflixシリーズ『今際の国のアリス シーズン2』に出演。
●photo/徳永徹 text/片岡聡恵 stylist/髙橋志織 hair & make/稲月聖菜(MARVEE)
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2022年11月10日(木)午後11時59分
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