2023年1月7日(土)から葵わかな主演で『三千円の使いかた』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)がスタートすることが発表された。
このドラマは、姉妹、母、祖母という御厨家の三世代の女性たちが、それぞれ直面する人生の悩みに正面から向き合い、コツコツ節約をして貯金し、その夢をかなえるために奮闘する物語。
今を楽しく生きることだけしか考えていない次女に、結婚と子育ての真っただ中にいる長女、さらに更年期に熟年離婚危機を迎えてしまっている母に、生きがいを失い退屈な日々を過ごし、先の人生不安しかない祖母。御厨家の女性たちが抱える悩みは、世の女性に共通している。「節約」を通して、それぞれが「どのような人生を送りたいのか?」を真剣に考え、悩む姿を描いていく。
たとえ家族の間であっても、お金に関する話は少しはばかられてしまうもの。でも他人はどうやってお金をためているのか、どれぐらい貯金があるのか、ちょっぴり知ってみたい気持ちがあるのも本音なところだ。御厨家で繰り広げられる日々の何げない生活は、共感できる出来事の連続。脈々と受け継がれるホームドラマの世界観を「お金・節約」というテーマで切り取った、ちょっと不思議なホーム“マネー”ドラマとなっている。
原作は「読めばお金がたまる!」と話題になり、去年の発売開始以降各所で話題を呼び累計68万部を突破 (2022年10月12日現在) している原田ひ香の人気小説。節約や貯蓄にまつわるちょっと得するエピソードだけでなく、女性三世代の悩みがリアルに描かれ、「共感できる!」と女性の支持を集めている。
葵が演じるのは、御厨家の次女・御厨美帆。東京の下町出身で、就職を機に実家を出て憧れだったおしゃれエリアのマンションで一人暮らしを始めた。IT関連会社で働いていてそこそこ給料はいいが、節約等には無頓着で貯金はほとんどなし。「今が楽しくなきゃ意味なんてない!」と言わんばかりに、すてきな彼との憧れの社会人ライフを送っているが、ある出来事をきっかけに自分の人生を見つめ直すことになる。
葵わかな コメント
原作を読ませていただいたとき、恋愛ドラマともヒューマンドラマとも違う、自分があまり知らなかった題材で、面白いストーリーだなと感じて、参加するのがとても楽しみになりました。
私が演じる御厨美帆は24歳の今どきの女の子。一人暮らしで、いい会社に勤めているけれど、お金や将来については無頓着。結婚や老後には興味がないところなども描き方が非常にリアルで、「確かに私もこんな感じで捉えているな」と、共感しかありませんでした。
今回のドラマは私だけでなく、三世代の女性がそれぞれのライフステージでお金や人生に関する悩みを抱えるのですが、どの世代の方にも共感していただける内容になっていると思います。またお金の使いかたやためかたに関して参考になる部分も多いので、お金の教科書のようにも楽しんでいただけると思います。
◆葵わかなさんの「三千円の使いかた」は…?
私がパッと思い浮かぶのは、スーパーで食材を買うことかなと思います。自宅で料理を作ることが多いのですが、買い物に出かけると数日分をまとめ買いをします。それがだいたい三千円くらい。でもそれでおいしいものが食べられるし、調理している時間自体を楽しむこともできますよね。
お金に関しては、私も美帆のようにきちんと考えなければいけないと思いつつ、使うことも大切なのかなと感じています。運気を上げるためにはお金をためてばかりでは良くないと親から言われた記憶があるので、例えばちょっと高い洋服を買ったとしても、それを着ることで元気になれるし、また頑張れる。いろいろなことに挑戦するために「お金を使う」ということを恐れずにいたいと思います。
原作・原田ひ香 コメント
「三千円の使いかた」は5年も前に書いた小説で、小説を書いていたときはドラマ化なんて考えてもいなかったので、思いがけない成り行きにびっくりしています。5年前の自分に「それ、葵わかなさん主演でドラマ化するよ」って教えてあげたいですね(笑)。
葵さんは、朝ドラの爽やかで新鮮なイメージがやはり一番大きいですが、今回はもう少し年上で、現代っ子? で、どちらかと言ったら現実的な美帆を、葵さんがどんなふうに演じられるかなあ、と。1日も早く見てみたいです。
私は「主婦雑誌」「節約雑誌」が大好きなので、節約やお金を通して「家族」を描けないかなあ、と思って書きました。節約や家計簿は私にとっては普通のことなのですが、それを小説にしたことは、当時は結構、珍しかったのかなと思います。
「三千円の使いかた」はお金の小説と言われることが多いですが、やはり基礎は「家族小説」なんですね。今回のドラマ化にあたり、その「家族」がしっかりと描いていただけそうなので、とても楽しみにしています。また、さまざまな年代の女性が出てきますので、全女性に見ていただきたいです。もちろん、男の人にも! 楽しみつつ、自分の将来にどんなことが起きるのか、どのくらいお金が必要なのか、一足先に予想したり、準備したりしてもらえたら、すごくうれしいです。
プロデューサー(東海テレビ 遠山圭介)コメント
土ドラが送る2023年最初の作品は、お金や節約をテーマにしたホーム“マネー”ドラマです。
主人公の御厨美帆は、特異な才能があったり、崇高な夢を抱いたり、壮絶な運命に抗ったり……ということなんて全くない、ごく普通の24歳の女性。「今が楽しくなきゃ意味なんてない!」とばかりに将来への貯蓄には全く無関心、その日その日を楽しく生きている「土ドラ史上、最も“普通”の主人公」とも呼べる、どこにでもいるキャラクターです。
そんな美帆が人生のさまざまな困難にぶち当たりながら、お金をためることによって自身の人生を見つめ直し、成長していきます。お金について、節約について考えることは、すなわち「どうやって人生を送っていくのか」を考えることなのです。
美帆役は、ドラマや映画、舞台の世界で幅広く活躍されている葵さんにお願いします。葵さんには等身大の美帆を存分に演じていただき、皆さんが成長を見守るようなキャラクター像を一緒に作り上げていけたらと思っています。
「このドラマを見るとお金がたまる!」などと大層なことは言いません。でも必ずや「元は取れる」ドラマではあると思います。
円安や物価高で、ますますお金に対する意識が高まりつつある今だからこそお届けしたいホーム“マネー”ドラマ『三千円の使いかた』、ぜひご期待ください!
あらすじ
中学生だった美帆に、祖母の琴子はこう言った。
「人は三千円の使いかたで人生が決まるよ」
「……人生が決まるってどういう意味?」
「三千円くらいのお金で買うもの、選ぶもの、三千円ですることが結局、人生を形作っていくということ」
何事にもきっちりとした祖母の言葉を胸に刻んで大きくなった美帆…のはずだったが、就職して1年。御厨美帆(24)は東京・下町の実家を出て、憧れの都内のおしゃれエリアで一人暮らしをスタートした。家賃は9万8000円。学生時代から付き合っているイケメン彼氏とラブラブに過ごし、雑用だけど仕事も順調、将来のための貯蓄などには考えも及ばず、好きなもの、好きなグルメ、好きなファッションに包まれる毎日。祖母の言葉などすっかり忘れ、社会人ライフを満喫していた。
しかしあるとき、暗雲が立ち込める。美帆の勤める会社で最も信頼でき憧れの存在でもある先輩の街絵さんが病気で倒れ、そのまま会社を辞めることになる。胸にぽっかりと穴が開く美帆、そんな美帆を優しく彼氏が包み込んでくれると思いきや、学生から社会人になり2人の間に隙間風が。
そんな中、「私は本当にこのままでいいのだろうか」と悩める美帆に、ある偶然の出会いが訪れる。そして美帆の人生が少しずつ変わり始めることに。
いっぽう、御厨家では、夫の遺産1000万円をコツコツと増やし目標を達成したものの、逆に生きがいを失ってしまった祖母。さらに定年間際の無口な夫とギクシャクし熟年離婚も脳裏をよぎる上、突然病気の宣告を受けてしまう母など、女性たちが人生の岐路を迎えていた。
「私たちは何のためにお金を稼ぎ、何のために貯蓄するのか?」
御厨家の女性たちは目の前の現実とどう向き合い、克服していくのか。
番組情報
『三千円の使いかた』(全8話予定)
東海テレビ/フジテレビ系
2023年1月7日(土)~2月25日(土)
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分(予定)
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