宮藤官九郎作・演出「もうがまんできない」新キャストに仲野太賀、永山絢斗、皆川猿時を迎え23年4月上演決定

エンタメ総合
2022年11月21日
ウーマンリブvol.15『もうがまんできない』

宮藤官九郎が作・演出を手掛けるウーマンリブvol.15『もうがまんできない』が、2023年4月14日(金)より東京・大阪で上演されることが決定し、宮藤と、阿部サダヲら出演者からコメントが到着した。

平成中村座「唐茄子屋~不思議国之若旦那~」も好評の宮藤官九郎が作・演出を手掛ける『ウーマンリブシリーズ』は、宮藤が何物にもとらわれず、今やりたいことを自由に、ストレートに表現する大人計画の公演。1996年『ウーマンリブ vol.1「ナオミの夢」』からスタートした同シリーズでは、大人計画メンバーに加え、作品ごとに個性豊かなゲストを迎えて上演されてきた。

ウーマンリブvol.14の作品として2020年に上演を予定していた本作は、コロナ禍から中止を余儀なくされ、のちに無観客で収録、放送されたものの、上演されることはなかった幻の作品。「劇場で、お客さまの前で上演したい!」「お客さまに生の舞台としてご覧いただきたい!」という思いから、2023年4月に上演が決定した。

新たに“ウーマンリブvol.15”として上演する今回は、舞台「ツダマンの世界」や「シャイロックの子供たち」(2023年2月17日(金)公開)など話題作に出演し続ける阿部サダヲ、一度見たら忘れられない風貌で振り幅の広い演技に定評があり、平成中村座「唐茄子屋~不思議国之若旦那~」で歌舞伎の舞台に立ち、堂々たる好演で注目を浴びた荒川良々が出演。

『シジュウカラ』などのドラマから、映画、ナレーションなど多岐わたり出演し、シンガーとしても「歌舞伎町シャンソンフェスティバル2022」の出演が控えるほか、小説・エッセイなどの執筆など、幅広く活躍する宮崎吐夢、『僕の姉ちゃん』『監察医朝顔2022スペシャル』などに出演し、透明感あふれる癒やしオーラをまといながらも芯の強さも持ち合わせる平岩紙、エキセントリックかつ、コミカルな演技に定評があり、近年の宮藤作・演出の舞台作品に最も多く出演し、『ウーマンリブシリーズ』では9作連続参加する少路勇介、vol.14『もうがまんできない』で多数の応募の中からオーディションで選ばれ俳優デビュー、その後、『連続ドラマW 鵜頭川村事件』などに出演し、舞台「ツダマンの世界」出演中の中井千聖に加え、宮藤自身も出演するなど20年版と同じキャストが集結。

新たなキャストには、『拾われた男』『初恋の悪魔』などの話題作で次々主演を務め、映画、ドラマ、舞台などその魅力を発揮している仲野太賀。大人計画の舞台は初出演となる。

さらに映画「#マンホール」の公開も控え、宮藤作のドラマにも多く出演、宮藤作・演出の舞台は、大パルコ人②バカロックオペラバカ『高校中パニック!小激突!!』以来、約10年ぶりとなる永山絢斗、そのパワフル&エネルギッシュな演技で出演作品を大いに盛り立て、現在日曜劇場『アトムの童』出演中の皆川猿時も共演し、ワンシチュエーションで駆け抜けるノンストップの痛快な物語を作り上げる。作・演出の宮藤、阿部らキャストコメントは以下掲載。

演出・出演/宮藤官九郎コメント

3年前、無観客での収録後、かえって消化不良でモヤモヤしました。阿部君や荒川君も「ちゃんとやりたいっすね!」と言ってて、俺だけじゃなく、みんなウケたい病なんだとうれしくなりました。再演だけど初演です。お客さんの笑い声で完成させてください。もうがまんできない。

出演者コメント

阿部サダヲ

2020年公演中止から3年。やっとお客様の入った劇場で上演できるのですね! うれしいです! でもまだまだ、がまんしなきゃいけないことがいっぱいで…早くマスクなしで稽古して、お客さんもマスクなしで観劇して思いっきり笑ってもらえる日が来てほしいです…キャストも少し変わって自分も3年歳とってまた新しい「もうがまんできない」をお見せできるように頑張ります!! よろしくお願いします。

仲野太賀

ウーマンリブに参加できるなんて、最高です。脚本、演出で純度100%の宮藤さんの世界に飛び込めるのが本当に楽しみです。憧れの大人計画の皆さんとご一緒できるのも、本当に夢のようです。小学生の頃の自分に言ってやりたいくらいです。「おい! 大人計画の舞台出ることになったぞ!」たぶん、寝小便しながら喜ぶと思います。今の僕ですら、オファーを頂いてちびりそうになったのですから。精いっぱい頑張ります。お楽しみに!

永山絢斗

高校中パニックから10年だと!? 早い…そしてキャストを見てあぜん。しかも芸人役。もう思いっきりやるしかない。相変わらず宮藤様の脚本は理解不能で圧倒されつつめちゃ笑いました。今回も本番中に笑いをこらえるのが大変そうです。皆さまに楽しんでもらえるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

皆川猿時

7月からパーソナルトレーニングを始めた皆川猿時です。100キロを超えると正座ができなくなるって知ってました? 和式便所とか最悪です。ひっくり返っちゃうもん。おらぁ、せめて、95キロになりたい! 現在103キロ。「皆川さん、食事のほう、なんとかなりませんか?」入会当初、あんなにテンション高かったトレーナーさんがどんどん無表情に。はっきり申し上げます。がまんが苦手なんです。つーか、もうがまんできない。ええ。さっき、ラーメン屋さんをハシゴしちゃいました(笑)。ええ。頑張ります。よろしくお願いします。

荒川良々

アレはたしか東京オリンピック前でした…オリンピックの記憶がありません。当然芝居の記憶もないのでまた一からやります! 再演とはいえお客さんの前で一度もやってませんので初演です。出演者も少し変わるそうです。楽しみでなりません。一生懸命にやります。皆さまゼシ劇場に笑いに来てください。

宮崎吐夢

2020年の『もうがまんできない』のときは、ちょうどコロナ禍が始まった頃で世の中も稽古場の雰囲気もどんどん暗く殺伐としていって、それも春になればすっかり収まる気でいましたが、2年以上経ってもいまだ収束する気配もなく。とにかく、新しくご一緒する方々とも仲良く楽しく無事に千穐楽まで迎えられたら、それだけが私の願いです。

平岩紙

待っていました! お客さんの笑い声が聞ける日を。うれしいです。キャスト新たに楽しい稽古を経て劇場に参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!

少路勇介

この舞台を上演できること、本当にうれしく思っています。中止になってから約3年、あの時からガラッと生活様式は変わり、人とのつながりも薄れ、不安やストレスを感じ生活をしてきました。そもそも舞台の内容が、ストレスフルの人たちが、一堂に会し展開していくお話なので、今の時代にぴったりだと思いました。ぜひ劇場にお越しいただき楽しい時間を過ごしていただけたらうれしいです!

中井千聖

また稽古ができるのがうれしいです。 皆川さんがお父さんなのも、仲野さん永山さんのコンビも、今からすごく楽しみです! 本多劇場に芝居を観に行くたびに、切ない気持ちがどこかにありましたが、 ついに(今度こそ!)お客さんの前でできることがなにより一番楽しみです!

作品情報

ウーマンリブvol.15『もうがまんできない』

東京公演:2023年4月14日(金)~5月14日(日)/本多劇場
大阪公演:2023年5月18日(木)~5月31日(水)/サンケイホールブリーゼ

作・演出:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ、仲野太賀、永山絢斗、皆川猿時、荒川良々、宮崎吐夢、平岩紙、少路勇介、中井千聖、宮藤官九郎

公式HP:https://otonakeikaku.net/stage/3078/
企画・製作:大人計画、(有)モチロン

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