Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔「楽しい思い出が一つもない」共演陣も撮影の過酷さ証言「そして僕は途方に暮れる」完成披露試写会

映画
2022年12月05日
「そして僕は途方に暮れる」
「そして僕は途方に暮れる」完成披露試写会に登壇した藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、三浦
大輔監督

Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔主演、三浦大輔脚本・監督の映画「そして僕は途方に暮れる」(2023年1月13日(金)公開)の完成披露試写会が行われ、藤ヶ谷太輔をはじめ、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、三浦大輔監督が登壇した。

本作は、2018年にシアターコクーンで上演された藤ヶ谷主演、三浦作・演出のオリジナル舞台を、藤ヶ谷と三浦の再タッグで映画化。主人公のフリーター・菅原裕一がほんのささいなことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族…と、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇を描く。

主演の藤ヶ谷は「撮影は2年弱前だったんですけど、やっとこうして皆さまに見ていただけるので、うれしい気持ちでいっぱいです」と公開を迎える喜びをコメント。また完成した作品については「撮影中は俯瞰で見ることがなかなかできなかったんですけど、見てくださった関係者の方が笑ったりしてくださっていたので、一生懸命なクズっぷりって笑えるんだなと感じました。テイク数を重ねる中で、監督には自分の新しい一面を引き出していただきました」と語った。

「そして僕は途方に暮れる」
「そして僕は途方に暮れる」完成披露試写会に登壇した藤ヶ谷太輔

藤ヶ谷と同じく舞台に続き本作に参加する前田。とことんこだわる三浦監督の演出は「舞台のときから大変だった」と話しながら、「監督のこだわりを近くで見れて楽しかった」と笑顔を見せた。

「そして僕は途方に暮れる」
「そして僕は途方に暮れる」完成披露試写会に登壇した前田敦子

どのシーンの撮影でも三浦監督はかなりテイク数を重ねていたという。藤ヶ谷は自身の父親役を演じた豊川と「なかなかOKが出ないので、ずっとこたつに入ってた」と明かし、豊川も「本当にずっと入ってて、途中出るのが面倒くさくなって合間もこたつに入ってました」と振り返った。

藤ヶ谷演じる裕一の姉役で出演した香里奈は藤ヶ谷と約10年ぶりの共演だったという。「(以前共演したときは)デビュー前ですごくとがってたけど、この10年の間に人としてもいろいろ経験したんだなっていうのがお芝居にも表れていて、本当に頼りになる座長だった」とその成長を絶賛した。

「そして僕は途方に暮れる」
「そして僕は途方に暮れる」完成披露試写会に登壇した香里奈

「撮影での思い出は?」という質問でも、現場の過酷さが話題に。藤ヶ谷が「楽しい思い出が一つもなかった」と振り返るように、物語のストーリー同様、撮影中も過酷な日々が続いたという。前田も「舞台のときは何にもしゃべらないで終わった気がします(笑)。今回は撮影で北海道に行ってたのに、北海道に来た気がしなかった」、中尾も「普通、北海道とかにみんなでロケに行ったら、撮影終わって食事行こうとかになるけど、この現場はそういう雰囲気がなかった」と明かした。

「そして僕は途方に暮れる」
「そして僕は途方に暮れる」完成披露試写会に登壇した中尾明慶

また、中尾は「オフィスでパソコンを操作してるシーンが数秒あるんですけど、20テイクやりました」、豊川は「アルフォート100個くらい食べた」と何テイクも重ねることが過酷さの理由の一つだったと話す。三浦監督は俳優陣からのコメントを受け、「本当に申し訳なかったな…」と謝罪。しかし、「その皆さんの努力の結晶はスクリーンに残ると思いますので、多くの人に見ていただきたいなという思いです」と語った。

本作のタイトルにちなんで「今年一番逃げ出したかったこと、もしくは逃げ出したことは?」という質問では、豊川が「子供とディズニーランドに行って、コーヒーカップに乗ったんですけど、三半規管が弱くて気持ち悪くなっちゃって。頑張って2回目までは乗ったんですけど『3回目行く!』って言われたときは逃げ出したくなった」と回答。原田は「去年ですけど、逃げたかったのは三浦組の現場(笑)。何をしていいのか分からなくて逃げ出したかったんですけど、逃げ出さなくてよかったです」と答えた。

「そして僕は途方に暮れる」
「そして僕は途方に暮れる」完成披露試写会に登壇した豊川悦司
「そして僕は途方に暮れる」
「そして僕は途方に暮れる」完成披露試写会に登壇した原田美枝子

そんな中、藤ヶ谷は「今日の舞台あいさつは直前まで逃げ出したかったです。撮影に楽しい思い出がない方々が集まるのに、スタッフさんは僕に『主演なんだから盛り上げてください』と言うので。実際やってみて楽しかったからよかったんですけど、逃げ出したかったです」とイベント開始前の心境を明かした。

最後に三浦監督は「笑うところは笑って楽しんでいただければと思います。堅苦しい作品ではないので、ゆっくり見てください」と観客に向けてコメント。藤ヶ谷は「生きてきて逃げたいって思うこと、逃げたことってきっとたくさんあると思います。裕一が逃げて逃げてその先どうなるかを見届けていただきたいです。ぜひこの作品を長く愛し続けてください」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。

作品情報

「そして僕は途方に暮れる」
2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

出演:藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、毎熊克哉、野村周平/香里奈、原田美枝子/豊川悦司 ほか

脚本・監督:三浦大輔
原作:シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」(作・演出:三浦大輔)
音楽:内橋和久
エンディング曲:大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」
製作:映画「そして僕は途方に暮れる」製作委員会
制作プロダクション:アミューズ 映像企画製作部 デジタル・フロンティア
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイト:https://happinet-phantom.com/soshiboku/
Twitter:@soshiboku_movie

©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

この記事の写真

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧