1月スタートのドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系 毎週木曜 午後9時〜9時54分)に、斎藤工と片岡愛之助の出演が決定した。
西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌という豪華トリオが、秘密や事情を抱えた“グレーな刑事たち”を演じる、超異色の刑事ドラマ『警視庁アウトサイダー』。
柳葉敏郎、石田ひかり、優香、野波麻帆、長濱ねるら実力派の出演も発表され、新年のスタートに向けてますます注目度が高まっている中、さらに視聴者の期待をかきたてるエキサイティングなキャストが発表に。斎藤工、片岡愛之助という2人の名優が、アウトサイダーな3人の前に立ちはだかる“油断ならない大物”として作品世界に降り立つ。
本作は、西島が見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事・架川英児、濱田が一見さわやかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事・蓮見光輔、上白石が安定した就職先として警察を選んだやる気ゼロな新米刑事・水木直央というクセの強いキャラクターにふんする、異色ミステリー。
それぞれスネに傷を持つ3人が、自らの思惑のために手を組み、互いに互いを利用しながらさまざまな難事件に挑む姿を描いていく。やがて、三者三様の過去の真実が明らかになり、物語は壮大な復讐劇へとなだれ込んでいくことに。
俳優としてはもちろん、映画監督やクリエイターなど“表現者”として多彩な才能を発揮する斎藤が本作で演じるのは、与党所属の衆議院議員・小山内雄一。組織犯罪の撲滅をスローガンに掲げる若手のホープで、カリスマ的魅力を持つ政治家だ。
しかし、英児が警視庁組織犯罪対策部から桜町中央署へと左遷される原因となったトラブル、そして光輔が抱える危険極まりない秘密にも深く関わっているようで、いつしか3人の行く手を阻む、巨大な障壁に…。
人気者でありながら決して気取らず、熱き信念を忘れない若きリーダー。まさに好人物にしか思えない雄一の奥底には、いったいどんな闇が潜んでいるのか。斎藤が不穏な空気をまとわせながら、雄一という男がはらむ多面性を表現する。
そして、数々の作品で怪演をさく裂させてきた歌舞伎俳優の愛之助が演じるのは、上白石ふんする直央の実父であり、警視庁副総監を務める有働弘樹。元妻・真由(石田ひかり)と離婚したため、直央とは別々に暮らしているが、娘への愛情は深い子煩悩な男だ。
しかし、彼もまた若かりし頃の壮絶な体験から組織犯罪撲滅という信念に取りつかれており、同じ志を持つ雄一を強く支援しており…。娘の直央や旧知の仲である雄一とのやりとりはコミカルだが、ストーリーが進むにつれ、有働の内に潜む、ある種の過激さが徐々に輪郭をあらわしていくことに。有働は、3人が追い求める真実にどう関わっているのか。本作でも愛之助の緩急自在の演技が冴えわたる。
番組情報
『警視庁アウトサイダー』
テレビ朝日系
2023年1月スタート
毎週木曜 午後9時~9時54分
©テレビ朝日