大みそかに放送の『第73回NHK紅白歌合戦』（NHK総合 午後7時20分～11時45分）のリハーサルが行われ、KinKi Kidsが囲み取材に応じた。
今回で2度目の『紅白』出場となるKinKi Kidsは「25th Anniversary Medley」を披露する。まず、堂本光一が「KinKi Kidsとしては、『紅白』ではデビュー前に先輩のバックで旗を振ったところが始まって、2016年に初出場という形で出演させていただきました。今年また出場させていただくということで、これはジャニーズ事務所の中でも異例な出演の形なのかな。25周年なので、感謝の思いを今回の『紅白』のステージに乗せて、お茶の間の皆様にもスタッフの皆様にも各方面へ伝えなきゃいけないなと感じております」と。
そんな光一の言葉を受けて、堂本剛は「全く同じです。本当に見事に同じことだなと思いました」と場を和ませつつ、「NHKの皆さんには“2人の姿”に非常に思いを寄せていただいて。後輩君たちが後ろで一緒に踊ってくれるとかではなく、本当にたった2人だけの世界というのを見ていただくことになります」と。
続けて「インタビューで25年の中での僕たちにとっての財産を問われることがあるのですが、ジャニーズの歴史を考えても“この2人ということなんじゃないでしょうか”というふうにお答えしたんです。2人であるということの中で、さまざまな成長ができたと思います。愛と平和、そしてこのエナジーを、全身全霊でパフォーマンスに投影させていただこうと思っています」と意気込みを語った。
また、この一年について光一は「活動としては25年以上なので、デビュー前からお世話になっていたスタッフの方に久しぶりにお会いできたり、デビュー前から応援してくださってる方がすごく多くいらっしゃることだとか、そういうことを再認識して、本当に多くの方に支えていただいてるなというのを実感した一年でした。それに対する感謝を伝えきれているのかな、伝えきれていないよなと。そんな思いを今後ものせて活動させていただかないとという気持ちが強くなりました」と明かした。
一方、剛は「コロナ禍というものが非常に大きく影響した25周年でもあると思います。スタッフの皆さん、そしてファンの方々のマナーや思いがなければこんなにも感謝の思いがあふれる1年にはならなかったと思うんです。愛であふれた平和が漂う空間をたくさん作れたのは、思いを寄せてくださった全ての皆さんのおかげだと思っています」と。
「本当は僕たちの方からたくさんのことを伝えたかったのですが、それ以上に関わってくださった皆さんの方からいろんな思いを届けてくださったという、そんな1年にもなりました。その思いをさらに上回る思いで返せるような時間を、来年からまたたくさん作っていけたらいいなと。そんな気持ちにもさせてもらった貴重な一年でした」と振り返った。
今回は番組後半の終盤に登場する2人。『紅白』直後に控えるイベントに間に合うかどうかと問われると、光一は「昨日（国分）太一君と電話で話して『もしも間に合わなかったらごめんなさい』とお伝えしておきました。多分、（自分の）誕生日の瞬間は表参道あたりに…（上を見上げる）（笑）。どうなるか分からないですけど、幸せなことですね、忙しくさせていただけるというのは」と。
さらに、元日には大阪でコンサートを開催する2人。多忙な中で体調には気を配っているようだが、光一は「剛君、今日サラダしか食べていないからニンジンになっちゃった」とジョークを。グリーンのジャケットにオレンジのパンツをあわせたコーディネートの剛も「皆さん気づいていないと思いますけど、ニンジンのコスプレで出てます」と説明。これに光一は「僕が馬だったら追っかけ回してますよ」と返し、息の合った掛け合いを見せた。
さらに、2人は今年一年を表す漢字一文字を発表。光一は「周年の『周』かな。僕らにとっては」としみじみ。剛は「シンプルに『愛』、そこに尽きるかな。いろんな人たちからの愛がすごい勢いで漂っていた、そんな時間ばっかりだったなと思います」と。
しかし、光一は「すごいいい話をしても、やっぱりニンジンにしか見えない」とまだまだ剛のファッションが気になる様子。剛も「ニンジンもしゃべる時代が来ました」と宣言した。最後に光一が「当日の衣装はニンジンと馬ではないので…」と告知するが、「皆さんベジタブルファッションを楽しんでください」と剛がメッセージを残し、現場を笑わせた。
『第73回NHK紅白歌合戦』は「LOVE & PEACE －みんなでシェア！－」をテーマに、NHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1で、2022年12月31日（土）に放送される。
