3月5日(日)にスタートする新たなスーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』(テレビ朝日系 午前9時30分〜10時)の制作発表会見が、2月14日(火)に配信。メインキャストとなる酒井大成、渡辺碧斗、村上愛花、平川結月、佳久創の出演をはじめ、主題歌情報などが発表された。
圧倒的な強さの象徴である“王様”がヒーローとなって平和を守るこの物語は、5人のヒーローたちが“昆虫モチーフのロボ”とともに敵と戦う、5人の王様×昆虫ロボというスーパー戦隊シリーズ史上初の組み合わせ、そしていまだかつてない壮大なスケールでヒーローたちの戦いを描くファンタジー大作だ。
ポイントとなるのは、ヒーロー5人が王様ということ。守護神が宿る最強国「シュゴッダム」の“自称”王様・クワガタオージャー、テクノロジーの国「ンコソパ」の国王・トンボオージャー、芸術と医療の国「イシャバーナ」の女王・カマキリオージャー、氷雪の国「ゴッカン」の国王・パピヨンオージャー、農業の国「トウフ」の殿様・ハチオージャーが、チキューの人々に襲い掛かる敵・地帝国「バグナラク」に立ち向かう。
そんな本作の制作発表会見が2月14日(火)に配信され、クワガタオージャー(レッド)/ギラ役・酒井大成、トンボオージャー(ブルー)/ヤンマ・ガスト役・渡辺碧斗、カマキリオージャー(イエロー)/ヒメノ・ラン役・村上愛花、パピヨンオージャー(パープル)/リタ・カニスカ役・平川結月、ハチオージャー(ブラック)/カグラギ・ディボウスキ役・佳久創が登壇。司会を声優の関智一が務めた。
まず出演が決まった時の心境について、酒井は「僕は俳優経験が浅く、オーディションも手ごたえが全くなかったので、マネージャーさんに呼び出された時は『怒られるのかな。何かやっちゃったかな…』と思いました」と。「それが『合格したよ』と聞いて、まさかと思いましたし、頭が真っ白になりました」と振り返りつつ、まだ家族にも出演を伝えていないとのことで、この配信を見てもらうことを楽しみにしていると語る。
続けて渡辺、村上、平川もそれぞれ当時の喜びや驚きを明かしていく中、33歳でスーパー戦隊への出演が決まった佳久は、マネージャーから電話で喫茶店に呼び出され、オーディションの結果かとワクワクして向かったものの、世間話を30〜40分をされた後にさりげなく合格を伝えられたと告白。「33歳でまさか選んでいただけるとは。時間が経ってやっと実感が湧いてきた」と喜びをかみしめた。
話題が自身のキャラクターに及ぶと、酒井は「ギラは正義感から時に悪役を演じるのですが、そういった部分と素の部分のギャップ」、渡辺は「側近や国民をはじめとする、活きのいいキャラクターたちとヤンマのコンビネーション」、村上は「ヒメノの自由奔放さによって振り回されている、執事やメイドたちのわちゃわちゃしている姿」と。
平川は「リタは冷静沈着な不動の国王の顔ですが、1人でいる時には全く違う顔を持つ、二面性のあるキャラクター。そこのギャップを楽しんで」、佳久は「カグラギは国民のことを思うがあまり、『それ、ヒーローとして大丈夫なの?』という行動を起こしたりするのですが、そういう部分も回を重ねるごとに愛されていくのかな」と、それぞれ注目してほしい部分をアピールした。
また、好きだった東映シリーズのヒーロー・ヒロインを問われると、酒井は「アバレンジャーと仮面ライダークウガ」、村上は「仮面ライダーフォーゼ」、佳久は「ダイレンジャー」と挙げていく中、渡辺は「僕は初恋がデカレンジャーのデカイエロー」と。「包容力があるといいますか、あの母性に子どもながらに色気を感じていたのかも…」とほほ笑ましいエピソードを披露。
最後は、酒井が「今ここにいるキャストも、いないキャストも、監督もスタッフさんも本当に素晴らしい方々ばかりで、恵まれた環境でやらせていただいてます。これから『王様戦隊キングオージャー』をもっといろんな方に知っていただけるように頑張りますので、皆さん1年間応援よろしくお願いします!」とあいさつし、会見は締めくくられた。
そのほか、「シュゴッダム」の“正真正銘”の王様・ラクレス・ハスティー役で矢野聖人が出演。「バグナラク」の国王・デズナラク8世の声を志村知幸が、宰相カメジムの声を三木眞一郎が担当するほか、主題歌は古川貴之による「全力キング」に決定したことが発表された。
番組情報
『王様戦隊キングオージャー』
テレビ朝日系
2023年3月5日(日)スタート
毎週日曜 午前9時30分~10時