3月7日（火）スタートの見上愛、青木柚W主演ドラマ『往生際の意味を知れ！』（MBS 毎週火曜 深夜0時59分～／TBS 毎週火曜 深夜1時28分～）の完成披露トークイベントが行われ、見上、青木と、樋口日奈、三山凌輝（BE:FIRST）が登壇した。
原作は、米代恭が2020年2月から「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載をスタートし、「次にくるマンガ大賞2021」ノミネートや、『アメトーーク！』マンガ大好き芸人での紹介が話題を呼び、緊急重版が相次ぐなど今話題の漫画「往生際の意味を知れ！」。
イベントでは、それぞれ演じた役柄について語っていくことに。謎多き美女・日下部日和を演じた見上は「（原作の）漫画を読んでいたときに、自分自身も日和に振り回されたので、それを印象的に演じられるのかなと、ちょっと不安もあったんですが、まずビジュアルを寄せていただいて、すごくすてきな共演者の方々とお芝居できて、この組でしかできない日和になったんじゃないかなと思います」と明かし、青木も「マジでそっくりですよ！」と太鼓判を押した。
そんな日和に振り回される元カレ・市松海路を演じた青木は「1か月で撮影をしたんですが、振り回される毎日というか。あっち行ったり、こっち行ったり、僕だけじゃないと思いますが、感情などみんながバタバタしていて、濃い時間になったなと。その中でも特に日和には振り回されていて、日和の目が生きていなくて、口だけ笑っている“アルカイックスマイル”やたくらんだ顔に、途中から見るとテンションが上がるようになってしまって、市松に寄りそえたのかなと思います」と語った。
市松のアンモラルな恋をけなげに応援する優しい同僚・八幡典子役を演じた樋口は「私が演じた典子ちゃん以外全員が狂ってるというか、普通では考えられないようなことをするようなキャラの中で、わりと典子は、きっと見てくださってる方の気持ちに寄り添えるような、共感してもらえるような役なのかなと思います。本当に現場で柚君たちが日和に振り回されていて大変そうな姿を『あ、頑張ってるな、頑張れ』って思いながら現場で見守っていました。初めは典子ちゃんも普通ですが、この先どうなっていくのか楽しみにしてもらえたら」とアピール。
市松の大学からの友人で、超人気俳優の榊田正史役を演じた三山は「難しかったのが榊田が俳優役ということで、自分も実際に俳優としてやらせていただいてて、雰囲気やキャラクターに共通点を感じて。共感しながら演じていたのですが、それが難しくて。素で演じられる部分が多いんだけど、素で演じすぎると自分になり過ぎてしまうので、面白くないなと。今回、脚本に助けられましたね。せりふ通りにナチュラルというか、ニュートラルなテンション感を変えずとも榊田になれる瞬間がたくさんあるなと」と明かした。
そんな三山と共演シーンが多かった青木は「俳優役を俳優がやるというのは、本当に花がある人じゃないと無理だなと思っていたんです。凌輝君がやられると聞いて、『ピッタリだ！』と思いました。いい意味で異端な要素も凌輝君から感じられるんですが、昔から活動されていることもあって、俳優として積み上げてきた立ち振る舞いみたいなものが説得力があるなと。それに人たらしな部分はピッタリだなと思いました」と熱弁した。
撮影中に印象的だったことを問われると、撮影時期に誕生日を迎えた樋口が「撮影の時に誕生日の話になって、『もうすぐ誕生日なんだよね』と言ったら、愛ちゃんが『じゃあお祝いしなきゃ！』と笑顔で言ってくれて、それがとてもかわいすぎましたし、プレゼントも頂いて、なんて愛らしい人なんだとキュンとしました」と明かすと、見上が「お会いして3日目くらいでその話をしてしまったので、距離詰めすぎちゃったかなと思ったんですがよかったです」と安堵の表情を見せた。
青木は「1話に映画を撮るシーンが出てくるのですが、そのシーンのあとに凌輝君が違う仕事があったので、早く凌輝君を帰さないといけなかったんです。そのシーンでは、キャップを被っていたり、黒髪のウィッグを着けていたりしたので、終わった瞬間にスタッフさんが凌輝君を囲んで身ぐるみはがされて、ロケバスにつっこまれていく姿はすごかったですね」と現場でのエピソードを披露。これを受けて三山は「せかせかしたシーンだったというのもあって、そのまませかせかと『お疲れ様でしたー！』ってね（笑）。その数時間後には、3rdシングルのアーティスト写真を撮影していましたね」と裏話を明かした。
また作品タイトルにかけて、往生際が悪いほど執着してしまうことについて問われると、樋口が「目覚ましのかけ方が人から変わっていると言われることが多くて。寝起きはすごく良くて、1回で目覚めるんです。ですが、心配性ということもあって、例えば7時半に起きて、8時半に家を出ないといけないとき、まず7時にアラームをかけて、そこから5分おきに30分間ずっとかけて、家出る5分前と家を出る時間にもかけるんです」と明かすと、見上と三山も「同じ！」「分かる！」と共感。
3人が意気投合する中、青木が「僕、映画を見に行くことが好きで、1人で行くんですが、映画感という空間に没入して、見終わった瞬間、周りのいい感想、悪い感想全て耳に入れたくなくて、終わった瞬間ヘッドホンをつけて、ノイズキャンセリングして、余韻にひたりながら1人で帰ります」と語ると、こちらは誰にも共感されず、少し寂しげな表情を見せた。
ここで「あなたの執着度タイプ診断」という心理テストを行うことに。すると、Bの選択肢に全員が挙手するという展開に。「意外と執着タイプ。あなたは爽やかな笑顔の奥に強い執着、心を隠し持っているタイプです。本音を隠しながら、ターゲットに接近し、手に入れようと画策します。ナチュラルな雰囲気で仲良くなるので、プライベートには立ち入らないタイプだと思われるでしょう」という診断結果や、思い浮かべたものが同じだったことから、一同は大いに盛り上がった。
最後に三山は「僕も1話を先ほど見させてもらったんですが、ボタンの掛け違いがすごくある作品だなって感じました。それが回収しきれないというか、ツッコミどころがたくさんあるのに、いろんなシチュエーションがシチュエーションで重なっていて、それがもう当たり前のように話が進んでいくので、その世界観として見るしかないみたいな作品だと思います。その世界観が本当に今までないような不思議ですし、今っぽいですし、すごく絵もきれいなんですが、その中で『こんな発言あるんだ』『こんなの放送するんだ』みたいなものが、1つ引き込まれるような内容かなと思っているので、そういうところを自然に楽しんでいただけたらなと思っております」と。
樋口は「衝撃的な内容なんじゃないかなって思います。多分初めは『え？』って思いながらも、見てくださってる時に、だんだんこの世界が当たり前のように、自分も思えてきちゃうその不思議さっていうのも面白いのかなって思います。あとは、ドラマならではのこのタイトルの『往生際の意味を知れ！』が回収された時、皆さんゾクっと楽しんでもらえると思いますので、ぜひぜひ毎週欠かさずに見ていただけたらなって思います」とアピール。
青木は「毎話、展開がいっぱいあってスリリングなドラマになっています。登場人物たちの愛情のベクトルや大きさが三者三様で、歪んで見えたり、正しくないように見えるところがあると思うんですけど、角度を変えたり、ずっと見ているうちに真っすぐな愛なんじゃないかと価値観がどんどん揺らいでいくと思います。誰に共感、愛着をもつのか。見る方の価値観によって見方が変わるドラマだと思うので、最後までそこを楽しんでいただけたらうれしいです」と。
見上は「『登場人物全員、アンモラル』っていうキャッチコピーだったと思うんですが、本当そのとおりでモラルに反した人間しか出てこなくて、多分誰にも共感できないかもしれません。でも、話が進むごとにそれぞれがすごい大事にしてるものだったり、大事にしている人だったりが見えてきて、 それを守るために、アンモラルな手段を取ってる人たちの物語だと思うので、それぞれの目的にも注目して見てもらえたら、より楽しめるかなと思います」と語り、イベントを締めくくった。
番組情報
ドラマイズム『往生際の意味を知れ！』
MBS
2023年3月7日（火）深夜1時4分より放送スタート
TBS
2023年3月7日（火）深夜1時33分より放送スタート
※第1・2話のみ5分押し
＜配信＞
TBS放送後に、TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり
Huluで見放題独占配信
原作：米代恭「往生際の意味を知れ！」（小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中）
出演：見上愛、青木柚
樋口日奈／三山凌輝／安斉星来、宮﨑優、遊井亮子
山本未來
監督：アベラヒデノブ
脚本：開真理、竹村武司
オープニング主題歌：TOOBOE「往生際の意味を知れ！」（Sony Music Labels Inc.）
エンディング主題歌：羊文学「FOOL」（F.C.L.S）
音楽：岩本裕司
制作プロダクション：イースト・ファクトリー
制作協力：SS工房
プロデューサー：上浦侑奈、松本彩夏、小林有衣子
製作：「往生際の意味を知れ！」製作委員会・MBS
公式HP：https://www.mbs.jp/oujougiwa_no_imioshire
公式Twitter：@dramaism_mbs
公式Instagram：@dramaism_mbs
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©「往生際の意味を知れ！」製作委員会・MBS
