千原ジュニア主演のスペシャルドラマ『新・ミナミの帝王』(カンテレ/関西ローカル 午後2時57分~5時)が、本日3月25日(土)に放送される。
本作は、週刊漫画ゴラクで連載中の漫画『ミナミの帝王』(原作:天王寺大、萬画:郷力也)を基にしたテレビシリーズの第22作。千原ジュニア演じる“ミナミの鬼”と恐れられている大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎と、大東駿介演じる銀次郎の舎弟・坂上竜一のコンビを中心に、欲望と金に翻弄される人々の姿をスリリングに描いたヒューマンドラマだ。
今回は、“霊能語”を操るホームレスが宗教団体の教祖として登場。若者や主婦など救いを求める人々の心の隙間に近寄っていく。銀次郎の顧客の中にも、お布施のため身の丈に合わない借り入れをする者が現れ、急成長を遂げる宗教団体の闇に“ミナミの鬼”銀次郎が鋭く切り込んでいく。
あらすじ
大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎(千原ジュニア)は、ある日、何やらワケありな中学生・長谷川涼(南出凌嘉)に金を貸してほしいと声をかけられるが、「子供には貸さん」と冷たくあしらう。一方、とある場所では、“若者のカリスマ”として知られるサクラ(塩野瑛久)が、家や学校に居場所がない子供たちに支援の手を差し伸べていた。それから数カ月後、銀次郎に借金を断られた涼は、暗い表情で橋の欄干に手をかけ、今まさに川に飛び込もうとしていた――。
そんな涼に声をかけたのは、ホームレスの藤森幸生(夙川アトム)。涼は母親が1カ月も帰ってこないこと、空腹と絶望により死を選ぶことにしたと打ち明ける。すると藤森は、天に向かって両手をかざし、次の瞬間、その口からは涼の母親とおぼしき人物の言葉が飛び出す。気付けば周囲には人だかりができ、その中には銀次郎の姿も。さらに、その異様な光景を撮影した動画がSNSで拡散され、藤森の元には“霊能語”に救いを求める人々が押し寄せる。
その頃、銀次郎の弟分・坂上竜一(大東駿介)は、顔なじみのキッチンカーの店主・中川裕子(増田有華)から、オーストリアに住む恋人にプロポーズされたと報告を受ける。しかし、聞けば2人の出会いはわずか1カ月前で、きっかけもSNSナンパ。竜一は、離婚で弱っていた裕子がつけこまれたのではないかと心配する。
そんな中、訪ねてくる相談者の数が日に日に膨れ上がっていることから、藤森は「治平会」という宗教団体を立ち上げ、教祖となる。銀次郎の顧客の中にも、お布施のため身の丈に合わない借り入れをする者が。そこで銀次郎は、なじみの喫茶店ウエートレス・薄井翠(若月佑美)と裏社会の実力者・沢木英雄(赤井英和)を巻き込んで、治平会と教祖の化けの皮をはがすべく動き出す。
番組情報
『新・ミナミの帝王 銀次郎の新たな敵は神様!?』
カンテレ(関西ローカル)
2023年3月25日(土)午後2時57分~5時
出演:千原ジュニア、大東駿介、若月佑美/塩野瑛久、夙川アトム、南出凌嘉、増田有華/赤井英和 ほか
原作:『ミナミの帝王』天王寺大/郷力也
脚本:ひかわかよ
プロデューサー:近藤匡、三方祐人、神山明子、増田幸一郎、伊藤茜
主題歌:coldrain「Help Me Help You」(Warner Music Japan)
音楽:PE’Z、櫻井真一
演出:髙山浩児
©カンテレ