3月30日(木)放送の、完全オリジナル本格ミュージカルドラマ 『Play a Life』(フジテレビ ※関東ローカル 深夜0時25分~1時55分)に、上口耕平、平野綾、小向なるの出演が決定。コメントが到着した。
演出・脚本を務めるのは、「キューティ・ブロンド」や「四月は君の嘘」をはじめ、今年10月より上演されるミュージカル版「のだめカンタービレ」の演出を務める上田一豪。上田は、本作が映像作品初挑戦となる。また、「アニー」や「ボディガード」で音楽監督を務めた小澤時史が本作のために全13曲を書き下ろした。
“今を生きる”をテーマに夫婦の愛と喪失を描いた『Play a Life』。ひょうひょうとしているが、どこか寂しさを抱える非常勤講師の夫を歌唱力だけでなくダンスにも定評のあるミュージカル俳優・上口耕平、その妻役をミュージカル俳優、声優、歌手と多方面で活躍する平野綾が演じる。
そして、物語のカギを握るキーパーソン・教育実習生役に若手俳優・小向なるを抜てき。歌唱力抜群の3人によるミュージカルシーンにも注目だ。
高校の教育実習で担当教員(上口)に好きな映画を尋ねられ、ロビン・ウィリアムズの「いまを生きる」と答える教育実習生(小向)。彼女の答えは、彼にとって自分と妻(平野)の出会いを思い出させた。ロビン・ウィリアムズのファンであった二人は、ロビンがアカデミー賞にノミネートされた時に名画座で出会い、恋をして、夫婦になった。妻は映画に憧れて教師に、夫は俳優を志した。
とあることをきっかけに妻は小学校の教師を辞め、夫は夢を諦め高校の非常勤講師を務めるようになっていた。そして二人の生活の間には一匹の猫。夫が学校へ出勤し、授業を終え、妻の待つ自宅へ帰り、猫に餌をやり、夕食を取るのが二人の日常。一見幸せそうに見える夫婦だが、会話がいまいちかみ合わない。そこには妻が教師を辞めたある事情が関わっていた。
担当教員である夫が使っていたチョークケースが、小学校の恩師が使っていた物と同じであることに気付き、教育実習生は二人が夫婦だということに気が付く。ある雨の夜、夫婦の秘密を知る教育実習生が、夫の自宅に突然押しかけて…物語は急展開を迎える。
夫婦に隠された秘密と、何が夫婦の生活を変えたのか。そして、夫が教師になった理由とは。“今を生きる”というテーマが13曲のオリジナルナンバーと共に物語の結末を導き出していく。
出演者3名と上田によるコメントは以下に記載。
上口耕平 コメント
日本でも歌やダンスは身近になってきていて、ミュージカルも日本の文化に近くなってきていると感じています。日常生活を描いた話の中に歌とダンスが溶け込んでいる今回の作品を通して、人の心情を描いたり、物語を紡ぐ上で、こんな表現方法があるんだという発見を楽しんでいただけたらと思っています。
平野綾 コメント
90分という時間の中に物語の展開、歌、ダンスがギュッと詰まったチャレンジングな作品になっていると思います。海外のミュージカルドラマはなじみがあると思いますが、日本の日常生活を描いた作品は今までなかったと思うので、私たちの身近な日常で感じる思いと歌をリンクさせた新しい表現、このドラマで試した新しい撮影手法を楽しんでいただけたらと思っています。
小向なる コメント
ミュージカルドラマというジャンルは初めての経験でドキドキしていましたが、スタッフやキャストの皆さんに支えられて楽しく作品に向き合えました。この作品は、登場人物の感情だったり、歌詞やせりふが見る人によってさまざまな捉え方、感じ方が出来る作品だと思っていて、それがこの作品の魅力だと思っています。
脚本・演出 上田一豪 コメント
舞台作品をどう映像に切り取るかじゃなく、どう映像作品として再構成するか、プロデューサー陣はじめ映像のプロフェッショナルの方々と試行錯誤して完成にたどり着きました。ミュージカルとしての表現方法と映像でしかできない表現のいいとこ取りができてより『Play a Life』の世界観を密に感じることができると思います。大切な人と見てほしい作品です。
番組情報
ミュージカルドラマ 『Play a Life』
フジテレビ ※関東ローカル
2023年3月30日(木)深夜0時25分~1時55分
出演者:上口耕平、平野綾、小向なる ほか
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