4月28日(金)、5月5日(金・祝)の『金曜ロードショー』(日本テレビ系 午後9時~)では、「2週連続!ルパン三世」が放送される。
2021年にはアニメ化50周年を迎え、今年もコラボ作品が公開されるなど、ますます活躍する世紀の大泥棒「ルパン三世」。ゴールデンウィーク直前の4月28日には、「ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)」を放送。
ルパンの盗み出した「賢者の石」を求めて、立ちはだかったのは、自らを「神」と呼ぶマモー。1万年もの間、クローン技術を駆使して自分自身のクローンを作り続けてきたという。そんな最恐の敵VSルパン三世。壮大なスケールでバトルが繰り広げられる。
公開当時、最先端のクローン技術や宇宙SFの要素を盛り込み、映画ならではのダイナミックな表現でルパンの世界観を描いた、記念すべき劇場版1作目となる本作。原作に近いハードボイルドなルパンの活躍も必見。
子どもの日の5月5日は「ルパン三世 カリオストロの城」を放送。本作は、7月にスタジオジブリから「君たちはどう生きるか」が公開される、宮﨑駿監督の「長編映画・初監督作品」でもある。
ルパンと次元は、カジノから大金を盗み出すものの、全て偽札だったことに気づき、その出どころを辿るため、カリオストロ公国へ。その道すがら、謎の男たちに追われていた少女クラリスを救い出すが、わずかな隙に奪われてしまう。クラリスの残した山羊の指輪を手に、要塞のようなカリオストロの城へ潜入していく。
疾走感あふれるカーチェイス、お宝を巡るサスペンス、ヒロイン・クラリスとのほのかなロマンス、ルパンと仲間たちのアクションシーン、ルパン三世の魅力が全て詰まった名作中の名作となっている。
そしてこの2作品の音楽を手掛けたのは、テレビシリーズ2作目から40年以上もの間、ルパン三世の音楽を作曲し続ける大野雄二。「ルパンVS複製人間」のオープニングテーマは「ルパン三世’79」。当時もっとも新しい楽器だったアナログシンセサイザーを主旋律に使い、今では、ルパンと言えばコレ!というくらいおなじみのバージョンに仕上がった。
「カリオストロの城」のテーマ曲は、どこか牧歌的な雰囲気の「炎のたからもの」。大野いわく、同曲を歌うボビーはロック・シンガーだそうで、ソプラノ歌手を選ばなかったため、聴く人には良い意味で不思議な感じに聴こえるとのこと。さらに宮﨑監督から「のどかに、のどかに」と言われて出来た曲だといい、古城を舞台に戦うという作品のテイストとマッチしている。
番組情報
『金曜ロードショー』
「ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)」
日本テレビ系
2023年4月28日(金)午後9時~10時54分
「ルパン三世 カリオストロの城」
日本テレビ系
2023年5月5日(金・祝)午後9時~11時4分
原作:モンキー・パンチ ©TMS