4月より新設されるカンテレ・フジテレビ系の連ドラ枠「火ドラ★イレブン」の第1弾『ホスト相続しちゃいました』（4月18日（火）スタート 毎週火曜 午後11時～午後11時30分）の制作発表会見が行われ、桜井ユキ、三浦翔平、八木勇征（FANTASTICS）、志田彩良、宮世琉弥、鈴木ゆうかが登壇した。
桜井ユキが主演を務める本作は、ある日叔父からの遺言で、突然、歌舞伎町のホストクラブ「MAJEST（マジェスト）」を相続することになった広告代理店に勤めるフツーの会社員・久美子（桜井）が、クセ強イケメンホストたちと共に、つぶれかけのホストクラブを立て直していくオリジナルストーリー。
本当は発想力豊かで奔放なのに、いつしか常識に縛られるようになった女性と、一見非常識なのに、実は芯があるイケメンホストたち。コメディでありながら、毎話見るたびに常識や固定観念も少しアップデートされる人間ドラマだ。
さまざまなホストが登場する本作について「ドラマの魅力」と「お気に入りのホストは誰か」という質問に、桜井は「私が演じる久美子は34歳で、私とあまり変わらない年齢なんです。年を重ねるにつれて、自分で徐々に選択肢を狭めていってしまう部分が人には多々あると思うのですが、久美子は、“何か変えたいな”と思っている中あるきっかけからホストクラブに飛び込むことになって。日々の選択の中で前向きな選択をすることってなかなか難しいですが、久美子の行動に私自身勇気づけられるところがありました。そういう、ホストの方々に感化されていくところは見どころの1つかなと思います。また、シャンパンコールにも注目していただきたいです」とアピール。
お気に入りのキャストについては「私は直樹（三浦翔平）さん推しです。黒子の王子といいますか、決して前に出ることなくみんなをサポートする包容力があって。でもそこを誇示するわけでもなく。私だったら疲れたとき、お店に行って直樹さんに会いに行きたいです」と語り、三浦も「ありがとうございます」と笑顔に。
また、三浦はドラマの魅力について「個性豊かなキャラクターがたくさん登場しますので、そこが見どころです。当たり前だと思っていることが当たり前ではなかったり、人それぞれの考え方が出てくるシーンが多々ありますので、何が本当の正解なのか、見てくださる方にも一緒に悩んでいただける、いろいろ考えさせられるようなドラマになっていると思います。あとは、非日常の世界で起こり得る、フィクションでもありノンフィクションでもあるところを楽しんでいただきたいです。ホストの子たちが濃いです！ 笑いあり涙あり、楽しめるドラマだと思います」と。
お気に入りのホストについては「ここにはいないのですが、今後登場するホストがお気に入りです。新人なのに態度がでかくてサングラスをかけてて…。あんなに素晴らしいホストはいないんじゃないかな」と今後登場するキャラクターを挙げた。
いっぽう八木は「今回実際にホストの役を演じてみて、自分の中で思い描いていたホストのイメージが変わった気がします。内部がどうなっているのか、ホストの方がどのような志で働いているのかというところなど、まだあまり浸透していない部分をしっかりと表現できたらいいなと思っています」と自身の心境の変化を告白。
さらに「お気に入りホストは直樹さん」と三浦の役を指名するも、三浦から「かぶっちゃうから他！」と言われ、「じゃあ消去法で流星」と宮世の役を選んだ八木。宮世からは「消去法っておかしいだろ！」とツッコミが入り、八木が「でも、実際僕が女性になってホストクラブに行ってみたら、きっとこういうかわいくて犬みたいなホストにハマっちゃうんだろうなと思います」とフォローするひと幕も。
志田は、ドラマの魅力について「もちろんホストのパートもすごくすてきなところなのですが、久美子さんのもう1つの仕事場である広告代理店のオフィスでのシーンもありまして。オフィスでの久美子さんの姿もとてもすてきなので、そちらも注目していただけたらと思います」と桜井のシーンについてコメント。お気に入りのホストは「今日はいらっしゃいませんが、GAKUさん」と笠原秀幸演じるGAKUを挙げ、「本当に面白くて、終始笑わせていただきました。心が疲れたときに行ったら元気がもらえそうだなと思っています」と理由を語った。
宮世は「僕自身ホストに行ったこともなかったし、このドラマでホストのことを知れて、自分の知らなかった世界を見ることができました。なので、ホストの世界を知らないような方にも楽しんでもらえるような作品になっていると思いますし、もちろん知っている方でも、さっき三浦さんがおっしゃっていたようなフィクションの部分とノンフィクションの部分が混ざり合っていて、また新しい世界が見られるんじゃないかなと思います」と見どころを紹介。
お気に入りのホストについては「ルイ（鈴木ゆうか）です」と回答。「僕が演じる流星君は、ドラマの中でルイが気になっていて。それに、自分が女性としてホストに行ったとき、同性だったらフランクに話しかけられるかなと。ルイはダンスをしていて男っぽいけど、中身は女の子っていうので、不思議な体験ができるんじゃないかと思って、新しい世界に一歩踏み出したいという気持ちでルイを選ばせていただきました」とコメントした。
いっぽう鈴木は「このドラマは個性豊かなキャラクターばかりなので、推しを見つけて楽しんでいただけるようなドラマになっていると思います。細かいところまで作り込んでいるので、ホストに行ったことがない方も、よく行くよっていう方も、楽しんでいただける作品になっています」と。
また、「お気に入りのホストは…」と鈴木がキャストのほうを見ると、まだ選ばれていない八木がひそかに手を合わせてお祈りモード。「マイクを持っているだけですよ？」と言う八木に対し、「なんか祈られてますが…」と鈴木はたじろぎながらも、「もちろんナンバーワンホストのMasato（八木勇征）ですね」と回答。「ありがとうございまーす！」と八木がお礼を述べると、鈴木は「ホストとしてのオーラもありますし…あのー…」と言葉を詰まらせ、すかさず八木から「え、仕方なく選んでますか!?」とのツッコミが。鈴木は笑いながら「いえいえ（笑）。素晴らしいです」と続けた。
「撮影で印象に残っているエピソードは？」という質問には、鈴木が「差し入れが入ると、シャンパンコールのような声が飛ぶんです。それがこの現場ならではだなと思います。みんなで『よいしょー！』って言って盛り上がっています」と回答。八木が「僕できますよ」と声を上げ、「なーんとなんと！ 直樹さんから！ ヤクルト1000の差し入れ頂きましたよいしょー！」と実演する場面も。「恥ずかしっ」と照れながら顔を隠す八木に、三浦は「差し入れが入ったら担当の方が声を掛けてくださるんですけど、よくやったなと今思いました（笑）」と苦笑。
さらに、「ドラマのタイトルにちなんで、皆さんの『最近〇〇しちゃいました』というエピソードを教えてください」という質問も。桜井は「服を全部処分しちゃいました」と答え、「今引っ越しを考えているタイミングでもあったので、クローゼットにたくさん服があるのが嫌になってきて、夏服を全部リサイクルに出して、本当に必要だと思う物を買おうと思っています」と明かした。
いっぽう三浦は「ドラマの関係で…八木勇征とデートしちゃいました」といい、「撮影中、食べ物の話をよくしていて。ドラマの休憩時間が45分あったのですが、これ行けるんじゃないかってなって、2人で歌舞伎町のど真ん中を歩いて、カレーを食べに行きました。そこでカレーを飲み物のように食べる勇征を見まして…。しかも、彼めちゃめちゃ食べるんですよ！ 『ドラゴンボール』に出てくるてんこ盛りのご飯を食べているような」と撮影合間のエピソードを披露。
「そんなにはないですよ（笑）」と笑う八木に、三浦は続けて「カレー何杯くらい食べられるの？って聞いたら『8はいけますね』って（笑）。そして結構食べた後に『まだお腹減ってる』って言ってまして。たくさん食べる番組があったら彼をキャスティングしたらいい画が撮れると思います」と語った。
そんな八木は「入浴剤の魅力に気づいちゃいました」と回答。サウナが好きで、週に5、6回ほどサウナに行くという八木。「汗をかくにはサウナが一番いいと思っていたんですけど、入浴剤にも発汗作用があるものがあって、その最強版のようなものを購入したんです。それを試してみたら、本当に汗の量がすごくてハマっちゃいました」と明かした。
志田は「髪を染めちゃいました。25年間一度も髪を染めたことがなかったのですが、今回の役を演じるに当たって髪を染めました。ずっと染めてみたいなと思ってはいたんですけど、優等生のような役がこれまで多くて。いつかタイミングがあればと思っていたのでうれしいです。髪の色を変えたら、雰囲気が変わったねと言ってもらえることが多くなりました。ちょっとした変化ですが、洋服などを選ぶのも楽しくなりました」と人生初の経験を告白した。
宮世は「昨日、寝落ちしちゃいました！」と回答。「僕、寝落ちをすることってほぼないのですが、昨日久しぶりに意識が飛んで、起きたら朝の3時半だったんですよ。びっくりして。それが印象的だったので…」と話すと、たまらず三浦が「かわいいなぁ、やめてくれよもう！」とにっこり。
会見当日、5時起きの予定だったという宮世は「5時まで時間ができたので、カッコつけてコーヒーを入れて。その後ドラマの台本を読んでました」と明かすと、三浦から「コーヒー飲めるの？」と質問が。「飲めますよ！ ミルクしか飲めないわけないじゃないですか！」と宮世が反論すると、「ミルクしか飲めないのかと思ってた」という三浦。これに宮世は「違いますよ！」と言いつつ、「僕コーヒーにもミルク入れられないんです。逆にブラックが好きで。朝から良い大人になれたんじゃないかなと思います（笑）」と話した。
そして鈴木は「最近、教習所を卒業しちゃいました」とプライベートでの出来事を発表。「まだ最後の試験は受けてないのですが、夏も来るので、ドラマの撮影が終わったら最終試験を受けに行きたいと思います」と言う鈴木に、三浦が「車？ 車買ったらどこ行きたいとかあるの？」と聞くと、「海沿いに行きたいです。夏に湘南とか行きたいですね。頑張ります」と夏までの目標を明かした。
さらに、会見ではドラマの主題歌アーティストも解禁に。今回主題歌を担当するのは超特急で、タイトルは「Call My Name」。超特急は「新体制になってからの主題歌は初ということで、すごく楽しみです。曲調も明るい曲ですし、時期的に新社会人や新生活を始める方もたくさんいらっしゃると思います。背中を押してあげられるような応援ソングになっておりますので、ぜひたくさん聴いていただけたらうれしいです」とコメントを寄せた。
最後に、桜井は「今超特急の皆さんも『皆さんの背中を押す』とおっしゃっていたのですが、このドラマを見てくださった方々の背中を少しでも押せるようなドラマになったらいいなと思いながら日々撮影をしております。毎話いろいろなキャストが登場しますが、みんなそれぞれの人生があって、いろいろなことにもがいていて。でもその姿にどこか勇気づけられる部分もたくさんあって、その様子を見ながら周りも成長していけるような、得るものがたくさんあるドラマだと思っています。シャンパンコールに始まり、怒涛の展開の中、久美子もたくさんのことを学んで周りの方たちと成長していくストーリーとなっておりますので、ぜひ見届けていただけたらうれしいです」と語り、会見を締めくくった。
番組情報
火ドラ★イレブン『ホスト相続しちゃいました』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
2023年4月18日（火）スタート
毎週火曜 午後11時～午後11時30分
出演：桜井ユキ、三浦翔平、八木勇征（FANTASTICS）
志田彩良、宮世琉弥、鈴木ゆうか、笠原秀幸、坂口涼太郎／兼近大樹（EXIT）／杉本哲太
脚本：中村允俊
音楽：王舟
チーフプロデューサー：河西秀幸
プロデューサー：三方祐人、山本喜彦、布施等
演出：日暮謙、木内健人
制作協力：MMJ
制作著作：カンテレ
番組公式ホームページ：https://www.ktv.jp/hostsouzoku/
番組公式Twitter: ＠kadora_11
©カンテレ
