福山雅治、大泉洋との13年ぶり共演に「洋さんと一緒にやるのがすごく楽しい」『ラストマン』試写会

ドラマ
2023年04月23日
『ラストマン-全盲の捜査官-』舞台あいさつ
『ラストマン-全盲の捜査官-』舞台あいさつ

4月23日(日)スタートの日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系 毎週日曜 午後9時)のプレミア試写会と舞台あいさつが行われ、主演の福山雅治をはじめ、大泉洋、永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、松尾諭、奥智哉、吉田羊、上川隆也が登壇した。

本作は、福山演じる人たらしで全盲のFBI特別捜査官・皆実広見と、大泉演じる警察庁⼈材交流企画室の室⻑・護道⼼太朗の2人が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいく、新時代の痛快なバディドラマ。

役へのアプローチについて福山は「皆実という人間の感情や心の動きだけでお芝居していくのでは追いつかないなと思ったので、リハーサルから入らせていただきました。普段は目が見えているので、目が見えないという状態を体験することもそうですし、どうやったら目が見えないように見えるのかと、監督、プロデューサーさん、カメラマンさん、皆さんと一緒に何回もリハーサルしました」と、チーム一丸となってキャラクターを作り上げたことを明かした。

また、その日の撮影が終わった後も白杖を持って実生活していたという福山。「パッと行ってパッとできるほど器用ではなくて、わりと役を落とし込むのに時間かかるんです。なので、撮影に入る前から常に白杖を持たせてもらっていました。本来は家の中では使わないそうなんですが、自宅は間取りが分かっているので、目を閉じて、白杖でコツコツとやりながら移動していました」と私生活でも役と向き合っていた様子。

大泉が自身の役柄について「心太朗はわりとシリアスで、特に面白いことを言う役ではないんです。乱暴な感じもあるので、私の新たな一面を見ていただけているのではないかなと思います」と語ると、福山が「結構乱暴な言葉使いをしていますよね。台本に書いていないところでも、犯人に対してこの間も絡んでいたり。そういうイメージがないのでドキッとしますよね」と。これに、大泉が「乱暴な自分がいるかもしれないと思ったので、今後少しワイルドなタンクトップに革ジャンとか、トゲトゲした衣装を着ようかな」とボケると、永瀬が「僕のターンじゃないなと思って遠慮していたのですが、トゲトゲってなんですか!」とツッコミを入れた。

大泉洋にツッコミを入れる永瀬廉

警視庁捜査一課の刑事・護道泉を演じる永瀬は、吉田演じる佐久良円花が束ねる佐久良班について「撮影入って1か月くらい、松尾さんと羊さんがずっとグルメの話をずっとしていたので、僕全然入れなくて…。どう入っていいのか分からなかったのですが、最近ようやくグルメの話のネタが切れてきたのか、世間話とかもするようになってきたので、 ようやくみんなでコミュニケーションが取れるようになった感じです」とチームワークが徐々に生まれていることを明かした。

そんな佐久良班に大泉が「待ち時間にボウリング行ったんでしょ?」と問いかけ、吉田をはじめ、永瀬、同じ佐久良班の松尾と奥と共に、捜査分析センターの分析官・吾妻ゆうき役の今田も一緒に行ったことを明かすと、大泉はうらやましそうにしていた。

『龍馬伝』以来13年ぶりの共演となる福山と大泉。久しぶりの共演について福山は「お芝居を洋さんと一緒にやるのがすごく楽しいです。この13年間で、さまざまな舞台や映像などで場数を踏まれているので、引き出しも多く、いろんなアイデアが出てくるんです」と明かすと、大泉も「初めて大河ドラマに出たときで、共演と言っても、ちゃんと絡めた記憶もないぐらいでしたから。私もついに50歳になりましたので、やっと福山さんとしっかり共演できるようになったんだなと」と感慨深げに語った。

福山雅治が大泉洋の新たな一面を明かす

皆実の捜査の力になりたいと自ら手を挙げる吾妻を演じた今田は「皆実さんの進行方向だったり、目の前に何があるかを伝える役。全盲所作指導を行っているダイアログ・イン・ザ・ダークの方に指導していただきながらやっていましたが、時計の針の方向を伝えることが慣れなくて、3時と9時が反対になってしまったり。今後、皆実さんとランニングするシーンもあるのですが、そこは福山さんと一緒に練習をさせていただきました」と役を通して学んだ、言葉で伝えることの難しさについて語った。

佐久良班の最年少の刑事を演じる奥は、福山、大泉と同じアミューズ所属。「本当に毎日が刺激的な日々。事務所の大大大先輩に当たる福山さん、大泉さん、そして 豪華キャストの先輩方と一緒にお芝居ができて、 世界で1番幸せな後輩だと思って撮影に望んでいます」とニッコリ。

同じく佐久良班の松尾は、大泉が先日放送の『王様のブランチ』内で「松尾さんの合いの手に注目してほしい」と発言したことについて「僕は監督に指示されてやっていたんですが、それを見どころと言われてしまうと、ことあるごとに皆実さんや心太朗に対して、『オイ!』とか入れないといけないのかなと思うと、そのシーンでの芝居がぶれるんです。なので、すごく葛藤していますが、なるべく入れられるところは入れています」と告白。そんな松尾が監督からの要望でリハーサルではしなかった動きをしたことに驚いたという大泉が「心太朗でいなきゃいけないのに、大泉洋の顔が出てしまった」というシーンは第7話に登場する。

心太朗の兄で、泉の父の警察庁次長・警視監の護道京吾を演じる上川は、本作が大泉との5作品目の共演。「大泉さんが初めて連ドラで主演を務めた作品でもご一緒させていただいたりして、ある意味テレビでの大泉さんの足跡の一部を目の当たりにしてこられたことは、自分にとってもありがたいことだと思っています。大泉さんは初めてお会いしたときから楽屋をにぎやかしていましたし、本質は何も変わらないですが、役者としてのスキルは目を見張るばかりの躍進を遂げていますし、そこのギャップの差が僕にとって現場を一緒にする時の楽しみの1つでもあります」と明かした。

番組公式Twitterに寄せられた視聴者からの質問で、「無敵の2人にちなみ、自身の無敵だと思うところは?」という問いに、吉田が「私が無敵だと思うところは、方言なまりで大泉さんを笑わせられること」と明かし、福山の協力の下、吉田が久留米弁を実際に披露すると、吉田のシリアスな表情と方言のギャップに会場は笑いに包まれた。

最後に、福山は「全盲の捜査官・皆実広見というキャラクターは、目が見えないことでできないことがある。そのできないことがあるからこそ、誰かに助けてもらうことで生きていくことができる。これは目が見える見えないにかかわらず、この社会というものにはさまざまな人間が共存していて、さまざまな特徴や個性を持っているその一人一人が社会を作っていて、誰かのために生き、誰かのおかげで生かされている。2023年のこの時期に、『ラストマン』という連続ドラマを放映することの意味は、そういうところにあるのかなと思っています。人と人が助け合って生きていく、より良い社会になるには、どうすればいいのかというのがこの作品のテーマになっていると思います。このドラマは引き込まれるストーリーで、クスリと笑えるところもあれば、泣けるところもあります。毎週日曜夜9時に楽しんでいただけるとうれしいです」と語った。

吉田羊の久留米弁がツボに入った福山雅治

番組情報

日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』
TBS系
2023年4月23日(日)スタート
毎週日曜 午後9時~9時54分
※初回25分拡大/午後9時~10時19分

<キャスト>
福山雅治、大泉洋、永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、王林、寺尾聰、吉田羊、上川隆也ほか

<スタッフ>
製作:TBS
脚本:黒岩勉
音楽:木村秀彬、mouse on the keys
挿入歌 :神はサイコロを振らない「修羅の巷」(Universal Music/Virgin Music)
全盲所作指導:ダイアログ・イン・ザ・ダーク
協力:日本視覚障害者団体連合
編成プロデュース:東仲恵吾
プロデュース:益田千愛、元井桃
撮影監督:山本英夫
演出:土井裕泰、平野俊一、石井康晴、伊東祥宏

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/lastman_2023_tbs/
公式Twitter:@LASTMAN_tbs
公式Instagram:lastman_tbs

©TBS

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