本格派4人組コーラス・ヴォーカルグループのDEEPが、3月16日にSony Music移籍第1弾シングル「MAYDAY」をリリース! 新曲の制作秘話や聴きどころはもちろん、メンバーの素顔が垣間見られるプライベートトークもたっぷり語ってくれました。
RYO:「MAYDAY」は、ひと皮むけた僕らを見ていただけるはずです
――読者の中には初めましての方も多いかもしれないので、まずは皆さんの自己紹介をお願いします。
TAKA:DEEPのリーダー・TAKAです。福岡出身でございます。
YUICHIRO:YUICHIROです。長崎出身で、実家は魚屋です(笑)。
KEISEI:ちなみに2人(兄:YUICHIRO、弟:RYO)は兄弟なんですよ。
RYO:RYOです。よろしくお願いします。自分で言うのもあれなんですけど、グループの中では一番クールでしゃべらないキャラといいますか(笑)。4人の中で最年少です。
KEISEI:北海道出身のKEISEIです。グループ内では結構自由にやらさせてもらってる自由人です。DEEPの自由に動ける1トップ(笑)。
TAKA:KEISEIは明るい性格で、グループを照らす太陽みたいな存在なんですよ。で、YUICHIROは華やかな花。RYOはホントに物静かで、せせらぎ(細やかに流れる水の音)のような人。そして僕の役割は一歩後ろに引いてみんなを支える立場だと思うので、例えるなら“土”かな。やっぱりね、土や水がないと花は咲かないし、太陽がないと光合成できませんから(笑)。
KEISEI:いやぁ、僕が自由に動きまわれるのもホントにメンバーのおかげですよ。みんな花に目がいっちゃうから、その分自由に動けるし。柔らかい土があるから、ひざに負担がかかることなく走れるし。水があるから、走り回ってのどが渇いても大丈夫!
TAKA:(笑)。僕らDEEPは、元々COLORというグループで活動していまして。EXILEのATSUSHIさんにプロデュースをしていただいていたんですが、2009年にグループ名をDEEPに改名。自分たちのプロデュースで深く音楽を追求していき、みなさんと深い絆で結ばれたい、そんな思いでDEEPというグループ名をつけました。僕らは4人組のコーラス・ボーカルグループで、4人全員がそれぞれメインボーカルでも歌えるというところが一番の特徴ですね。曲によってメインで歌う人が変わったりとか、それぐらい臨機応変に歌ってます。コンセプトとしては、ブラックミュージックやR&Bなど海外の音楽のテイストを取り入れつつ、ジャパニーズポップスとの融合をバランスよく表現して音楽を作っているグループです。
――Sony Musicへの移籍第1弾シングル「MAYDAY」は、どんな楽曲に仕上がりましたか?
YUICHIRO:移籍第1弾シングルなので、やっぱり勢いのあるサウンドをやりたかったっていう思いと…。あとは、僕らは今までバラード曲をやることが多かったので、そのイメージを覆すようなサウンドを目指して、この『MAYDAY』という曲が完成しました。歌詞の中には、好きな人をどうしても手に入れたいという思いが書かれているんですが、僕らにとっては移籍第1弾シングルであり、そして今年は結成10周年を迎える年でもあるので、これから大きな夢をつかんでいきたいという思いも乗せて歌っています。
RYO:僕も勢いがある楽曲にしたかったので、レコーディングのときは、普段より力強く歌おうと心がけました。あと今回の曲はわりとコーラスが少なくて、自分の声だけがのってくるパートが結構あったので、言葉1つひとつを大切にしながら歌いました。今までの僕らとはひと味違う、ひと皮むけたDEEPを見ていただけるんじゃないかと思います。
KEISEI:2人が話したように、今回のシングルへの意気込みは本当に並々ならぬものがありますし。あとはやっぱり、僕らが所属させていただいてるLDHという事務所には、EXILEさんというすごいエンターテインメントをやっている方たちがいるので、僕らもそのLDHイズムをもって音楽に取り組んでいきたいなと。そんな思いも歌に込めました。
YUICHIRO:DVDには僕の失敗映像も収録されてます(笑)
――カップリング曲の聴きどころも教えてください。
YUICHIRO:『I MISS YOU』は、切ないバラード曲ですね。今まで僕たちDEEPはバラード曲をたくさん歌ってきましたが、その中でもまたちょっと成長した一面を表現できた1曲になったんじゃないかと思います。ありそうでなかった新しいバラード曲といいますか、今までのDEEPにはなかった感じの楽曲なので楽しんでいただけたら。僕は1番のサビを歌わせてもらってるんですけど。今回は曲に寄り添いながら歌う感じというか、普段とちょっと違う歌い方でレコーディングさせていただきました。
TAKA:『MORE DEEP』は、Full Of HarmonyのHIROさん、今はMIHIRO~マイロ~さんという名前でソロシンガーとして活動されているんですけど、その方に作っていただいた曲なんです。僕らにとっては尊敬する先輩でもあり、ずっと彼らの音楽を聴いて青春時代を過ごしてきたので、そんな素晴らしいアーティストの方に曲を書いていただいたということが本当に幸せで。聴きどころとしては、R&Bを意識した、僕たちの声を聴かせる1曲になってるんじゃないかと思います。実はこの曲は、もう既にライブのオープニングで披露していて。まさにライブの冒頭、4人がバーンって登場するときにピッタリの曲なんです。歌っていてもすごく心地いいですし、こういう音楽はこれからも歌い続けていきたいですね。
RYO:今回新曲を出すに当たって、僕らがどういうグループか、皆さんに分かっていただけるような1枚にしたいという思いがあったんですが、まさにそのとおりのシングルになったんじゃないかと思います。
――初回限定盤のDVDには、「DEEP LIVE HOUSE TOUR 2015“Love Light”」の映像も収録されているそうですね。
TAKA:メンバーチョイスで、メンバーが選んだ曲を収録しています。
YUICHIRO:今まで映像になっていない楽曲とかも収録されていますし。あとは、僕がギターを弾いてる映像も。最近ライブでギターを弾くことが多くなってるんですが、ちょっと失敗してる場面とかも入ってます(笑)。
――ほかのメンバーの皆さんも、何か楽器を演奏したりされているんですか?
KEISEI:ライブとかではやらないけど、今RYOがピアノを…。
RYO:まだ習い始めたばかりなので、これから頑張っていきたいなと。いつかライブとかで披露できたらいいですね。
KEISEI:ギターにピアノかぁ。じゃあ僕はドラムかなんかを(机を叩く仕草を)。
TAKA:僕はバリトンサックスをやってみたいです。カッコいいし、あの音色が大好きなので。DEEPのステージで楽器を演奏できたらいいですよねぇ。ただ、今のところリズム隊がいないからなぁ。
KEISEI:(再び机をドラム風に叩く)
TAKA:あっ、そうかそうか、ここにいたか(笑)。
KEISEI:でもみんなが演奏したら、歌う人がいなくなっちゃうね。
TAKA:いや、ギターとピアノは弾き語りができるよ。サックスは無理だけど(笑)。
KEISEI:DEEPのライブには恋愛成就のジンクスがあるんです
TAKA:これからも皆さんと深い絆を結びながら夢を叶えていければ
――最近、プライベートでハマってることは何かありますか?
YUICHIRO:僕は家で海外ドラマをよく見てます。最近、テレビの音響がよくなるスピーカーを買って。それを使うとホームシアター的な感じで楽しめるんですよ。作品でいうと、今は『ヒーローズ・リボーン』とか見てますね。
TAKA:KEISEIはラーメン好きだよね?
KEISEI:そうですね。「“うまかっちゃん”(九州で販売されているインスタントラーメン)買ってきてほしい」って(福岡出身の)TAKAさんに言いましたね。
TAKA:DEEPは4人中3人が九州出身なので。でも、北海道出身のKEISEIが一番“うまかっちゃん”が好きっていう(笑)。
RYO:僕は「ONE PIECE(ワンピース)」が好きなんで、もうそのことばっかり考えてますね。同じ「ONE PIECE」好きの人たちと、伏線がどうのこうのとか、そういう話をいろいろするのが楽しいです。
TAKA:オフ会ね。
YUICHIRO:たまに、そのオフ会に遭遇することがあるんだけど。全然知識がないのに「あいつ、〇〇だよね?」とか言って、わざと会話に割り込んだりしてる(笑)。
TAKA:僕は今、料理にハマってまして。
KEISEI:何料理ですか?
TAKA:最近は、コブサラダとか作ってる。オレンジ色のオーロラドレッシングソースっていうのを作ってかけるんだけど。それにアンチョビとかを入れるとうまいんだよね。あとは、砂糖じゃなくてオリゴ糖で卵焼きを作ったり。家にいるときは、なるべく自分で料理をするようにしてますね。
――最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。
RYO:今回のニューシングルは、新しいDEEP、王道のバラード、R&Bテイストの曲…と、この1枚で僕らがどんなグループか知ってもらえるような内容になっていると思います。本当に渾身の思いで作った1枚なので、ぜひ聴いていただけたらうれしいです。
YUICHIRO:今、このシングルのリリースイベントなどで全国各地を周っているんです。僕らはいろいろな都道府県に行きますし、今後も皆さんに直接お会いできる機会がいろいろあると思うので、もし良かったらホームページなどをチェックしていただいて、ライブやイベントなどにもお越しください。お待ちしてます!
KEISEI:実は僕らのライブには、ジンクスがありまして。“好きな人と一緒にDEEPのライブを観に行くと99.9%結ばれる”っていう。なので、僕らのライブを観た後に、ご飯を食べに行って、そのままプロポーズとか。そういう1つのアトラクションというか、デートスポット感覚で遊びに来ていただけたら。恋愛をお休み中の方は、家族や友達と来ていただいたら、きっと絆が深まると思います。
TAKA:グループとしては今年結成10周年を迎えるんですが、この10年、僕らはファンの皆さんと一緒に絆を深めながらここまで歩いてきたので、これからも共に一歩ずつ、深い絆を結びながら夢を叶えていければ。そしてDEEPを知らない方々には、とにかく一度ライブにお越しいただきたいですね。きっときっと、刺さる曲に出合ってもらえるんじゃないかと思います。
PROFILE
DEEP●でぃーぷ…4人組コーラス・ヴォーカルグループ。「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION」の選考メンバーらによって形成され、ブラックミュージックのスパイスを取り入れた楽曲が支持を得ている。新曲「MAYDAY」がテレビ朝日系『BREAK OUT』の3月度エンディングソングに決定。
リリース情報
3/16(水)リリース
ニューシングル「MAYDAY」
【初回生産限定盤】3500円(税込)(CD+DVD)
【通常盤】1200円(税込)(CD)
【期間生産限定盤】500円(税込)(CD)
〈オフィシャルウェブサイト〉
http://www.deep-ldh.com/
〈オフィシャルファンクラブサイト〉
http://deeplink.jp/
取材・文:江藤利奈