『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』(BSプレミアム/BS4K)の新作「箱舟はいっぱい」に永山絢斗、袴田吉彦、さとうほなみ、古田新太、「どことなくなんとなく」に岡山天音、竜星涼、西野七瀬、「イヤなイヤなイヤな奴(前後編)」に増田貴久、萩原聖人、野間口徹、浅利陽介、飯島寛騎、竹中直人の出演が決定。コメントが到着した。
2023年4月からBSプレミアム、BS4Kで毎週日曜夜に放送された『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』シリーズ。国民的漫画「ドラえもん」の生みの親、藤子・F・不二雄がライフワークとした、大人向けの刺激的でシュールな味わいのあるSF短編漫画をもとにした実写ドラマは、SNSなどでも大きな話題となった。
視聴者の期待に応えるべく、このたび4月に放送された7作品(全8回)を地上波でも放送。NHK総合の「夜ドラ」枠で5月29日(月)スタート。月曜から木曜までの毎日、1話15分完結(一部作品は前編・後編の計30分)を2週にわたってオンエアする。
さらに、6月にはBSプレミアム/BS4Kで新作を放送。彗星が地球に衝突する事態を目前としたパニック模様を描く「箱舟はいっぱい」に永山絢斗、袴田吉彦、さとうほなみ、古田新太。この世のすべてに実在感を持てなくなったサラリーマンの物語「どことなくなんとなく」に岡山天音、竜星涼、西野七瀬。
宇宙船の密室で繰り広げられる船員たちのギリギリの攻防劇「イヤなイヤなイヤな奴(前後編)」に増田貴久、萩原聖人、野間口徹、浅利陽介、飯島寛騎、竹中直人と、若手からベテランまで実力派の豪華メンバーがそろった。2023年は、藤子・F・不二雄生誕90周年の記念すべき年。笑いと涙、そしてちょっと怖さも秘めた「少し不思議」なエンターテインメントに注目だ。
新作出演者の役名とコメントは以下を参照。
「箱舟はいっぱい」大山役・永山絢斗 コメント
漫画原作はとても面白くて、ぜひやってみたいと思って飛び込んでみたものの、いざ自分が演じるとなると、いろいろ難しかったです。監督が藤子・F・不二雄先生の熱烈なファンということで身を委ねて演じました。漫画のコマと同じような構図で撮りたいとおっしゃられるのですが、なかなか漫画そのもののように表現することはできず、やはり生身の人間が演じるということでそれなりに工夫したつもりです。原作を知らない方にも十分楽しんでいただけると思いますので、お楽しみに!
「箱舟はいっぱい」細川役・袴田吉彦 コメント
藤子・F・不二雄先生の生誕90周年という節目に出演のお話をいただきありがたい思いです。数多くの作品の中から今回、「箱舟はいっぱい」細川役を演じさせていただきました。1974年に発表されながら、今も現実に起こりうる可能性があるのでは? と考えさせられる不思議な作品。人類の終えんが訪れるということを実際に自分が知ったらいったいどんな時を過ごしていくのだろうと、考えさせられました。皆さんもこの物語の1人として実在するなら誰とどんな時を過ごしていくのか考えながら見てほしいです。
「箱舟はいっぱい」大山の妻役・さとうほなみ コメント
彗星が地球に衝突し、人類が滅亡してしまうかも知れない。何が本当で、誰がうそをついているのか。「箱舟はいっぱい」は約50年前に描かれたお話で、私は出演のお話をいただいてから初めて漫画を拝見しました。彗星に限らず、今の時代にも有り得そうな、意外に身近な内容だと感じ震えました。本多アシタ監督の原作への愛と敬意を存分に受け、永山さん演じる大山もとても愛らしく、楽しませていただきました。ぜひお楽しみにお待ちいただければと思います。
「箱舟はいっぱい」連絡員役・古田新太 コメント
藤子F先生はほんわかした空気の漫画が多いですが、実は非常にブラックな漫画も描く人だということは知っていました。原作を読んで、最後ハッピーエンドに終わらせないぞ、という気概が見えて、ちょっと悪い感じで終わるのがF先生っぽいな、と思いました。演じた連絡員の役は、原作でもかなり間抜けな感じの人なので、そのように演じたほうが、ラストシーンが気味悪くなるのではないかと思って演じました。15分のドラマですが、すごく豪華なキャストで、おいらは東野幸治さんとみっちゃん(清水ミチコさん)の架空のテレビ番組を楽しみにしています。
「どことなくなんとなく」天地役・岡山天音 コメント
子供の夢想のようでもあり、どこか現実のすぐそばの物語でもあるような、不思議な感触のお話でした。江口(カン)監督の再解釈で、より原作の奥深さや、いびつな様相が増して行く過程がとても興味深かったです。共演者の皆さまも以前よりご一緒させていただいている方々で、この奇妙な世界に飛び込む上で、とっても心強かったです。またご一緒できてうれしかったです。
「どことなくなんとなく」友人役・竜星涼 コメント
友人役のオファーをいただき、初めてSF短編シリーズを読み進めるうちに、これが幼い頃よく見ていたアニメと同一人物の作品なのかと、衝撃を受けました。ブラックユーモアにあふれていてとても面白い。主人公は誰か? 岡山天音君? これはやりたい! 2人で山に登りたい! そう思っていたのは僕だけかもしれませんが (笑) 。過酷な山での撮影ではありましたが、素晴らしいロケーションのおかげでより壮大な映像になったと思います。藤子・F・不二雄さんのドラマ版の世界観をお楽しみください。
「どことなくなんとなく」天地の妻役・西野七瀬 コメント
藤子・F・不二雄先生の作品といえば『ドラえもん』というイメージがありましたが、『どことなくなんとなく』は、不思議でダークな世界観で、藤子・F・不二雄先生の作品の振れ幅に驚きました。原作に忠実な部分とドラマならではの部分もあり、演じるうえで難しいなと感じていましたが、江口監督、そしてこれまでも何度かご一緒している岡山天音さんとの撮影だったこともあって、安心して撮影することができました。ぜひご覧いただけたらうれしいです。
「イヤなイヤなイヤな奴」ミズモリ役・増田貴久 コメント
今回は「実際にはこんな人いないのでは?」と思うくらいギリギリの悪役キャラを演じさせていただきすごく面白かったです。原作漫画は何十回も読み返し、最後のオチに向けて、秘密を抱えたミズモリが、各シーンで何を思い、どのように生きているのかを考えつつ演じました。ミズモリの笑い方は原作通り「フェーヘッヘッ」とやりたいなと思って練習し、現場で監督の前でやったら一発OKでした。豪華なキャストの方々と共演させていただき楽しかったです。ここまでイヤな奴を演じたのは初めてです。どうぞぜひ見ていただいて僕を嫌いになってください!(笑)
「イヤなイヤなイヤな奴」ヒノ役・萩原聖人 コメント
メンバーが男性だけで、普通の人がいない(笑)チームだったので面白かったです。物語は、ボタンの掛け違いだらけなのですが、目的は一つという設定で、チームで演じる醍醐味を味わいました。ヒノは熱血漢のキャラですが、怒りっぽい短気な役は演じていてエネルギーを使います。竹中さんは怒るところも適度に抜きながらなさっていて見ていて楽しそうでしたね(笑)。原作は、昔に描かれた未来の話ですが、やはり人間を描いているので普遍的なテーマになっていると思います。年齢を選ばない作品になると思うので楽しみです。
「イヤなイヤなイヤな奴」キヤマ役・野間口徹 コメント
藤子・F・不二雄の短編作品では、人間のさがみたいなものにグッとフォーカスするものがあって、もともと好きでしたので、この仕事が来た時は「やった!」と思いました。うちの子供に原作を読ませて「お父さんどの役やると思う?」と聞いたら「キヤマ」と即答でした(笑)。今回のキャストは気心知れているメンバーでしたので、原作にどこまで寄せるかのさじ加減も近くて、すごくやりやすかったです。原作を知らなくても十分楽しめる作品です。今の時代に自信をもって皆さんにお届けできると思います。
「イヤなイヤなイヤな奴」ドイ役・浅利陽介 コメント
SFが好きで、しかも藤子・F・不二雄先生の作品。絶対に面白い!! と思い作品へ参加させていただきました。共演者の皆さんもすてきな方々ばかりで、楽しみながら撮影に臨むことができました。中でも竹中直人さんとは、大河ドラマ『秀吉』以来の約26年ぶりに共演ができてとってもうれしかったです。一緒のシーンでは終始笑いが起きていて、それを耐えることなく素直に笑っていました。撮影現場での楽しさが、視聴者の方々に伝わることを願います!
「イヤなイヤなイヤな奴」キンダイチ役・飯島寛騎 コメント
幼い頃から親しんできた藤子・F・不二雄先生の作品。「イヤなイヤなイヤな奴」は今回のお話をいただいたおかげで出会えた作品でした。50年も前に描いたとは思えないほど現代の人たちにリンクする部分やクスッと笑えるところ、そして人の本質が描かれている描写に圧倒されました。宇宙空間で大人たちが本気でふざけて真面目に作った本作、ぜひお楽しみにしていてください。
「イヤなイヤなイヤな奴」船長ツキシマ役・竹中直人 コメント
とても良いチームで楽しい撮影でした。自分のことを棚に上げて言いますが、キャストがみんな変で面白い!(笑) 大河ドラマ『秀吉』で子役の頃共演した浅利(陽介)君と久しぶりに一緒になれたのもうれしかったですし、増田(貴久)さんの「フェーヘッヘッ」という笑い方、最高でした。自分が演じた船長には、先入観を持ちたくないのであえて原作漫画は読まずに臨み、監督や周囲に合わせて演じました。少し頼りない船長になっています。みんなアクの強い人ばかりで、間違いなく面白くなると思うので、期待していてください。
番組情報
『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』
<新作>
BSプレミアム/BS4K
『箱舟はいっぱい』(脚本・演出:本多アシタ)
2023年6月4日(日)午後10時50分~
出演:永山絢斗/袴田吉彦 さとうほなみ/神尾佑 福徳秀介(ジャルジャル) 後藤淳平(ジャルジャル) /岩川晴
上野なつひ 中西美帆 加納有沙 佐藤貴史/東野幸治 清水ミチコ/小野武彦/古田新太
『どことなくなんとなく』(脚本・演出:江口カン)
2023年6月4日(日)午後11時05分~
出演:岡山天音/竜星涼/西野七瀬/一平 岡本ヒロミツ 江越聖也
『イヤなイヤなイヤな奴 前後編』 (脚本・演出 有働佳史)
2023年6月11日(日)午後10時50分~
出演:増田貴久/萩原聖人/野間口徹 浅利陽介 飯島寛騎/酒井若菜/竹中直人
<NHK総合 夜ドラ(再放送)>
毎週月曜~木曜 午後10時45分~11時
再放送:同週金曜 午後11時45分~ 4話一挙再放送
『おれ、夕子』 (脚本・演出:山戸結希)
2023年5月29日(月)午後10時45分~11時
再放送:2023年6月2日(金)午後11時45分~深夜0時
出演:鈴木福/田牧そら 柴崎楓雅/藤井夏恋 池村碧彩/山本耕史
『メフィスト惨歌』 (脚本・演出:宇野丈良)
2023年5月30日(火)午後10時45分~11時
再放送:2023年6月3日(土)深夜0時~0時15分(金曜深夜)
出演:又吉直樹/鈴木杏/武内駿輔 渡辺哲 大方斐紗子/大和田伸也/遠藤憲一
『定年退食』 (脚本・演出:宇野丈良)
2023年5月31日(水)午後10時45分~11時
再放送:2023年6月3日(土)深夜0時15分~0時30分(金曜深夜)
出演:加藤茶/井上順/山崎潤 原扶貴子 池田鉄洋/中山翔貴 白鳥紗良 神谷圭介
吉田正幸 小出圭祐 上原りさ 山崎あみ/三ツ矢雄二 ベンガル
『テレパ椎』 (脚本:本多アシタ 演出:倉本美津留)
2023年6月1日(木)午後10時45分~11時
再放送:2023年6月3日(土)深夜0時30分~0時45分(金曜深夜)
出演:水上恒司/坂口涼太郎 北香那/岡崎体育 富田望生/やついいちろう
『昨日のおれは今日の敵』 (脚本・演出:家次勲)
2023年6月5日(月)午後10時45分~11時
再放送:2023年6月9日(金)午後11時45分~深夜0時
出演:塚地武雅/高橋努 アベラヒデノブ 宮下かな子 本多力
『親子とりかえばや』 (脚本・演出:松本壮史)
2023年6月6日(火)午後10時45分~11時
再放送:2023年6月10日(土)深夜0時~0時15分(金曜深夜)
出演:青木柚 吹越満/横田真悠 望月歩/宮田早苗 霧島れいか
『流血鬼 前編』 (脚本・演出:有働佳史)
2023年6月7日(水)午後10時45分~11時
再放送:2023年6月10日(土)深夜0時15分~0時30分(金曜深夜)
出演:金子大地/堀田真由 加藤清史郎/福山翔大 宮崎吐夢 片岡礼子 宮川一朗太
『流血鬼 後編』 (脚本・演出:有働佳史)
2023年6月8日(木)午後10時45分~11時
再放送:2023年6月10日(土)深夜0時30分~0時45分(金曜深夜)
出演:金子大地/堀田真由 加藤清史郎/福山翔大 宮崎吐夢 片岡礼子 宮川一朗太
制作統括:古屋吉雄(NHK)、川崎直子(NHK エンタープライズ)、上田勝巳(ライツ)
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