BiSが5月14日(日)、東京・中野heavysick ZEROにて新体制初ワンマンライブ「BiS the REPRODUCTiON LiVE」を開催した。以下、レポートを掲載する。
ワンマンライブ「BiS the REPRODUCTiON LiVE」は、2023年3月19日から25日に行われた「WACK合同オーディション2023」でBiSに加入が発表されたイコ・ムゲンノカナタ、クレナイ・ワールズエンド、シオンエピックの初お披露目にして、第3期BiSの6人体制初ライブだ。
会場の中野heavysick ZEROは、BiSにとって第1期、第2期、そして現在の第3期の始動のタイミングで、初めてワンマンライブを行った“聖地”と言える場所。新メンバー3名が加入し、節目となるタイミングで行われる“聖地”でのライブには、前日5月13日(土)に行われたガチャガチャイベント「BiS des GACHA」の景品で本ライブの鑑賞券を引き当てた強運の研究員(※BiSファン総称)が集結した。
会場を埋め尽くす研究員をかき分け、プロレス入場でステージに現れる新生BiS。「はじめまして! 私たち新生アイドル研究会、BiSです。よろしくお願いします!」とあいさつをしたのち、「DESTROY」でライブの幕が上がる。
今までのBiSを破壊するかのように、激しいパフォーマンスを披露しながらライブは進行。新メンバーも既存メンバーに必死についていき、熱のこもったパフォーマンスを見せる。「STUPiD」「少年の歌」「スモーキン・ビリー」とBiSが誇る攻撃的なセットリストを展開し、会場の研究員を圧倒していく。
ここで改めて自己紹介を行い、ここからは“パーティータイム”に突入。「KiSS MY ASS」「hey boy hey girl」「GOiNG ON」と会場の研究員と盛り上がる楽曲を連発し、BiSと研究員が一体化した。まるで1つの共同体が生まれ、フロア全体が踊っているような盛り上がりを見せる。
「こんにちは。今日はBiSの新体制のお披露目ライブに来ていただき、ありがとうございます。BiSには3人の新メンバーが加入しました!」とナノが話すと、新メンバーそれぞれに感想を聞く流れに。
「緊張して吐きそうですが、楽しいです!」(イコ・ムゲンノカナタ)、「ちょっとほんとにライブしてるのか分からないくらいふあふあしてますが、後半も頑張りたいです」(シオンエピック)、「(会場が)熱いですね。本当にあっという間で。でも、楽しいです!」(クレナイ・ワールズエンド)とそれぞれ感想を述べた。
ここで、“ラジオ体操”→“ヘッドバンキング”→“スクワット”が振り付けになっている「thousand cricket」に突入。新メンバーは過酷な楽曲についていくのに必死な状況だったが、何とかライブの難局を乗り切る。
続いてトギーのシャウトが響き渡り、ライブのテンションを爆発させる「テレフォン」で会場はさらにもみくちゃに。本編の締めくくりに、今回のセットリストで初となるメロウなナンバー「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」をパフォーマンスした。
アンコールを求める声が鳴り止まない中、改めてステージに登場したBiS。ここから1人ひとりコメントを発表していく。
クレナイ「本日は、中野heavysickにお越しいただきありがとうございます。私は今年の3月の合宿オーディションで合格して、今ここにいます。去年もオーディションに参加したのですが、合格することはできませんでした。落ちた時に悔しくて、1年後もまたここに戻ってくると決意しました。そして今年これで受からなかったらアイドルという夢は諦めようかなと思ってました。
去年の合宿での姿を知ってる分、プレッシャーがすごかったですが、今年は絶対に合格してやるという思いで1週間必死に頑張りました。合格した時は実感なくてずっと夢の中にいる気分でした。渡辺さんの始まりであるBiSのグループの一員になれて本当にすごく幸せです。
努力をすれば、諦めなければ、夢はかなえられなくてもどこかで必ず良いこととして自分に返ってくるので、そのことを忘れずに、これからいろいろなことを6人で乗り越えていけたらいいな思います。
みんなに支えられてこその私たちだと思うので、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいです。多くの方に私の存在や、BiSのことを知ってもらえるよう頑張っていきたいと思います。これから応援よろしくお願いします」
シオン「シオンエピックです。本日はお披露目のライブを見ていただきありがとうございます。これまでずっと見ている側で、ステージに立つ側になるなんて、ステージの上なんて想像もつかなかったです。すごく不思議な気持ちです。
今こうしてみなさんの目を見てパフォーマンスができているのが本当に幸せです。これからWACKで、BiSでどんな経験ができるのか胸が高まっています。これからよろしくお願いします」
イコ「改めましてイコ・ムゲンノカナタです。私は小さい頃からアイドルが好きで、自分に似合わないアイドルにずっと憧れていました。
人に怒られるのが怖くて、ついいい子ぶってしまう自分にはWACKのアイドルがすごくかっこよくみえて、自分もここでアイドルになりたいと思うようになりました。長い間見てきた夢がかない、BiSの一員になれたことがうれしくてたまらないです。
今日ここでお披露目ライブをさせていただけたこと、研究員のみなさんと目を合わせられたこと、声を聞いてもらえていること、全部全部最高に幸せです。BiSとして生きるこの瞬間を大切にこれから一生懸命頑張っていきます。
これからもっとたくさんの研究員に会いたいし、ここにいる研究員のみなさんと見ていく景色をどんどん大きくしていきたいです。これからのBiSを、そしてイコ・ムゲンノカナタをよろしくお願いします!」
ヒューガー「改めまして、今日はお披露目公演に来てくれた皆さん、そして配信を見てくれている皆さん、本当にありがとうございます!
特別な場所で、今日新しい始まりの時間を研究員と共に過ごせて、すごく幸せです。3人は、厳しい合宿を乗り越えて、BiSに来てくれました。BiSに入って約半年のまだまだ未熟な私は、自分なりにどう新メンバーのことをサポートできるかな、どうしたらもっとBiSが大きくなっていけるのかな…ってこの1か月たくさん悩みながら過ごしました。
いい意味で全然、未来が予想できないんです。毎日会ってるはずなのに、毎日毎日その子の新しい一面を見れるんです。しかも、似たようなものが全然なくて、1人1人に違う魅力があって、みんなエネルギッシュで、気付かされることや成長させてもらうことばかりです。
だから、酸いも甘いも経験して、少しずつ大きくなっていって、力を合わせて、これからどんなふうにでも変わっていけると信じているし、そこに研究員がいてくれたら、もっともっと強い気持ちで進んでいけるなって思います。
どうか、一緒にスタートの一歩を踏んでくれたらうれしいです。これからもよろしくお願いします!!!!!!」
ナノ3「今日は中野heavysickにBiSを見に来てくれてありがとうございます。ついに6人でスタートできるんだ、研究員に会えるんだって今日をすごく楽しみにしていました。
新メンバーが加入して、6人になって、それぞれ全然違うタイプの子が集まったので、今までと同じやり方をしていれば上手くいくなんてことはなくて、私自身も成長しなければならないことがたくさんあります。良いところだけじゃなくて、ダメなところも認め合って、向き合い続けて、向き合い続けることを諦めないで、今までBiSが築いてきたものも大切にしてみんなで成長していきたいです。
この6人でどんなBiSになっていけるのか、まだ私たちも分からなくて楽しみな気持ちでいっぱいなんですけど、大好きなBiSでBiSの音楽を届け続けて、研究員と一緒にいたいし、これからもっとたくさんの研究員に出会えるように、何回も見たくなるような面白いグループになっていきたいって思ってます。そしてもっともっとたくさんの大きな景色を研究員と見にいけるようにがんばります!!!
これからもよろしくお願いします!」
トギー「ここは、3期BiSが初めてワンマンライブをした場所で、新体制初ライブをするっていうことは、また一から始められるような感じがしていて、わくわくした気持ちもありつつ、過去を超えたいって思えば思うほど怖さも感じていました。
何かが変わっていくことは、これからどうなっちゃうんだろうって不安がいつも少しだけあるんですけど、今まで活動してきて、変われないままでいることのほうがずっとつらかったのでこうやって3人一気に入ってきてくれて、雰囲気がガラッと変わって、これから先のことが全部未知で、どんなBiSになっていくのか毎日楽しみで仕方ないです。
今までで1番良いBiSを作りたいと思っています。みんなの中にBiSはこうであってほしいとかこうあるべきだ! とかあるかもしれないんですけど、それは私の中にもあって、でもどんなBiSでもBiSなんだろうなあと思うので、この6人と研究員で新しいBiSを作っていけたら良いなと思っています。
どうなっていくのか一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。今日は本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
ここで、7月12日(水)にリリースする新曲を初パフォーマンスする。芯のあるドラミングとメンバーのささやくような歌声が会場に響き、サビに向けてどんどんテンションが高まっていく新曲に、うなりをあげるマグマのように研究員のテンションが高まっていく。
まさに、今の6人体制のBiSだからこそ表現できる楽曲がここに誕生したと言えるだろう。他を圧倒するパワーを持った新曲で高まったテンションのまま、本日のオーラスとなる「CURTAiN CALL」を2連発させ、ライブは終了した。
新メンバーはまだ完璧とは言えない部分もあったが、第1期BiSの始まりの時期を思い出させるようなパフォーマンスで今後の成長に期待が高まった。来週からは、新体制初の全国ツアーも開催される。新生BiSの可能性を感じられるライブをぜひ現場で体感してほしい。
SET LIST
1. DESTROY
2. STUPiD
3. 少年の歌
4. スモーキン・ビリー
5. KiSS MY ASS
6. hey boy hey girl
7. GOiNG ON
8. BASKET BOX
9. thousand crickets
10. テレフォン
11. DA DA DA DANCE SONG
12. BiS-どうやらゾンビのおでまし-
EN1. タイトル未定 ※新曲
EN2. CURTAiN CALL
EN3. CURTAiN CALL
●photo/kenta sotobayashi
リリース情報
New Single「タイトル未定」
2023年7月12日(水)発売
ライブ情報
全国ツアー「3 balls and 2 strikes TOUR」
5月20日(土)大阪・Umeda CLUB QUATTRO
5月27日(土)福岡・DRUM SON
5月28日(日)福岡・DRUM SON
6月3日(土)埼玉・HEAVEN’S ROCK KUMAGAYA VJ-1
6月4日(日)茨城・水戸ライトハウス
6月10日(土)広島・VANQUISH
6月17日(土)愛知・新栄シャングリラ
7月1日(土)北海道・札幌PLANT
7月2日(日)北海道・札幌KLUB COUNTER ACTION
7月9日(日)宮城・SENDAI CLUB JUNK BOX
7月18日(火)東京・LIQUIDROOM
WEB
BiS Official Site:https://www.brandnewidolsociety.tokyo
BiS Official Twitter:@BiSidol
ULTRA STUPiD RECORDS:@ULTRASTUPiD_BiS