“平凡な主婦”若村麻由美がスーパーのパート姿でクランクイン!木曜劇場『この素晴らしき世界』劇中写真公開

ドラマ
2023年06月05日
『この素晴らしき世界』©フジテレビ

7月スタートの木曜劇場『この素晴らしき世界』(フジテレビ系 毎週木曜 午後10時~10時54分)で主演を務める若村麻由美がクランクイン。劇中写真と鈴木吉弘プロデューサーからコメントが到着した。

完全オリジナルとなる本作は、普段はスーパーマーケットでパートをしており、家では夫と冷め切った関係の主婦・浜岡妙子(若村麻由美)が、ある日を境に大女優・若菜絹代(若村=2役)としてなりすまし生活を送る姿をコミカルに描く、“なりすましコメディ”。

妙子は年上の夫・浜岡陽一(マキタスポーツ)と息子のあきらと暮らす、どこにでもいる平凡な主婦。子育てとパートに追われながら、これといった趣味もなくただ生きてきた。主婦業とパートをこなしながらも「お前は社会を知らない」と陽一とあきらからは低く見られる日々。

そんな中、妙子はパート先や日常生活の中で誰かに尾けられているような、監視されているような、妙な視線を感じるように。陽一に相談するが、「意味なく不安になるのも更年期なんじゃ…」とまったく取り合ってもらえない。

視線を感じるようになってから2週間ほどたったある日、妙子の前に西條隼人と名乗る者が現れる。女優・若菜絹代の事務所関係者である西條は、若菜が週刊誌のスキャンダルがきっかけで国外へ失踪したことを打ち明け、身代わりとしてスキャンダルの謝罪会見に出席してほしいと妙子に頼む。

というのも、妙子と若菜は顔だけでなく声までもがそっくりで、事務所関係者も認めるほどだったのだ。突拍子もない内容に妙子は断るが、身代わりを務めることで得られる高額な報酬が頭から離れない。結局、西條らの説得と高額報酬につられて会見に出席することに。

そして当日、若菜が所属するプロダクションの社長・比嘉莉湖(木村佳乃)と、若菜の夫・水田夏雄(沢村一樹)と出会い、いよいよ会見本番を迎えるのだが…。

『この素晴らしき世界』©フジテレビ

本作で主婦と大女優という真逆なタイプの2役を演じる若村は、仲代達矢主宰の「無名塾」出身。連続テレビ小説『はっさい先生』(1987年、NHK)のヒロインに選ばれてデビュー。映画、ドラマ、舞台でさまざまなヒロイン役を務め、エランドール新人賞を始め、数々の受賞経歴がある実力派だ。

木曜劇場『白い巨塔』(2003年、フジテレビ系)の財前杏子役の好演を機に、個性的な役柄にもチャレンジし幅広く活躍している。フジテレビの連続ドラマでの主演は『夜桜お染』(2003年、フジテレビ系)以来約20年ぶりで、木村、沢村、マキタスポーツとは初共演となる。

撮影は、妙子が働くス-パーマーケット・ラビットマートの野菜売り場でクランクイン。スーパーのパートということで、初日は白いカットソーにラビットマートのエプロンというラフないでたちでのシーンに。

撮影現場に到着した若村は、制作スタッフよりも大きな声で「これから(1クール)よろしくお願いします!」とあいさつ。合間には監督と共に熱心に、そして時には談笑を交え、話し合いながら初日の収録は順調に進んだ。今後は真逆な性格の持ち主でもある若菜のシーンも撮影予定。“大女優”としての姿も楽しみなところだ。

本作の企画意図や見どころを語った、鈴木プロデューサーのコメントは下記に掲載。

『この素晴らしき世界』©フジテレビ
プロデュース・鈴木吉弘(フジテレビ編成制作局ドラマ・映画制作センター)コメント

◆今作の企画の成立について教えてください。

実はこの企画は、僕がまだ駆け出しのプロデューサーだった頃からやってみたかった企画なんです。その頃ご一緒していた制作のプロデューサーの方と、あれこれと考えていました。失踪する女優と、その身代わりを演じることになる一般人のコメディーです。それを、30年くらいたった今、引き出しの奥から引っ張り出した感じです。もちろん一緒に考えていたプロデューサーさんにも許可をいただきました。
今回は、大人の俳優さんたちを集めたいという企画でしたので、まずキャスティングを始める前に、物語の全てのプロットと脚本をおおむね完成させて、それを読んでいただいた上でキャスティングのお願いをさせていただきました。

◆台本の進行としてはずいぶん早いですね。

僕の担当した連ドラでも、一般的にはクランクインの段階で半分くらいの台本ができていて、あとは撮影をしながら順次作っていくことが多かったです。実際の撮影やお芝居を見ながら内容を作って行くというような。それも連ドラの醍醐味ではあるのですが、今回は2月には最終回まで全ての台本が出来上がっているという形でした。

◆キャストの変更によって内容の変更はあったのですか?

若村麻由美さんに主演を引き受けていただけることになって、ご本人とお会いしていろいろお話をしまして。主婦と大女優という2役を演じていただくにあたって多少せりふの言い回しや語尾などを変更して、脚本を書き直して、新しい決定台本を作りました。物語全体については全く変わっていません。

◆“なりすまし”や“一人二役”という今作の軸を成立させるために主演に求めていたことは?

この役は、“平凡な主婦”と“大女優”という2役だけではなく、“主婦がなりすました女優”という中間の一面もあり、とても多彩な表現が求められます。若村さんとご一緒させていただくのは今回が初めてなのですが、さまざまな作品を拝見していて、役柄ごとに見事に違いを演じ分けて表現されているので、この難しいキャラクターも面白く見せてくださると確信しています。

◆今作の魅力、物語に込めた思いは?

今作は荒唐無稽なコメディーなのですが、主人公が異世界に飛び込んでしまって、純粋な目線だからこそ見えるその異世界の奇妙なことに気づき、それを“世直ししていく”という物語でもあります。これは、私たちの生きる社会の中のどこにでもあるような問題についても同じで、目を背けずに無関心にならずに、純粋な目線で見て、自分のできる範囲でできることから直していこうよというメッセージになればと思っています。

◆多彩な方々が出演しますが、期待することはありますか?

最初に企画があって、それに最もふさわしいと思う方々をキャスティングさせていただき、その後にさらにキャラクター造形が“当て書き”という形になるように脚本を修正していきました。これから発表させていただくキャストも含めて異次元の豪華さとなっていて、演技のぶつかり合いが楽しみです。それぞれの俳優の個性が生きる、“どのシーンを切り取っても面白い組み合わせ”のキャスティングになっていると思います。

番組情報

木曜劇場『この素晴らしき世界』
フジテレビ系
7月スタート
毎週木曜 午後10時~10時54分

出演:
若村麻由美
木村佳乃
マキタスポーツ
沢村一樹

脚本:烏丸マル太
プロデュース:鈴木吉弘(『ガリレオ』シリーズ、『恋ノチカラ』『電車男』 他)、水野綾子(『マルモのおきて』『家族ゲーム』『竜の道 二つの顔の復讐者』 他)
演出:平野眞(『やまとなでしこ』『HERO』『監察医 朝顔』 他)、山内大典(『個人差あります』『知ってるワイフ』『ストロベリーナイト・サーガ』他)ほか
主題歌:小田和正「what’s your message?」
音楽:村松崇継
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/subaseka/
公式Twitter:https://twitter.com/subaseka_fujitv
公式Instagram:https://www.instagram.com/subaseka_fujitv/

©フジテレビ

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2024秋ドラマまとめ今日の人気記事ランキング