福山雅治主演、大泉洋共演の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系 午後9時~10時19分)の最終回(6月25日(日)放送)に先駆け、最終回プレミア試写会と福山、永瀬廉、今田美桜、吉田羊、オンラインで大泉洋が登壇したサプライズトークショーが行われた。
本作は、福山演じるアメリカから交換留学生として来日した全盲のFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見と、彼のアテンドを命じられた大泉演じる警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗による痛快なバディドラマ。脚本を担当するのは、日曜劇場で数々の極上のドラマを紡いできた黒岩勉。
最終回の試写会が終わり、サプライズで福山、永瀬、今田、吉田が会場に登場すると、客席から拍手や歓声が上がり、福山が「興奮、感動が冷めやらぬ中だと思いますが、僕らの思いを少しだけ聞いていただければと思います」とあいさつ。
いよいよ6月25日(日)に最終回を迎えるに当たって、福山は「この『ラストマン』という撮影は大変楽しくて。ハードはハードなんですけれども、『ラストマン』という世界の住人としてという言葉が本当にピッタリくる作品でした。物語がどうなっていくのかというのを知りながら撮影をしていたんですが、かなり早い段階から『いつか終わっちゃうんだな』と寂しい気持ちがあって。『この世界にずっといたいな』『終わりたくないな』っていう思いでいましたから、撮影は終わったんですが、今日こうやってキャストの皆さんと登壇できて、そして『ラストマン』ファンの皆さんとこうやって時間を過ごせるというのは本当にうれしいですし、どこか寂しいです」と名残惜しい様子。
共演者との思い出を問われた永瀬は「今まで経験したことのないような本当にたくさんの初めての経験をこの『ラストマン』という作品で挑戦させていただきましたし、日々楽しかったです。そして福山雅治さんっていうお父さんみたいな大きな背中で(笑)。本当に福山さんにお声掛けしようかなって思うときに何回か『お父さん』って言いかけました。頑張って止めて『福山さん』って呼んだんですけど(笑)」と福山との思い出を「家族になろうよ」の歌詞にかけて明かした。
そして、撮影期間中に福山の愛称である「ましゃ」と呼ぼうとしていたことも告白。「この3か月間、僕の中だけの野望だったんですけど、もし続編があれば、次は『ましゃさん』っていうふうに。それぐらい毎日濃い3か月間を過ごさせていただきました」と話すと、福山から「お父さんよりましゃさんのほうが…」とツッコまれた。
大変だった撮影を問われた今田は「皆実さんにカメラで指示をするシーンで、まだ皆実さんが事件現場に行ってなくって、先に吾妻側だけを撮るってなったときに、方向が決まらなかったりとか、グリーンで撮影することも多くて指示を出すのは初めてでしたし、なかなか難しかったですし、今回かなり勉強になったところでもありました」と。
吉田は「本当に最高でしたね。みんなそれぞれ自分ができることを全力でやって、必ず結果を出してくれる本当に心強いメンバーでした。時にはね、先走ってしまう人が約1名おりましたけれども」と語ると、すかさず永瀬が「多分、僕ですね」と手を挙げた。
さらに吉田が「仲間を思ってこその行動が多かったので。また、その好敵手である皆実さんの出現によって、さらに佐久良班の絆が深まったんだなというふうに思ってます。で、佐久良班が見捨てた皆実さんの受け口になったのが、吾妻さん。もう吾妻も佐久良班の1人と我々は思っております」と語ると、福山が「私の目を奪わないでください」と返し、笑いを誘った。
また、吉田演じる佐久良に思いを寄せる馬目(松尾諭)について、吉田が「(馬目が)最終回に近づくにつれて思いをね。でも直接は言っていらっしゃらないので、佐久良さんは気づいていないと思います」と明かすと、永瀬も「確かに佐久良さん、あんま感じる部分ないですね」と相づち。
福山から「2人はどうなっているの?」と永瀬演じる泉と今田演じる吾妻の関係性について問われると、永瀬は「マジでご飯行きたいっす。1回頑張って誘ったんですけど、ドラマの中で」と返答。福山に「吾妻は泉の思いは感じてるわけですよね?」と聞かれた今田が「直接言われているのでたぶん感じてはいると思うんですけど、まだ差はあるとは思います」と話すと、永瀬は「泉は全然諦めてはいないので」と泉の思いを代弁した。
ここで、心太朗の衣装に身を包んだ大泉がスクリーンに登場。福山が大阪にいる大泉とリアルタイムでつながっていることを確認すると、会場からは大きな拍手が起こった。
この日、劇中で使う音声を収録したという大泉。「どんな台本を福山さんが頑張るかなと楽しみにしてたんですよ。そうしたら、見事に皆実さんが面白いことを言っていて。僕、『なんて返せばいいんですか?』って言ったら、その場で監督とプロデューサーが『そうなんですよね、何て言います?』って聞いてきて、お任せだったんです!」と訴えると、福山は「僕は振るだけ振って(笑)。僕もまだ聞けていないので楽しみです」と笑った。
最後に福山は「こんな感じで現場も非常に楽しく過ごしてまいりました。本当に素晴らしいチームワークだったと思います。『助けるんじゃない。ともに戦うんだ』というコピーがありましたが、本当にこの『ラストマン』という作品を作り上げて、今の日本の現代のドラマで何ができるのか、エンターテインメントで一体何が届けられるのか、そういうチャレンジがあった作品だと思います。きっと気持ちよく最後は泣きながらもスカッと終われるひと言を大泉さんも言ってくれていると思います。僕もオンエアが楽しみです。最後までもうちょっとですけど、お付き合いください」と締めくくった。
最終回(6月25日放送)あらすじ
泉(永瀬廉)が元捜査一課長の山藤(金田明夫)に刺され、予断を許さない状況に。
佐久良班と皆実(福山雅治)たちは真相を明らかにすべく動くが、その矢先に警察上層部から事件の調査をストップするよう指示が出る。
しかし、佐久良(吉田羊)たちはその判断に納得がいかず、捜査を続行。弓塚(石橋蓮司)を黒幕と考えて捜査を続け、事件には暴力団の関与があったことを突き止める。
一方、皆実と心太朗(大泉洋)は、心太朗の実父・鎌田(津田健次郎)を調べていく中である衝撃的な事実にたどり着く。
それこそが、まさに事件の真相を明るみに出す一つのカギとなっていく。
そして、皆実たちの捜査に不穏な動きを見せる清二(寺尾聰)と京吾(上川隆也)。
そんな中、鎌田が重体で病院に搬送される。
番組情報
日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』
TBS系
最終回:2023年6月25日(日)午後9時~10時19分
<キャスト>
福山雅治、大泉洋、永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、王林、川瀬陽太、森口瑤子、寺尾聰、津田健次郎、吉田羊、上川隆也 ほか
<スタッフ>
製作著作:TBS
脚本:黒岩勉
音楽:木村秀彬、mouse on the keys
挿入歌 :神はサイコロを振らない「修羅の巷」(Universal Music/Virgin Music)
全盲所作指導:ダイアログ・イン・ザ・ダーク
協力:日本視覚障害者団体連合
編成プロデュース:東仲恵吾
プロデュース:益田千愛、元井桃
撮影監督:山本英夫
演出:土井裕泰、平野俊一、石井康晴、伊東祥宏
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/lastman_2023_tbs/
公式Twitter:@LASTMAN_tbs
公式Instagram:lastman_tbs