7月12日（水）スタートの赤楚衛二が主演を務める水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』（日本テレビ系 毎週水曜 午後10時）の制作発表会見が行われ、赤楚、生田絵梨花、岡山天音、藤原さくら、市原隼人、波瑠が登壇した。
岡山演じる元気が営むカレー店のセット内に赤楚ら6人が役衣装で登場。スーツ姿の赤楚は「こうやって前に立つと宴会の締めのあいさつみたいな感じになっていますが…」と冗談を交えつつあいさつをすると、進行の辻岡義堂アナから「締めないでくださいね！」とツッコミが入り、ひと笑いで会場が温まったところで会見がスタート。
役柄の見どころを問われた赤楚は「33歳まで仕事を一生懸命頑張って、ちょっと恋愛をおざなりにしてきた向井くんが、将来について何も考えてなかったところから、いろんな人と向き合って、恋愛をして、だんだん価値観がアップデートされていくところが見どころなんじゃないかな」と明かした。
続いて生田が「向井くんが10年間忘れられない元カノという役。（向井くんが）いろんな魅力的な女性と出会っていく中でも、ふと美和子との思い出を重ねてしまったりするので、プレッシャーはあるんですが10年前の思い出の部分は向井くんと一緒に楽しくできたらなと思います。そして再会してからどんな気持ちを抱くのか、10年前からどう変化していくのかなど悩むところは丁寧に向き合いながら演じていきたいです」と見どころを交えて意気込みを語っていると、赤楚がくしゃみ。すかさず生田が「元カノアレルギーですか!?」とツッコミを入れ、会場を笑わせた。
赤楚が「生田さんがゲラでツボが浅くギャハハまではいかないんですけど、ずっと笑っていたことがあって…」と明かすと、生田は「思い悩んでいるようなニュアンスがほしいと言われているシーンのときに、『笑っちゃダメだぞ、楽しくなっちゃダメだぞ』と自分に言い聞かせたんですが、真剣になった顔の自分に笑ってしまって」とそのときの様子を説明。赤楚が「和やかなシーンからちょっと暗くなるシーンを直結で撮っていたので、切り替えが難しかったみたいで」とフォローすると、生田は「赤楚さんは動じない方だったので、すぐ引き戻してくださってありがたかったです」と感謝した。
岡山は自身が演じる元気という役について「他の物語にいないようなオリジナリティのあるキャラクターだと思うので、とても面白い役」と語りつつ、「元気という名前のとおりベースは本当に元気でドラマのわちゃわちゃした部分を担えたらと思っていますが、物語が進むにつれて、向井君のメインストーリーとは別のところで、麻美（藤原）というパートナーと一緒に生きていくことに障壁を感じたり、ただの元気ではなくなっていくので、いろんな元気の側面を魅力的に演じられたら」と語った。
そんな元気の妻で向井くんの妹の麻美を演じる藤原は「もともと原作を読んでいたんですが、出演が決まってから家族も漫画を読んで。『家でだらっとしている感じや、ストレートな発言がさくらを見ているようだ』と言われたので自然体で臨みたいなと思っています」と自身と役柄の共通点を明かしつつ、初の既婚者役にも奮闘している様子。
そんな岡山と藤原はお互いの印象について「いきなり夫婦の距離感や温度感みたいなものを表現をするのは難しいのですが、藤原さんが柔らかく、ラフに現場でいてくださるのでおかげでスムーズにはいらせていただけた」（岡山）、「撮影が始まる前にウエディングドレスを着た写真撮影があったのですが、岡山さんが声優をやられていたアニメの映画の感想を伝えたり、お互い漫画が好きなので、漫画の話をさせていただきながら、和やかにラフに撮影しています」（藤原）と明かした。
向井くんとは打って変わって、大人の恋愛を繰り広げるスマートな恋愛強者・環田を演じる市原は「自分が演じる環田とは真逆なところがありまして、しゃべるのも、恋愛に関しても不器用なので、この作品とこの作品の視聴者の皆さんと共に、男女の間に流れる駆け引きの距離感を味わいながら学ばせていただいています」と。
向井くんの相談相手となる洸稀を演じる波瑠は「カレー仲間というか、友達というか、名前をつけられない間柄、そういった独特なポジション」と語り、洸稀の説教くさいところについては「結構正論で向井くんをボコボコにしてしまうんですが、演じたときに怖くならないように、きつくなりすぎないようなあんばいを監督や皆さんと相談しながら作っていけたら」と。これに赤楚は「（洸稀は）怖いんですけど、本人の優しさもにじみ出ているからこそ、スッと聞けちゃうような言われ方をされています」とフォローを入れた。
「この夏、皆さんとやってみたいことは？」と問われた一同は、「スイカ割り」（赤楚）、「流しそうめん」（生田）、「花火」（岡山）、「バーベキュー」（藤原）と次々に夏らしく、みんなで参加できそうなイベントを上げ、それぞれ得意そうな人を明かした。そんな中、市原は「挑戦的な、新たな恋愛ドラマというものを作っていければ」と会見中も役と向き合っていた。
波瑠はセットのカレー店にかけて「まだ撮影でカレーを頂けていないので、藤原さんがおっしゃったバーベキューと一緒でもいいので、アウトドアな環境でみんなでカレーを食べたい」と明かした。
最後に赤楚が「いろんな選択肢が増えすぎて、恋愛のゴールにたどり着けずに、悩んでいる、もがいているキャラクターたちの物語です。それぞれのキャラクターがどうやって向き合って、どういう恋愛のゴールを描くのかというところをぜひ見ていただきたいと思いますし、 夏のラブコメということでポップなところもあるので、その恋愛前を楽しんでいただけたらなと思います」とアピールし、会見を締めくくった。
番組情報
水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』
日本テレビ系
2023年7月12日（水）スタート
毎週水曜 午後10時～11時
＜出演＞
赤楚衛二、生田絵梨花、岡山天音、藤原さくら・財前直見・市原隼人・波瑠ほか
＜スタッフ＞
原作情報：『こっち向いてよ向井くん』ねむようこ／祥伝社フィールコミックス
脚本：渡邉真子
音楽：FUKUSHIGE MARI
チーフプロデューサー：三上絵里子
プロデューサー：鈴木将大、柳内久仁子、妙円園洋輝
協力プロデューサー：福井芽衣
演出：草野翔吾、茂山佳則 ほか
制作協力：AX-ON ダブ
製作著作：日本テレビ
番組公式HP：https://www.ntv.co.jp/mukaikun/
公式Instagram＆Twitter：＠mukaikun_ntv
