阿部サダヲが歌川広重に!妻・加代(優香)との夫婦の物語をドラマ化「あまり知られてなさそうな部分の広重をお見せできたら」『広重ぶるう』

ドラマ
2023年07月13日
『広重ぶるう』阿部サダヲ

特集ドラマ『広重ぶるう』(BSプレミアム4K 2024年3月後半放送)に、阿部サダヲと優香の出演が決定し、コメントが到着した。

浮世絵の世界で、葛飾北斎と共に世に知られる歌川広重だが、実は火消し同心として江戸の火事を消すかたわら、絵を描いていた。『広重ぶるう』では、語られることの少なかった広重を共に歩んだ妻・加代との夫婦の物語としてドラマ化する。

本作で歌川広重役を務めるのは阿部サダヲ。広重の妻・加代役は優香が務める。さらに、勝村政信、笹野高史、渡辺いっけい、黒沢あすか、中島ひろ子、小松和重、前野朋哉、山本裕子、みのすけ、若林時英、野添義弘、吹越満、髙嶋政伸、長塚京三らが出演する。

文政13年(1830年)。歌川広重は家業の火消しで生計を立てる下級武士だった。派手な美人画・役者絵全盛期にもかかわらず広重は地味な画風で売れず、もがいていた。しかし妻・加代だけはそんな広重を気丈に励ましつつ、質屋に通い、身を削って支える。

そんな時にある版元から渡されたうちわに「ベロ藍」という舶来絵具で絵が描かれており、その美しさに衝撃を受け、広重は叫ぶ「この青が活(い)きるのは空!」。

鬼才・葛飾北斎(長塚京三)の存在、同門の歌川国貞(吹越満)との差を感じつつ、ベロ藍を初めて使用した「東都名所」の売れ行きは不調。そんな中、献身的な加代がつなげる「東海道五十三次」を出版する版元・保栄堂の主人である竹内孫八(髙嶋政伸)との出会い。広重は周りの人間に支えながらも、もがき苦しみ、おのれの描きたい画を追い求める。

そして、ついに描きたいものが見つかった矢先、加代の身に…。さらに、安政の大地震。失われた江戸を求めて、広重は再び筆をとる。ベロ藍を武器に、後にゴッホが模写し、世界の絵画に大きな影響を与える「名所江戸百景」を描き出す。

阿部、優香によるコメントは以下を参照。

阿部サダヲ コメント

ドラマ『広重ぶるう』で歌川広重を演じさせていただくことになりました。阿部サダヲです。
浮世絵師の役は初めてですし、筆の動かし方や扱い方、そして所作も現代とは違うので苦労しそうですが、楽しみでもあります。
「東海道五十三次」などの作品は知っていましたが、広重が火消しをなりわいとしている武士だったということ、絵師として売れるまでは妻の支えがなければ厳しかったことなどは知らなかったので、このドラマであまり知られてなさそうな部分の広重をお見せできたらと思っています。よろしくお願いします。

優香 コメント
『広重ぶるう』優香

歌川広重さんの妻、加代さんを演じます。加代さんは、広重さんの才能、優しさ、面白さを誰よりも理解していて、信じていて、広重さんをずっと支えている方です。歌川広重さんの絵はどこかで一度は目にしていたと思います。そんな人たちの世界の中に入れること、こんなすてきな加代さんを演じることができるのは、幸せです。阿部サダヲさんとの共演も楽しみで仕方ありません!

番組情報

特集ドラマ『広重ぶるう』
BSプレミアム4K
2024年3月後半放送

原作:梶よう子『広重ぶるう』
脚本:吉澤智子
音楽:遠藤浩二
出演:阿部サダヲ 優香
勝村政信 笹野高史 渡辺いっけい 黒沢あすか 中島ひろ子 小松和重 前野朋哉
山本裕子 みのすけ 若林時英 野添義弘
吹越満 髙嶋政伸 / 長塚京三
演出:井上昌典
制作統括:佐野元彦(NHKエンタープライズ)、松田裕佑(松竹)、遠藤理史(NHK)

©NHK

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