テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優＆女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第63回はドラマ『なれの果ての僕ら』（テレビ東京ほか）に出演中の椛島光さんが登場です。
「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」椛島光
◆本作において小山内を演じる上で意識したことは？
小山内はちょっと抜けているところがあって。今起こっている状況を理解していないところがあったりするので、そこをうまく表現できたらいいなと思っていました。私自身はどちらかというと、いろいろと状況を考えてしまうタイプなので、頭の中を空にして演じようと。その場で起こっていることに対して素直にリアクションできるように、という気持ちで撮影に臨みました。
◆監督から何かアドバイスはありましたか？
小山内は周りの意見に流されるタイプの子なんですが、物語が進むにつれて変化していく部分があります。監督からは衣装合わせのときに「すごくいい役だと思うから頑張ってね」と声を掛けていただいたので、精いっぱい演じ切ろうと気合が入りましたね。
◆衝撃的なシーンも多い作品ですが、撮影で大変だったことは？
やはり作品的に死んでいく人が多くて、それぞれに死に方も壮絶なんです。バラバラの死体が落ちてきたり、血を吐きながら這いつくばったりとか。フィクションではあるんですが、実際に目の当たりにすると本当に衝撃的なシーンが多くて。演じている皆さんがすごくインパクトのあるお芝居をされていたので、リアルさが出ているのかなと思います。
◆ドラマの今後の見どころは？
今作は人間の善性をテーマにした作品で。その中で個性豊かなキャラクターがたくさん登場して、「身近にこういう人いるよね」と思うような人たちが、窮地に立たされたときにどういう行動を取るのか…という人間性の実験みたいなところもあります。それぞれがどう成長していくのか、または成長しないのか。続きが気になる作品だと思うので、ぜひ注目していただけたらうれしいです。
◆今作に参加して、椛島さんも何か考えるところがありましたか？
はい。やはり、なんだかんだ自分が一番だと思う人が多いというか。ほとんどの人がそうで、でもそれは仕方ないこと、当たり前なことだと思うんです。偽善と本当の善の違いみたいなものが、このドラマでは描かれていて、深く考えさせられる作品だなと思いました。
◆現場の雰囲気はいかがでしたか？
現場は作品とはまたちょっと違う雰囲気で、本当に和気あいあいとした雰囲気の中、撮影していたんです。撮影場所も小学校の廃校だったので、懐かしさを覚えたりもしました。まず、教室にある机と椅子がものすごく小さく感じて、こんな椅子に座ってたんだなぁと思ったり。校内の家庭科室、理科室とかも懐かしかったですね。私は小学校のとき陸上部をやっていたので、その頃のことも思い出しました。当時は走るのが得意で活発な女の子でした。
◆今は、周りの人や友達からどんな人だと言われますか？
長く一緒に過ごしている友達からは「小動物っぽい」と言われます。どういうところが小動物なのか自分ではあまり分からないんですが、動きが独特なのか行動が独特なのか…多分、何かが独特なんだろうなと思います（笑）。でも私は動物が好きなので、動物に例えられるのはすごくうれしいです。
◆ペットを飼っているんですか？
昔、実家でウサギを飼っていたことがあります。今は動物を飼っていないのですが、ワンちゃんを飼うのが夢です。最近は大きいワンちゃんにもひかれるんですよね。いつか家族になってくれたらいいなぁと、想像している時間が楽しいです。
◆華奢な椛島さんだとお散歩が大変そうですね(笑)。
確かに、ワンちゃんの方が力が強そうですよね（笑）。大型犬だとゴールデンレトリバーとかが飼いたくて…憧れます。最高にかわいいです！
◆では、休日はどんなふうに過ごしていますか？
ドラマの撮影が終わってからは、友達と会えなかった分会ったりしているんですが、わりと1人でいることも多いです。お散歩が趣味なので、ふらっと歩きに出掛けたり。明るい時間に歩くのが好きなんですが、最近は暑くてお昼のお散歩が難しくなってきたので、日が暮れてから歩こうかなと思っています。歩くときは５～10キロ近く、歩数にすると1万歩くらい歩きます。音楽を聴きながら歩くこともあれば、最近はYouTubeをBGMにして聴いていることも多いですね。バトル系のゲームが好きなので、ゲーム実況の動画をよく聴いています。スマホで手軽にできるバトルゲームにハマっていて、暑くて出掛けたくないときは、お家で涼みながら戦っていたりもします（笑）。
◆最後に、今後の理想の俳優像について教えてください。
「あの人のお芝居が好きだから一緒にお仕事したいな」と言ってくださるような俳優になることが将来的な目標です。私自身もいろいろな映画やドラマを見るんですが、この人のこういうところが素敵だからいろいろな作品に出ているんだろうな、と思いながら見ることが多くて。例えば私自身は薬師丸ひろ子さんに憧れていて。薬師丸さんのように自分にしかできないお芝居や表現を見つけられたらいいなと思っています。
PROFILE
●かばしま・ひかり…1996年6月8日生まれ。青森県出身。O型。主な出演作は『仮面ライダーリバイス』『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』など。
番組情報
ドラマチューズ！『なれの果ての僕ら』
テレビ東京ほか
毎週火曜 深夜0時30分～
BSテレ東・BSテレ東4K
毎週月曜 深夜0時30分～
配信：動画配信サービス「U-NEXT」にて独占見放題配信
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」 （テレビ東京HP・TVer）にて見逃し配信
原作：内海八重「なれの果ての僕ら」（講談社「週刊少年マガジンKC」刊）
出演：井上瑞稀（HiHi Jets／ジャニーズJr.）、犬飼貴丈／
北原ゆず、大原優乃、工藤遥、草野大成、椛島光、斎藤流宇、大原櫻子、西村拓哉（Lil かんさい／関西ジャニーズJr.）、阿部凜、菅生新樹、倉本琉平、新原泰佑、ゆうたろう、松原冬真、ニシダ・コウキ（ラランド）、吉田伶香、佐久本宝、紺野彩夏、矢花黎（7 MEN 侍／ジャニーズJr.）、中村里帆（出席番号順）
／我妻三輪子、森カンナ、雛形あきこ
監督：城定秀夫、柴田啓佑、的場政行
脚本：モラル、鈴木藍、城定秀夫、倉地雄大（テレビ東京）
音楽：ゲイリー芦屋
主題歌：HiHi Jets／ジャニーズJr.「ロベリア」
プロデューサー：倉地雄大（テレビ東京）、清家優輝（ファイン）
制作：テレビ東京 ファインエンターテイメント
製作著作：「なれの果ての僕ら」製作委員会
番組公式HP：https://www.tv-tokyo.co.jp/narenohate/
番組公式Twitter・Instagram・TikTok：@tx_narenohate
＜クレジット＞
●photo／干川修 text／山口昭子 styling／蔵之下由衣 hair&make／稲野麻亜里 衣装協力／cerea
