TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_season3』の最終ラウンドの視聴者投票が8月13日(日)に行われ、徳島県出身の16歳・大和奈央が3代目グランプリに決定した。
幅広い世代に人気の俳優・タレントが所属する田辺エージェンシーと、数多くの番組、ドラマ、映画から、アイドルや楽曲などさまざまなエンターテインメントを手掛けてきた秋元康、そしてTBSがタッグを組んで実施している「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」。
第3弾となる今回は、約7000人の応募が寄せられ、北は北海道から南は沖縄まで、最年少は15歳、最年長は20歳という9人のファイナリストが参加。3か月にわたってさまざまなワークショップを受け、7月に演劇界の奇才・根本宗子が9人に書き下ろしたショートドラマを放送し、視聴者投票により最終ラウンドに進む4人を選出。
最終ラウンドでは、OSRIN、伊勢田世山、羽住英一郎、竹中直人という第一線で活躍する4人の超一流クリエイターを監督に迎えて制作された15秒のショートドラマを番組公式YouTubeに公開。グランプリの1人を決める視聴者投票が行われた。
8月13日に最終ラウンドの視聴者投票が行われ、生放送でグランプリが発表された。応募総数約7000人の頂点に輝いたのは、徳島県出身の16歳、高校2年生の大和奈央。大和は、セミファイナリスト4人を決める最初の視聴者投票でも透明感のあるビジュアルと存在感で2位以下に大幅な差をつけて勝ち抜いた。そして、最終ラウンドの15秒ショートドラマ対決では映画監督・羽住英一郎とタッグを組み、「もう一度、会ってみたい」と視聴者の心をつかみ、TBSドラマ主演デビューの座を懸けたし烈な争いを勝ち抜いた。
視聴者投票の結果が発表され、総合プロデューサーの秋元康から花束が贈呈されると、大和は大粒の涙を流し「まさか自分が本当にグランプリになれるとは思ってもいなくて、でもずっと夢であった女優さんという夢をかなえられて本当にうれしいです」とコメント。また、未来のスター女優誕生の瞬間をMCのニューヨークと高山一実に加え、初代グランプリの飯沼愛、2代目グランプリの幸澤沙良が見届けた。
生放送後に行われた囲み取材で大和は「私はもともと人前に立つのが苦手な性格なのですが、そういう自分を変えたくてこのオーディションを受けたので、勇気や希望を与えられるような女優さんになりたいです」と、あらためて喜びをかみ締めつつ意気込みを語った。秋元は「大和さんが一番未知数で、クリエイターたちがこれからいろいろと試してみたくなるような素材」と大和の魅力を語った。
グランプリに輝いた大和は、10月スタートのTBS新ドラマ『Maybe 恋が聴こえる』で主人公・桃井蕾未役で主演デビューを飾る。ドラマ初出演にして初主演を果たす本作の舞台は「声優学校」で、ヒロインとイケボ男子たちが贈る、声に恋する“声キュン”ラブコメディとなる。
企画・原案は本プロジェクトの総合プロデューサーである秋元康が担当し、共演には声優志望のイケボ男子・音瀬陸役に橋本涼(HiHi Jets/ジャニーズJr.)が決定している。