堀田真由が主演、萩原利久が共演するドラマ『たとえあなたを忘れても』(ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット 毎週日曜 午後10時~)が、10月22日(日)放送スタート。両名と、脚本を手掛ける浅野妙子らからコメントが到着した。
今年4月、日曜よる10時に全国ネットの連続ドラマ枠を立ち上げたABC。その第3弾となる10月クールの作品は、脚本家・浅野妙子の書き下ろし恋愛ドラマ『たとえあなたを忘れても』に決定。主演に堀田真由、相手役に萩原利久を配し、大切なものを失いながらも懸命に生きる男女が、運命的にめぐり会う切ない純愛物語を、神戸ロケの美しい映像と共に送る。
脚本の浅野は、『神様、もう少しだけ』でHIVを、『ラスト・フレンズ』ではDVや性同一性障害を題材に取り入れ、苦難の中で純度を増す、結晶のような恋愛ドラマを紡いできた唯一無二のラブストーリーテラー。今回のドラマでは、夢を失い生活苦に陥ってしまった女性と、記憶を失ってしまう“解離性健忘症”という障害を抱えながらも、キッチンカーを運営し懸命に生きる男性の恋物語を紡ぐ。
堀田が本作で演じる主人公は、ピアニストになる夢に挫折し、現実から逃れるように東京から神戸に引っ越してきた河野美璃(こうの・みり/24歳)。音楽教室のピアノ講師という職はあるものの、収入は乏しく、「社会の役に立たない」自分にため息をつきながら毎日をやり過ごしている。
そんな美璃が、大好きなメロンジュースをきっかけに出会うのが、萩原演じる青木空(あおき・そら/26歳)。空には記憶障害があり、自分が自分であることの証となる過去を持たないが、その日々に陰りはなく、自ら運営するキッチンカーに客として訪れた、人生にうつむきがちな美璃にも屈託のない笑顔を向ける。美璃は、そんな空の素性も知らぬまま次第に惹かれていくが…。
失った夢に縛られ、自分の価値も居場所も見つけられず人生をさまよっている美璃と、記憶を失っても今あるがままの自分を受け入れ、どこにでも行けるキッチンカーを拠点に自由に生きる空。
共演経験の多い堀田と萩原が4回目の本作で初めて恋人役を演じ、美璃と空として紡ぎ出す恋模様は、廃墟、誰にも弾かれないピアノ、かなわなかった夢、思い出せない過去など、象徴的に登場する「役に立たないもの」たちと共に、儚くも美しい旋律を奏で始める。
発表に当たり、主演の堀田は「うれしい気持ちと同時に、ピアノを弾くことだったり、オリジナルラブストーリーというのは初挑戦なので、そこにちょっとした緊張感もありますが、初主演は人生に1回しかできないので、今回の“1度きり”を思い切り楽しめたらいいなと思っております」と意気込みを。
萩原も「こんなにも温度を感じる台本はなかなか出合えないなと思いました。描かれている人物がとても丁寧で、読んでいるだけで、どんどんその景色が見えてくるような。この感じた温度を細部まで視聴者の皆さまに届けたいです」と思いを語っている。両名と浅野らからのコメント全文は、次ページに掲載。