成田凌が主演を務める月10ドラマ『転職の魔王様』(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜 午後10時~)第9話が、本日9月11日(月)に放送。この回で秘められた過去や思いが明らかとなる、「シェパードキャリア」社長・落合洋子役の石田ゆり子からコメントが到着した。
本作は“転職の魔王様”の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐(成田凌)が、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも働く自信と希望を取り戻させる、心ゆさぶる“転職”爽快エンターテインメント。
毎回、来栖が「あなたの人生、このままでいいんですか?」と迷える求職者たちに問いかける姿がお約束となっている本作。シビアな現実を突きつけながらも、自分のホンネと向き合い、自分自身で人生を決断することの大切さに気づかせる“魔王”の導きは、心に刺さるという視聴者も多い。今回、来栖からその言葉を突き付けられるのは…?
第9話でメインとなるのは、石田ゆり子演じる「シェパードキャリア」の社長・落合洋子。社員にとって尊敬できる上司であり、太陽のような存在。来栖や天間(白洲迅)を自社に誘い入れた人物で、社長として頼りになる一方、優しくてチャーミングな人柄も魅力的だ。
そんな、“圧倒的愛され上司”の洋子だが、恋人の五十嵐君雄(金子ノブアキ)が10年間自宅に閉じこもっている、いわゆる“ひきこもり”状態だという衝撃の事実が明かされる。洋子は君雄がきっかけで「たとえ心や体に傷を負ったとしても、もう一度社会で活躍できると信じたい」と、転職エージェント会社「シェパードキャリア」を立ち上げたのだ。
しかし現実には、長い間社会との接点を断ち、職歴に空白期間がある求職者が再就職をするのは容易ではない。それでも洋子は、「転職エージェントの仕事は、困っている人に寄り添って、何度つまずいてもやり直せる。そんな社会のために必要な仕事だ」と自らの会社に誇りを持ち、君雄の未来を照らし続けてきた。
現在、“ひきこもり”状態の人は推定100万人以上いると言われ、当事者はもちろん、彼らの生活を支える両親も高齢化が進んでいることから、「8050問題」(80代の親が50代の子供の生活を支えるため経済的・精神的に強い負担を請け負うことになる社会問題)と呼ばれ、事態は深刻化の一途をたどっている。
小学校の先生だった君雄は真面目で優しく、子どもたちからも慕われていた。それがなぜ、“ひきこもり”になってしまったのか。10年越しで明らかになるその理由とともに、恩人である洋子のため総力を挙げて立ち上がる、来栖や千晴(小芝風花)、「シェパードキャリア」のメンバーの姿にも注目だ。
10年にわたり君雄を見守り続けてきた洋子は、優秀で心優しい部下たちの助けを借り、殻に閉じこもった恋人を再び陽の当たる場所へと連れ出すことができるのか。劇中で初めて弱い一面をのぞかせる洋子役の石田からコメントが到着した。
石田ゆり子 コメント
◆これまでの放送を終えて、周囲の反応はいかがでしょうか? また、洋子を演じるにあたり大切にしていることは?
「一話完結で見やすい」という感想をよくいただきます。あと、私の周りだと、洋子さんの衣装が楽しみだという声もたくさんもらいますね。洋子という私の役回りは、みんなの保護者みたいなものなので、「こんな会社があったらいいな」とか、「こういう人が社長だったらいいな」って思ってもらえればいいなと思って演じています。
◆第9話で明かされる恋人の存在、その彼が“ひきこもり求職者”であるということ。これまでの求職者の中でも難しいテーマですが、印象に残ったシーン、せりふがありましたらお教えください。
第9話で、洋子さんの過去が明らかになります。こういう過去があって、こういう思いがあって、「シェパードキャリア」を作ったのねと分かる回になっています。職歴の空白期間が長ければ長いほど、再就職のネックになるというシーンがあって。何年もひきこもっている方が再就職することは、とても大変なことだというのを再認識する回でもありました。劇中で「人の気持ちを動かすのはやっぱり人」というせりふがあります。結局、いいことも悪いことも、人からしか何も始まらない。そういう回だったなと思いますね。
あと、とにかく私は…ものすごく撮影が暑かったですね。これまでで一番暑かった撮影でした(笑)。ただ、恋人の君雄さんを演じられた金子ノブアキさんが、すごくすてきで救われました。君雄さんの悩みやナイーブさなど、金子さんが演じると納得できるというか、とてもリアルにすてきに演じてくださって、私もありがたかったです。
◆撮影現場でのエピソードをお教えください。
撮影中、やたら成田君に聞かれたのは、「最近何買いましたか?」とか「寝るとき、どんなお布団がおすすめですか?」とか(笑)。普段どういうものを使っているか、よく聞かれて話していたら、「みんな、ゆり子さんのおすすめの枕と布団を買いましたよ」って(笑)。成田君が、僕たちはみんな同じ布団なので、みんなで一緒のベッドで寝ているようなものですよって言っていて。なるほど一理あるな、なかなか面白いこと言うなって思いました(笑)。
◆都知事や社長など、責任ある立場を演じられることも多く、視聴者はどうしても石田さんに理想の上司像を重ねて、憧れをもってしまうかと思いますが、ご本人としてはいかがですか?
ありがたいなと思いますが、私個人としては、上司になったことがないので、いつも手探りなんです。ただ、年齢を重ねていくにしたがって、どうしても若い人たちにとっての“人生の先輩”にはなってしまうので。「あんな大人になりたくない」とは思われたくないなと、いつも思っています(笑)。
◆石田さんにとっては“理想の上司”とはどういった人物でしょうか?
私がとても好きなのは、私の20歳くらい上の世代の方々なんです。その方々が戦後の日本を、ベースを作ってきたと思うんです。すごく自由で、破天荒な時代。その時代に青春時代を送ってきた人たちは、やっぱりすてきだなと思います。
◆キャリアアドバイザーにちなみまして…、石田さんは実生活では、悩みを話すタイプでしょうか? または、アドバイスをするほうが多いでしょうか?
どっちもありますが、昔から相談されるほうが多い気がします。相談しやすいタイプなのかもしれません。
◆そうですね。誠実で、自分の言葉で話してくださるというか、ウソがないというか…。
そうでしょうか。確かに言葉にはうるさいタイプかもしれない(笑)。言葉が好きですね。
◆撮影を乗り切る石田さん自身のリラックス方法を教えてください。
やっぱりちゃんと運動することと、ちゃんと寝ることですかね。
◆第9話の見どころ・視聴者へのメッセージをお願いします!
第9話は、洋子さん出すぎ! っていうくらい出ております(笑)。見どころとしては、洋子のために「シェパードキャリア」のみんなが立ち上がってくれて、「シェパードキャリア」の良さが出ている回だと思います。あとは、毎話そうですが、“人が人を救う物語”。特に今回は、“人情味あふれる回”だなと思います。また、社会問題の「8050問題」というセンシティブなテーマを扱っています。何か考えるきっかけになればなと思っています。
番組情報
『転職の魔王様』
カンテレ・フジテレビ系
毎週月曜 午後10時~
出演:成田凌、小芝風花
山口紗弥加、藤原大祐、おいでやす小田、前田公輝、井上翔太、井本彩花
石田ゆり子
原作:「転職の魔王様」「転職の魔王様2.0」額賀澪 (PHP研究所)
脚本:泉澤陽子(ドラマ『リコカツ』『鹿楓堂よついろ日和』『IQ246~華麗なる事件簿~』)
小峯裕之(ドラマ『ドクターホワイト』『連続ドラマW ギバーテイカー』 )
主題歌:milet「Living My Life」(SME Records)
オープニング曲:LIL LEAGUE from EXILE TRIBE「Monster」(rhythm zone)
音楽:横山克、橋口佳奈
プロデューサー:萩原崇、石田麻衣、櫻田惇平
監督:堀江貴大(ドラマ『花嫁未満エスケープ』、映画「先生、私の隣に座っていただけませんか?」 )
丸谷俊平(ドラマ『俺の話は長い』 『ハコヅメ~たたかう交番女子!~』)
保坂昭一(ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』『監察医 朝顔』)
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
WEB
公式HP: https://www.ktv.jp/tenshokumao/
公式X(旧Twitter): @tenshokumao
公式Instagram:@tenshokumao
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