日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の最終回(9月17日(日)午後9時~10時19分放送)を前に、テントのリーダーで、憂助(堺雅人)の父・乃木卓であるノゴーン・ベキを演じた役所広司よりコメントが到着した。
本作は、『半沢直樹』をはじめ数々の大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄が原作・演出を手掛ける最新作。主演の堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司という全員主役級、日曜劇場史上最も豪華な主要キャスト陣をはじめ、総勢42人の豪華俳優陣が出演する。
9月10日放送の第9話で、乃木(堺雅人)が「私は、別班の任務としてここに来ました」と明かし、別班を裏切っていなかったことが判明。そして、撃たれた別班員たちは急所を外されていて、日本で生きていた。
9月17日放送の最終回では、この事実を知ってノコル(二宮和也)が激高し、ベキ(役所広司)は刀を抜く。過酷な運命を乗り越えた親子。40年の時を超えた宿命の物語はどんな結末を迎えるのか。
◆台本を読まれた時、どんな印象を受けましたか?
とても壮大な脚本で、福澤(克雄)監督らしいといいますか。監督は、ラグビーをやられていたせいか、とても力強く不死身な感じがするんですよね。テレビドラマとして、何かを変えようと挑戦している姿勢が見てとれる脚本ですし、そういう思いを込めた監督の原作であり、全員が“ついていこう”と思える作品です。
◆その福澤監督とはどんなお話をされましたか?
『陸王』以来、福澤組に呼んでいただいて、特に今回は“福澤祭”といいますか、今まで福澤さんにお世話になった俳優さんたちが集まって、お祭りを真剣に楽しむという現場なので、緊張感とともに楽しさがあります。監督の人格とリーダーシップが、撮影現場の中で若いスタッフさんを育てていて、僕たち俳優も一緒に育てられています。関わった全員が力をつけていく雰囲気が福澤チームにはとてもあるんです。
◆モンゴルでの撮影はいかがでしたか?
モンゴルのシーンは“CGなのでは?”と間違えてしまうぐらい、壮大なものでしたね。360度どこをとっても、素晴らしい景色と環境で。今回、モンゴル人のスタッフさんも多く参加してくれましたが、僕が中盤にロケに参加する頃には日本チームとモンゴルチームが、とても良いチームワークになっていました。
◆息子である乃木憂助役の堺雅人さんと共演された印象はいかがですか?
以前、CMで共演した時に「いつかドラマでご一緒したいですね」と話していて、それが実現したのがとてもうれしいです。『VIVANT』というドラマの大黒柱ですから、背負っているものも大きいと思いますが、彼はそれにふさわしい俳優さんだと思います。しっかりと根を張っているといいますか、そういう信頼感は、僕たち共演者たちも感じているのではないでしょうか。堺君が毎回テストから本番に向けて、本当に素晴らしい芝居をしているので、周りもそれに引っ張られて緊張しますし、スタッフも失敗できないという雰囲気にもなります。堺君が福澤チームの中でいつも中心にいることがとても理解できます。
◆ノコル役の二宮和也さんとの共演秘話を教えてください。
映画の受賞式であいさつをしたことがある程度でしたが、彼の作品を観て以前から素晴らしい俳優さんだということは知っていました。物語全体の中で、ノコルという役が、どうすればキャラクターとして存在できるのかということを、貪欲に作り上げていく二宮君はさすがだと思いましたね。乃木への嫉妬や、自分の欠点も含めて人間的に表現していて、このドラマは、二宮君演じるノコルも成長している物語だとも言えるのではないかと思います。彼はそこを細かい計算をしながら、ノコルという人間の人生を生きているような気がしますね。待ち時間はのんびりとしゃべっていますが(笑)。
◆放送後の反響はいかがでしょうか?
脚本の仕掛けや、奇想天外な展開、それぞれのキャラクター、そして雄大な景色から始まったので、皆さんが今まで見たテレビとは違うスケールを感じてくれているなという印象です。そして何と言っても予想のつかないストーリーが、大きな吸引力となっていると感じています。僕も視聴者と皆さんと同じ感覚で観ていました。
◆いよいよ最終回です。視聴者へのメッセージをお願いします。
原作者である福澤監督が、最終回にもいろいろな仕掛けを入れているので、ハラハラドキドキしていただければと思います。冒険の物語の中にも人間ドラマがあり、第1話から積み上げてきた全てが絡んでくる第10話。余韻が残り、まだ先を知りたいと思える最終回なのではないでしょうか。
番組情報
日曜劇場『VIVANT』
TBS系
最終回:2023年9月17日(日)午後9時~10時19分
※「Paravi」「U-NEXT」での配信あり
<キャスト>
堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ
竜星涼、迫田孝也、飯沼愛、山中崇、河内大和、馬場徹、Barslkhagva Batbold、Tsaschikher Khatanzorig、Nandin-Erdene Khongorzul、渡辺邦斗、古屋呂敏、内野謙太、富栄ドラム、林原めぐみ
二宮和也
櫻井海音、Martin Starr、Erkhembayar Ganbold、真凛、水谷果穂
井上順/林遣都、高梨臨、林泰文、吉原光夫、内村遥、井上肇、市川猿弥、市川笑三郎、平山祐介、珠城りょう、西山潤
檀れい、濱田岳、坂東彌十郎、橋本さとし
小日向文世、キムラ緑子
松坂桃李/役所広司
<スタッフ>
プロデューサー:飯田和孝、大形美佑葵、橋爪佳織
原作・演出:福澤克雄
演出:宮崎陽平、加藤亜季子
脚本:八津弘幸、李正美、宮本勇人、山本奈奈
音楽:千住明
製作著作:TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/VIVANT_tbs/
公式Twitter:@TBS_VIVANT
公式Instagram:@tbs_vivant
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