2016年2月26日、27日の2日間にわたり、東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催された「超新星2016 Fan Meeting Festival」。 この春から兵役のため約2年間グループを離れるグァンスさん、ソンモさん、ジヒョクさん、ゴニルさんにとって、入隊前最後の日本でのファンイベントとなりました。
リーダーのユナクさんを含む5人の超新星としては最後の来日となったこの機会に、TV LIFEが独占取材を敢行。26日「～The Moment～」 のソロリハーサルの合間に行われたインタビュー、感動の涙に包まれた27日「～And…～」の公演直後に撮影された貴重な集合ショット、そして本誌グラビアでは未公開だったソロショットを全5回にわたってたっぷりとお届けします。
ソンジェ君のやる気が伝わってきて僕もうれしいです
――グァンスさん、ソンモさん、ジヒョクさん、ゴニルさんの入隊前、５人では最後の来日となりましたが、日本へ向かう飛行機の中ではどう過ごされましたか？
僕はグァンス君と隣の席だったので久しぶりにいろんなことを話したら、やっぱり２年後のことを心配しているんだなと思いました。グァンス君って皆さんご存じのとおりあんまり自分のことをしゃべらないから、１人で抱えすぎて結構苦労してるんだなって。ゴニルやジヒョクは何かあればすぐに言ってくるタイプだし、ソンモともプライベートでよくしゃべるからこの３人の気持ちはよく知ってるんですけど。グァンス君の話を聞いていたら、自分自身のことだけじゃなく、お兄ちゃん２人（ユナク＆ソンジェ）のことも心配してくれてました。
――ユナクさんからはどんな言葉をかけたんですか？
何とかなるよって。（現在入隊中の）ソンジェ君ももうすぐ帰ってくるから、ソンジェ君と一緒に今後の計画を立ててるんですけど…正直まだ分からないですよね。
――間もなくユナクさんとソンジェさんの２人での活動が始まるわけですが、これまであまり見られなかった組み合わせですね。
そうなんですよ～！ 僕もどうなるんだろうって思うし、スタッフさんたちにも「ユナクとソンジェって想像できない」なんて言われるし（笑）。それにソンジェ君と僕ってボイスが似てるので、ソンモ君とはケミストリーが合うから２人でコラボもしたけど、ソンジェ君とはサビのところで声が重なるとどっちがどっちか分からないこともあって（笑）。でも、ソンジェ君と歌声が似ている分、ソンジェ君がいないこの２年間はほぼ僕がソンジェ君のパートを歌っていたので、大変だったけど昔に比べて歌に自信が持てるようになったし、ライブのときの歌も少し安定したかなっていう思いがありますよね。
――ユナクさんとしては、どんなユニットにしたいですか？
バンドを取り入れて、爽やかにいこうかなって思ってます。もともとソンジェ君は歌がうまいから安心感があるし、昔より声が深くなったって自分で言ってたので（笑）、成長した姿が見られるのは僕も楽しみです。ソンジェ君も今やる気満々だし、「日本で頑張りたい！」っていう気持ちがすごく伝わってくるからうれしくて。あと、パフォーマンス的には結構踊りたいですね。僕は普通のダンスはそんなにうまくないんですけど（笑）、ロボットダンスは特技だし…あっ、もちろんソンジェ君の方がうまいからソンジェ君がいつも踊ってたんですけど（笑）。
――これまでの超新星の曲を２人バージョンで歌うとかは…？
できるかなぁ～。ゴニルにラップを教えてもらわないと！（笑）
――これから約２年間、メンバー４人と離ればなれになることについてはどう感じていますか？
もう早く行って早く戻ってきてほしいんですよ。超新星にとってソンジェ君の存在は大きかったけれど、僕が入隊したときの経験もあるから、グァンス君、ソンモ君、ジヒョク、ゴニルの４人は「何があっても乗り越えられる」っていう自信が大きかったみたいで、僕にとっても４人は頼れる存在でした。今思うと、この２年間５人でよく頑張ったなと思います。韓国人の男性なら軍隊に行くのは当たり前のことだし、本当にいい経験になるから、気をつけて行ってらっしゃい、面会には行くからねって。
――４人の入隊を間近に控えて、ユナクさん自身が最近よく考えることはありますか？
これからどうしようって。ライブやイベントをやるにしても、MILKY WAY（ファン）の皆さんが、僕とソンジェ君以外のファンの皆さんがどれぐらい来てくださるのか、そこが一番心配ですよね。でも、僕は大学を卒業してから芸能界に入ったケースなので、もともと人気者になりたいっていう気持ちがなかったんです。今でも自分は芸能人だ！ なんて思ってないし、ただ歌う場所さえあればいいなって。自分で自分の道を頑張れば、ついてきてくれるファンの方は必ずいると信じてます。不安もあるけど、楽しみな気持ちも大きいんです。何より４人の戻る場所を守らないといけないから、超新星のカラーを捨てずに頑張りたいなと思ってます。
――グループ活動と並行して、ソロでやってみたいことは？
舞台も楽しいけど、やっぱりファンの皆さんと近いところで会いたいですね。今より距離間をさらに縮めたいっていう気持ちがあるので、日本でラジオのレギュラー放送ができたらいいなって。ファンの皆さんの気持ちをもっと直接聞ける機会を作りたいです。
まだまだ日本で頑張れるって思えたことが一番うれしかった
――今年は日本デビューから７周年となりますね。「日本活動を振り返って、メンバーに“○○賞”を贈るとしたら？」 ということで、ユナクさんからソンモさんに何か賞を贈ってください！
ソンモ君には我慢賞！ ソンモ君って昔からいろいろ我慢してきたと思うんですよ。例えば、僕は一番遅刻が多いけど、ソンモ君は遅刻が少ないんです。でも、ソンモ君も人間だから10回に１回ぐらい？
――するにはするんですね（笑）。
するにはする（笑）。でも、ほぼしてないんです。僕たちの場合、例えば３時集合って言われたら大体３時10分とかになってしまうことが多いんですけど、それでもソンモ君はきちんと３時に来て待ってるから何年もよく我慢したな～って思うんですよ。一応、僕も遅れるときはグループLINEですぐに連絡します。「もうすぐだよ～もうすぐだよ～」って（笑）。いつもちゃんと「ごめんね」って謝るからみんな許してくれるんですけど、たまに無言で怒ってくる人もいます（笑）。
――では、ファンの皆さんに今だから言える「あのときはごめんね」と思っていることはありますか？
ごめんなさいを言いたいのは、超新星のライブツアーが終わった翌日から個人の舞台公演が入っていたことがあって。もちろんどちらも大切だから平等に練習したんですが、MILKY WAYの皆さんには申し訳ないなという思いもありました。
――常にファンの方のことを考えていらっしゃるんですね。
超新星はK-POPではなく、J-POPアーティストとして日本デビューしたので、最初から“日本で活躍したい”という思いが強いグループなんです。それなのに軍隊に行くことは避けられないし、そのたびにファンの皆さんを何年も待たせて、今回もいきなり４人がいなくなってまた不安な思いをさせてしまう。本音を言えば、今でもMILKY WAYの皆さんに「ソンジェ君とユナクが頑張れば本当に応援してくれるの？」って聞いてみたいです。僕は韓国人だし、女性じゃないから、日本のファンの皆さんが何を考えていらっしゃるのか、どんな気持ちでいるのか、正直ちゃんと分かってあげられていないと思うんです。だからこそ、もっと皆さんの思いを知りたい。
――先ほどおっしゃっていた「ファンの皆さんの気持ちをもっと直接聞ける機会を作りたい」というのはそういう理由でもあるんですね。
皆さんが考えていることが分からなくて不安にもなるけど、５人での最後の握手会のときに、たくさんの方に「ずっと一緒だよ」「これからも応援するよ」って言ってもらえたことがすごく心強かったし、まだまだ日本で頑張れるんだって思えたことが一番うれしかったです。僕たちがこうして超新星として日本で活動できるのはすべてMILKY WAYの皆さんのおかげだし、MILKY WAYの皆さんがいてくれるから、僕たちも超新星として頑張りたいと思えるんです。ソンジェ君と２人になってもたくさん日本に来て、たくさん活動したい。それにはファンの皆さんの応援や力が必要です。４人の戻る場所を守るためにも、これからの２年も全力で頑張りたいと思っています。
PROFILE
超新星●ちょうしんせい…2009年に日本デビューした6人組ダンスボーカルグループ。ゴニルが4月26日（火）に江原道鐵原訓練所へ、ソンモが4月28日（木）に論山訓練所への入隊が決定。グァンス、ジヒョクも順次入隊を控えており、今後約2年間はリーダーのユナクと5月に除隊予定のソンジェの2人での活動となる。5月18日（水）に超新星オールタイムベストアルバム「ALL TIME BEST☆2009-2011」「ALL TIME BEST☆2012-2016」が2タイトル同時リリース。また、ユナクが今年12月から東京・日生劇場にて上演されるミュージカル「プリシラ」（宮本亜門演出）に出演が決まっている。
（写真左から）
ユナク
12月2日生まれ。O型。181㎝。
グァンス
4月22日生まれ。B型。182㎝。
ゴニル
11月5日生まれ。B型。187㎝。
ジヒョク
7月13日生まれ。B型。185㎝。
ソンモ
6月15日生まれ。O型。180㎝。