亀梨和也主演の映画「怪物の木こり」(12月1日(金)公開)より、東京国際映画祭・完成報告会・ジャパンプレミアなどの模様を収めた特別映像と、レッドカーペット上で撮影したセルフィー写真が公開された。
原作は、2019年第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した同名小説(倉井眉介/宝島社文庫)。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生。次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰。しかし二宮は、犯人をも上回る狂気のサイコパスだった。
犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なストーリー、その驚がくの結末とは。ぶっ飛んだ設定と意表を突く展開が連続する衝撃作を“超刺激サスペンス”として映画化する。
監督を務めるのは、世界中に熱狂的ファンを持つ鬼才・三池崇史。そして、目的のためには手段を選ばず殺人すらいとわない狂気のサイコパス弁護士・二宮彰を亀梨和也が演じる。
ほか、捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子役の菜々緒、二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美役の吉岡里帆、二宮の協力者のサイコパス外科医・杉谷九郎役の染谷将太、過去の殺人事件の容疑者・剣持武士役の中村獅童、正義感が強すぎる警察庁の刑事・乾登人役の渋川清彦ら豪華キャスト陣が集結した。
先日開催された第36回東京国際映画祭(10月23日~11月1日)の特別招待上映(ガラ・セレクション部門)にて、大盛況のうちに日本初お披露目を果たした本作。このたび、豪華キャストが集結したレッドカーペットと完成報告会、ジャパンプレミアの裏側を追った特別映像が公開された。
10月23日、東京国際映画祭の開幕式となるこの日に華やかな装いでレッドカーペットに参加した亀梨、菜々緒、三池監督、そして“怪物の木こり”。
スマートに菜々緒をエスコートしながら堂々たる姿でステージに立った亀梨は、「このような場に参加させていただけることを光栄に思っています。この期間、映画を通じて皆さんにとってすてきな時間が流れることを祈っております」と挨拶し、映画祭のスタートを切った。
レッドカーペットに降り立つと、亀梨が手にしたカメラに4人が収まり、「レッドカーペットこれから歩きまーす!」と手を振って見せる、スタート直前の超貴重なセルフィ―映像も収録。集まったファンの鳴りやまない歓声に手を振り応えながら、亀梨は「華やかな時間を過ごして非常に楽しませてもらっています」と感想を語る。
東京国際映画祭へ初参加となった菜々緒も「皆さん盛り上がっていて、街の活気も戻っているようですごくうれしかったです」と、それぞれ映画祭の雰囲気を大満喫している様子。
報道陣の前に立ち止まった亀梨は「皆さんの反応にドキドキそわそわしていますが、無事に迎えられるのを楽しみにしています」と少し緊張な面持ちで意気込みを語った。
続いて映像は、10月31日に行われた完成報告会見へ。亀梨、菜々緒、吉岡、染谷、三池監督らが登壇した。三池監督に「誰がどう見てもサイコパスっぽい(笑)」と二面性を明かされた亀梨。
「この仕事を始めて今年で25年。普段の自分とどちらが本当の自分なのかなって。でもこのプロモーション期間を経て、俺はそういう人間なんだなって思いました(笑)。だからあんなに自然体で現場に立っていられたんだとふに落ちました」と笑顔で振り返る。
菜々緒は、警視庁の中で孤立しながらも信念に従い突き進むプロファイラーの役づくりについて、「立ち居振る舞いやしぐさなど、ここまで細かい所まで意識して作り上げたキャラクターは初めてでした」とキャラクターへのアプローチ方法を語った。
ほか、三池監督初参加となった吉岡は「新たな扉を開かされました」と言い、初日から猿ぐつわをかまされたという一同衝撃のエピソードも飛び出した。
一方、三池組常連の染谷は、今回初めて最後まで死なない役ということで「逆に死なないことに不安で(笑)」と語りながらも、「ハラハラドキドキのサスペンスの後に、その後まさかの感動が来る。まさかサイコパスに泣かされるとは…。グッときました」と映画を初めて見た時の感想を熱弁。
吉岡も「何度も何度も裏切られて、こんなにも新しい映画ができるのかと驚きました」とコメントし、裏切りの連続の末に訪れる衝撃のラストに期待をあおった。
また、映像の中には、登壇者の中で一番サイコパスだと思う人物をそれぞれが発表する場面も。一番サイコパスな人物は一体誰だったのか、衝撃の結果が本映像では発表されている。
同日夜に行われたジャパンプレミアの舞台挨拶には完成報告会のキャストに加え、中村も参加。日本初上映を前に豪華キャストが勢ぞろいした。客席を沸かせた通路からの登場やステージ上へのラインアップまで、さまざまなアングルから余すところなく収められている。
この日はハロウィンということで、怪物の木こりのお面を被った大勢の観客にあふれんばかりの拍手で迎えられ、舞台挨拶がスタート。
今回、3度目の共演となった亀梨と菜々緒。「お互いのお芝居の変化を構築しながら本番を迎えられて楽しかったです」と亀梨が語ると、菜々緒も「亀梨さんは本当に多才。どこまで進化していくんだろうと。今回の役は亀梨さん以外に考えられないくらいハマり役です」と絶賛。信頼感のにじみ出る掛け合いを見せた。
亀梨がそれぞれのキャストの印象を語る中、言及を忘れられた中村から「オイッ!」とツッコミが入る場面も。亀梨とプライベートでも親交がある中村は、クランクアップの際のとあるエピソードを披露し、一同は大爆笑。
最後に亀梨はサスペンスの枠に収まり切れない本作について「表面の奥にあるメッセージを感じ取って、まずは皆さんのピュアな感覚を大切に、何も考えずに見ていただきたいと思います」とコメント。キャストと監督の並々ならぬ作品への思いと、「怪物の木こり」チームの仲の良さがうかがえる映像に仕上がっている。
「怪物の木こり」プレミアイベント編 特別映像
作品情報
「怪物の木こり」
2023年12月1日(金)劇場公開
出演:亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、柚希礼音、みのすけ、堀部圭亮、渋川清彦、染谷将太、中村獅童
原作:倉井眉介「怪物の木こり」(宝島社文庫)
監督:三池崇史
脚本:小岩井宏悦
音楽:遠藤浩二
主題歌:SEKAI NO OWARI「深海魚」(ユニバーサル ミュージック)
製作・配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:kaibutsunokikori.jp
公式Twitter:@kaibutsukikori
©2023「怪物の木こり」製作委員会