吉高由里子が主演を務める、2024年1月スタートの大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか)に、木村達成、宮川一朗太、渡邊圭祐、浩歌(ハオゴ-)、松下洸平の出演が決定。コメントが到着した。
大河ドラマ第63作は、「源氏物語」の紫式部を主人公とする『光る君へ』。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した紫式部の一生を描く。
主人公の紫式部(まひろ)を演じるのは吉高由里子。柄本佑が当時の最高権力者・藤原道長を演じ、『功名が辻』(2006年)以来の大河ドラマとなる大石静が脚本を手掛ける。
そんな本作に、新たに5人の出演が決定。三条天皇役を木村達成、藤原顕光役を宮川一朗太、藤原頼通役を渡邊圭祐、朱仁聡役を浩歌(ハオゴ-)、周明役を松下洸平が務める。役柄の詳細とコメントは以下を参照。
三条天皇役・木村達成
<役柄>
居貞親王。冷泉天皇の皇子。いとこの一条天皇(塩野瑛久)よりも4歳年長でありながら、その東宮(皇太子)として20年以上を過ごす。叔父である道長の次女・妍子を妃に迎えるが、即位した後、道長との確執は深まる。
<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み
歴史上で実在した人物はどんな人物だったのかを調べたり、せりふから想像したり、ワクワクすることだらけですが、今回の役柄は、そのようにはいかない気がします。史実を疑い、演ずる役も疑い、自分のフィルターを通した時に何が生まれてくるのか、また疑い続ける日々が始まりそうです。
◆大河ドラマ出演歴・思い出など
『青天を衝け』
舞台でご一緒した吉沢亮さんはじめ、同じ世代の俳優さんたちとたくさんお話ができ、刺激を受けることができました。真冬のロケが初めてのシーンでしたが、素足で凍えたことも、今となってはいい思い出です。
藤原顕光役・宮川一朗太
<役柄>
道長の一回り年長の公卿。儀式での失敗など、その無能ぶりはしばしば嘲笑されていた。しかし、競争相手である公卿たちが早く亡くなったことで、政治の中枢に残り、道長の政権下においてナンバーツーの座につく。
<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み
僕が演じる藤原顕光。恥ずかしながらよく知らず、調べてみたところ…「無能者」「仕事のできない男」として歴史に名を残しているじゃありませんか! いやもうビックリですよ。でも、どう演じようか、逆に燃えてきましたね。40年も政権内にいられた、顕光なりの魅力、信念があるはず。それでも失敗してしまう姿や道長との関係がどう描かれるのか、僕も楽しみです。見ている皆さんをあきれさせ、イラつかせられるよう、精いっぱい頑張ります(笑)!
◆大河ドラマ出演歴・思い出など
役者生活40年になりますが、実は“初大河”なんです。ずっと出たいと思っていたので、まさに念願かないました! それが「仕事できない男」というのは何とも複雑ですが…(笑)。でも、すっごくうれしかったですよ!
藤原頼通役・渡邊圭祐
<役柄>
道長の嫡男。権力者の父の下、若くして出世していく。しかし政治に興味がなく、父には尊敬と反発の複雑な思いを抱き続ける。後に宇治に平等院を造営する。
<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み
忠義にあふれながら、父である道長の助言すら意に介さず押し切ってしまうほどの純粋な愛情にもあふれる男性であると思っています。そのような男性を演じることに喜びと責任を感じています。父である道長の影響を良くも悪くも受けた頼通を、丁寧に1000年前の空気を目いっぱいまといながら演じられるよう努力したいと思います。
◆大河ドラマ出演歴・思い出など
あの大河に。うれしい限りです。もはや国民の皆さまが楽しみにしていると言っても過言ではない大河ドラマで演じるプレッシャーに押しつぶされないくらい楽しみたいと思っています。
朱仁聡役・浩歌
<役柄>
宋からやってきた商人らの長。船が漂着し、越前に滞在している。実は、宋の朝廷から、ある密命を負っており、越前国守を務めるまひろの父・藤原為時(岸谷五朗)と交渉にあたる。
<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み
このたびは『光る君へ』の出演が決まり非常にうれしい気持ちでいっぱいです。演じさせていただく朱仁聡はある目的をもって、宋から若狭、そして越前に入り、岸谷さん演じる為時との交流を経て信用を得ていきます。また朱は親分肌や面倒みのある気性があり、人徳のある人物と感じております。彼の言葉の節々に見られる“信用する““信用される“というワードは朱の人柄をも想起させ、ご覧いただく視聴者の皆さまにも好感を与える人物なのではと感じております。
◆大河ドラマ出演歴・思い出など
私は中国で23年間役者をやってきました。その中にも互いに信用するという思いが大事でした。私にとっての誇りは日本人として、日本人の心と中国人の心を理解している部分です。その誇りを胸に今回の北宋の商人・朱仁総をしっかり演じていければという気持ちです。
周明役・松下洸平
<役柄>
朱仁聡らとともに越前にやってきた、宋の見習い医師。まひろに宋のことばを教えてくれ、2人は親しくなっていく。優しく穏やかだが、どこか謎めいたところがある男。
<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み
周明は宋で医師を志す青年です。
口数は多くないですが、使命感の強い芯のあるキャラクターだと思いました。
史実にはいないオリジナルの役ということもあり、監督や共演者の皆さまと、芝居を重ねながらリアリティーを追求していけたらと思っています。
吉高さんとは約2年ぶりの共演になるので、またご一緒できるのが今からとても楽しみです。
◆大河ドラマ出演歴・思い出など
エンターテインメントが詰まっていて、歴史に詳しくなくても夢中になって見てしまうドラマです。長きに渡り日本中に愛され続けている大河ドラマに初めて出演させていただけること、光栄に思っています。
番組情報
2024年 大河ドラマ『光る君へ』
NHK総合ほか
2024年1月放送スタート
公式Twitter:https://twitter.com/nhk_hikarukimie
©NHK