松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合ほか 毎週日曜 午後8時ほか)より、第47回に登場した大蔵卿局を演じる大竹しのぶのコメントが到着した。
大河ドラマ第62作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を脚本家・古沢良太が新たな視点で描く『どうする家康』。ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語だ。
大竹演じる大蔵卿局は、茶々(北川景子)を見守り続けた乳母で、大野治長の母。秀吉亡きあと、大坂城に入った家康から息子の大野治長ともども追放され、家康に恨みを持つ。大坂冬の陣の和睦交渉には、豊臣方の交渉役の一人として立ち会う。
大竹しのぶ コメント
◆大蔵卿を演じるに当たり、どんな気持ちで臨まれましたか?
去年の大みそか、(松本)潤君が『紅白歌合戦』に出演する直前に、私のラジオ番組(R1『大竹しのぶのスピーカーズコーナー』)に出てくれたんです。その時、皆さんよりひと足先にドラマのDVDをもらって第1回を見たのですが、彼がこの大河ドラマの主役を演じるに当たって、相当な覚悟を持ってチャレンジしているっていうのが分かったので、ぜひ応援したいな、私にできることはあるかな、と考えていたんです。ですから、こうしてお声がけいただいて、潤君が一生懸命取り組んでいる作品に出られることを、友人としてとてもうれしく思いました。
◆出演が決まって、松本さんと何か言葉を交わしましたか?
せりふがある役でもないですし、1シーンだけの役なんですけれども、「自由にやっちゃってください」みたいなことは言われましたね(笑)。
◆せりふがなく、目線と表情だけのお芝居はいかがでしたか?
せりふがないお芝居というのは、すごく面白いですね。せりふがないからこそ、あまりやりすぎず、くさくならないようやりたいなというのもありますし、私が出ている前のシーンからの流れと、その次のシーンへの流れも考えて、お芝居を作れればいいなと。監督から、それほど細かいリクエストはなかったのですが、「最後のほう、ガッカリ……みたいな表情を出してください」と言われたので、そこは意識しました。
◆視聴者へのメッセージ
私は作品作りの最後のほんのひとときに関わっただけですが、スタッフ、キャストの皆さんが1年半、本当に頑張って、闘って、つくり上げてきた作品だと思います。それが報われるのは、やっぱり見てくださる方がいてこそ。私たち俳優もスタッフも、視聴者の皆さんがいてこそ成り立つものだと思います。私が言うのもおこがましいのですが、この1年、ご視聴くださいまして、ありがとうございます。そして、お疲れ様でした!
番組情報
大河ドラマ『どうする家康』
NHK総合 毎週日曜 午後8時~
NHK BS/BSプレミアム4K 毎週日曜 午後6時~ほか
©NHK