窪塚愛流&蒔田彩珠W主演「ハピネス」橋本愛、山崎まさよし、吉田羊が2人に寄り添う家族役に 24年5・17公開

映画
2023年12月09日
「ハピネス」ティザービジュアル©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

窪塚愛流&蒔田彩珠がW主演を務める映画「ハピネス」(2024年5月17日(金)全国公開)より、特報映像とティザービジュアルが公開。また追加キャストとして発表された橋本愛、山崎まさよし、吉田羊からコメントが到着した。

本作は、嶽本野ばらによる同名小説を映画化。「私ね、あと1週間で死んじゃうの」恋人の突然の告白から始まった“2人の7日間”は、悲しいけれど幸福と愛に満ちあふれた、かけがえのない奇跡だった。残り少ない日々を命の限り輝かせようとする少女と、そんな彼女の夢を全力で支えようと奔走する少年とが繰り広げる純度100%のラブストーリーとなっている。

彼女の突然の告白に戸惑いながらも、幸せな日々を一緒につくりあげることに協力する雪夫役には、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』や映画「愛のゆくえ」などで注目の窪塚愛流。心臓の病気のため、医者から余命1週間と告げられた高校2年生の由茉役に、映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「朝が来る」やドラマ『おかえりモネ』の蒔田彩珠。

17歳という若さで逃れられない運命に対する絶望や動揺、怒り、悲しみなど、すべての感情を抱え込んだ上で、慎重に生きることよりも残りの人生を笑顔で、幸せに過ごすことを選んだ2人を好演する。

このたび解禁された特報映像では、「私ね、あと1週間で死んじゃうの」という衝撃的な言葉を雪夫に告げる、由茉のせりふから始まる。つらい顔をせず自らの決心を振り絞って伝えられた言葉とは対照的に、大きな動揺を見せる雪夫。自分にできることは何かと悩みつつも、「自分らしく生きたい」という由茉の願いをかなえるため、彼女に寄り添い続けることを決意する。

「好きなお洋服を着て、好きなものを食べて、大好きな人と一緒にいたい」残りわずかな日々を悲嘆に暮れて生きるより、笑顔で「自分らしく生きること」を選んだ由茉と、その願いをかなえるため奔走する雪夫の、悲しくて最高に幸せな7日間のラブストーリーが綴られる。

併せて解禁されたティザービジュアルでは、雪夫と由茉が互いに見つめ合う横顔に「7日後に消えてしまうキミは、世界で一番輝いていた―」とのコピーが添えられ、由茉に寄り添い見守る雪夫の愛情あふれる一言に胸が熱くなること必至のビジュアルとなっている。

主人公2人に寄り添う家族たちには、橋本愛、山崎まさよし、吉田羊。由茉のために明るく振る舞う弟・雪夫を案じる姉・月子を演じるのは、『舞妓さんちのまかないさん』『家庭教師のトラコ』の橋本愛。余命わずかと宣告された娘への思いに押しつぶされそうになりながらも、それでも娘の幸せを願う由茉の母・莉与を演じるのは、「映画 ビリギャル」「ハナレイ・ベイ」の吉田羊。

そして妻の莉与と共に娘のやりたいことにそっと背中を押す由茉の父・英生に、「One more time, One more chance」「セロリ」など数々のヒット曲を持つシンガーソングライター・山崎まさよし。篠原哲雄監督とは「月とキャベツ」「影踏み」をはじめ、数多くの作品で俳優としてタッグを組んでいる。橋本、山崎、吉田のコメントは下記に掲載。

「ハピネス」特報映像

橋本愛(国木田月子役)コメント
橋本愛

原作を読んで、私は主人公の由茉ちゃんと同じ問いを抱いていることに気づきました。17歳という若さであまりにも残酷な現実を突きつけられた彼女が出した結論は、あまりにも強く、美しかった。
月子はぶれない強さを持っていて、弟の雪夫に対して力を与えられるような存在なのですが、月子自身も雪夫に何度も助けられてきたのだろうと思います。私は、この姉弟の関係が大好きです。
撮影中は、雪夫と由茉が、痛みや悲しみや残酷な運命をどう乗り越えていくのか、喜びや幸せや奇跡のような出会いを、どうかみ締めて生きていけるのか、見守るような気持ちで演じさせていただきました。見終わった後に、清らかで美しい心と生きる勇気が胸を満たす作品です。

山崎まさよし(山岸英生役)コメント
山崎まさよし

自分にも子供がいるので、英生にすごく感情移入することができました。後半、娘を想い怒りを爆発させるシーンがあるのですが、そこはつい感情的になってしまったことを覚えています。
「あぁ、アカデミー賞もらったな!」と思いました。笑
また、劇中で家族3人が川の字になって寝るシーンでは、昔自分の子どもたちとそんなふうに寝ていたことを思い出し、懐かしくなりました。悲しい物語ではありますが、再生というか、前向きになれるものを内に秘めている、希望に満ちた作品です。死生観についても考えさせられました。ぜひ劇場に足をお運びください。

吉田羊(山岸莉与役)コメント
吉田羊

1人の女の子が自分の人生を「どう生ききるか」という映画であると同時に、娘の死に直面した家族の生き方を描いた物語でもあると思います。私自身演じながら、家族として彼女の意志を尊重して寄り添う方法を学ばせていただきました。
「ハピネス」というタイトルどおり、幸せの基準はそれぞれの心の中にあって、その全てを尊重し合えたら、この世界はもっとずっと優しいですね。
見てくださった方が前向きな気持ちで自分の人生に自信と勇気を持って生きていただける、そんな背中を押せる映画になることを願っています。

作品情報

「ハピネス」
2024年5月17日(金)より全国公開

出演:窪塚愛流 蒔田彩珠
橋本愛 山崎まさよし 吉田羊

原作:嶽本野ばら「ハピネス」(小学館文庫刊)
監督:篠原哲雄 脚本:川﨑いづみ

制作プロダクション:光和インターナショナル
配給:バンダイナムコフィルムワークス

©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

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