シソンヌ・じろう主演『心霊内科医 稲生知性2』東京03・豊本明長が亡き妻に呪われる男役、浜野謙太が不倫の末に焼死した怨霊役で出演

ドラマ
2023年12月15日
『心霊内科医 稲生知性2』左から)じろう(シソンヌ)、豊本明長(東京03)©フジテレビ

じろう(シソンヌ)が主演を務める『心霊内科医 稲生知性2』(フジテレビ ※関東ローカル 12月26日(火)より4夜連続)に、豊本明長(東京03)、浜野謙太の出演が決定し、コメントが到着した。

本作は、今年3月に4夜連続で放送されたドラマ『心霊内科医 稲生知性』のセカンドシーズン。じろう演じるクールだがどこか抜けている、怨霊が見える“心霊内科医”稲生知性(いなお・ちせい)が、人間と怨霊のどちらがうそをついているのか、真実を読み解いていく中でどんでん返しが起こるストーリー展開が話題となった。セカンドシーズンでは、じろう以外のレギュラーキャストも続投。稲生に患者を紹介する同級生の精神科医・中岡俊子役を伊勢佳世、「稲生心療内科」の受付係・小池志摩子役を平田敦子、稲生の助手・髙橋守役を歌舞伎俳優の中村鶴松が演じる。

新たに出演が発表された豊本明長は、亡き妻の怨霊に呪われる男役。会社員の関口渉(豊本)は半年前、妻・彩佳を病気で亡くしてから身体が異変に見舞われた。吐き気、めまい、そして異様な息苦しさ。いくつかの病院を受診したが、原因は全く見つけ出せなかった。

さらに数週間前から、死んだ妻・彩佳の幽霊を見るように。最初は夢枕に立ち、そのうち鏡の中やガラスなど、所かまわず写り込むようになった。関口は精神を病んだと考え、中岡(伊勢)のクリニックを訪れたが、中岡は霊障の疑いがあるとみて稲生のクリニックに連れて来る。

『心霊内科医 稲生知性2』豊本明長(東京03)、平田敦子 ©フジテレビ

「では診察を始めます」。精神を集中し、目を一度閉じ、開ける稲生。すると関口の背後に顔色の悪い女の怨霊が現れた。恨みがましさをたたえた双眸(そうぼう)を暗く光らせている。「君は誰だ?」。怨霊は関口の妻・彩佳だと名乗った。

稲生が女の怨霊のことを告げると、関口は恐怖に震えだした。「なんで彩佳が…」。すると彩佳の怨霊が叫んだ。「おまえに毒を盛られ、殺されたからだ!」。彩佳の怨霊は、夫である関口が毎日少量の毒を自分に飲ませ、病気に見せかけて殺した、と訴えるが、関口は否定する。「彩佳は病気で死んだんです。死亡診断書も持っています!」。

しかし彩佳の怨霊は譲らない。その瞬間、関口は首を押さえ、悲鳴を上げた。彩佳の怨霊が関口の首を鬼の形相で締め上げていたのだ。関口は子供のように泣き叫ぶ。「助けてくれ…」。稲生はいったん怨霊を消すべく、ブラインドを開けようと窓際へ近付く。その刹那、稲生は彩佳以外の怨霊の気配を感じたが、ブラインドから光が差し込むと、怨霊の気配は全て消えた。

関口は苦しみからは解放されたが、涙を流していた。「なんでこんなことを…俺は本当に愛していたのに…」。そして、2回目の診察で新たな展開が起きる。関口の背後には変わらず彩佳の怨霊が立っていたが、その後ろ、診察室の端にはもう1人の女の怨霊がうずくまっていた…。

浜野謙太が演じるのは、不倫の末、火事で焼け死んだ怨霊役。フリーのWEBライターをしている藤木七海は3か月ほど前から、理由もなく腕や足が赤く腫れる現象に悩んでいた。それはまるでやけどのように熱く、痛みを伴う。皮膚科を回ったが、理由は全く見つからない。

そして1か月ほど前から、心霊写真を撮ってしまうようになった。七海がスマホで撮った写真が “心霊写真”化してしまうのだ。レンズを向けた自分の背後や風景の片隅に、得体の知れない黒い影のような男が写り込む。男は全身が黒く汚れていて、目だけが白く見開かれていた。ある皮膚科で精神的なものではと指摘され、七海は中岡のクリニックを訪ね、霊障と判断した中岡が稲生の元に連れてきたのだ。

『心霊内科医 稲生知性2』左から)浜野謙太、じろう(シソンヌ)©フジテレビ

「では診察を始めます」。稲生が目を閉じ、開けると、背後に心霊写真に写っていた男と同ように黒く煤けた顔の怨霊が出現した。男の肌はまるで炭のような汚れに覆われており、所々赤くただれていた。「おまえは誰だ」。稲生が聞くと、男は、篠田正紀(浜野)だと答えた。「俺は、3か月前にこの世を去るまで七海と不倫していた」。

稲生が、篠田と不倫していたのかと聞くと、七海はこう答えた。「確かに1年前までは正紀と付き合っていたけど、奥さんがいるって分かってからは、別れました。だけど正紀は別れたくないと言ってストーカーになったから私は逃げた。だから、正紀が今、死んでようが、生きてようが、私にはもう関係ないことなんです!」。

すると篠田の怨霊は怒りに顔をゆがませ、七海の両腕をつかんだ。すると七海の額から汗が噴き出した。「熱い!痛い!」。七海をつかむ手に力を込めながら、篠田の怨霊は言った。「俺は3か月前、自宅に放火され、生きながら火事で焼かれて死んだ」。篠田の自宅に火を付けた放火犯はまだ見つかっていないという。

「俺が味わった苦しみを味わわせてやりたい。俺の家に火を付けたのは、このうそつき女だからだ」。七海は苦しみながらも必死で否定する。「私は放火なんてしていない…見たの?私が火を付けたところを…」。果たして誰がうそをついているのか。人間と怨霊の攻防が始まる。

豊本、浜野によるコメントは以下を参照。

豊本明長 コメント

お笑いじゃない現場でのシソンヌのじろう君と一緒でうれしかったですし、撮影中は、ホラー特有の撮り方が新鮮でした。そしてなによりストーリー展開に驚いたり、個人的に気持ちが忙しい現場でした。結果どんな仕上がりになるのか、オンエアが楽しみです。

浜野謙太 コメント

演じる役の気持ちや状態にどうにかしてアプローチするというのをドラマの仕事においては楽しんでやるのですが、怨霊の気持ちというのは本当に謎すぎました。ただ、監督が歌舞伎の定型としてたまにある構図なのだとおっしゃっていてそれが妙に腑に落ち、篠田に乗っ取られたような感じで不思議な感覚を楽しめました。

番組情報

『心霊内科医 稲生知性2』
フジテレビ ※関東ローカル
第1夜:2023年12月26日(火)深夜0時25分~0時55分
第2夜:2023年12月27日(水)深夜0時05分~1時35分
第3夜:2023年12月28日(木)深夜0時50分~1時20分
第4夜:2023年12月29日(金)深夜0時55分~1時25分

<出演者>
じろう(シソンヌ)
伊勢佳世
中村鶴松
平田敦子
ほか

<ゲスト出演者>
第1夜:豊本明長(東京03)
第2夜:浜野謙太

ほか

主題歌:『フレンドリー』サカナクション(NF Records/ビクターエンタテインメント)(アルバム 『アダプト』 収録曲)
企画・演出:松木創(共同テレビ)
脚本:池田テツヒロ、松木創(共同テレビ)
プロデュース:安永英樹(フジテレビ)
プロデューサー:斎藤理恵子(共同テレビ)

©フジテレビ

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