2024年1月10日(水)スタートの水曜ドラマ『となりのナースエイド』(日本テレビ系 毎週水曜 午後10時~11時)の制作発表会見が行われ、主演の川栄李奈をはじめ、高杉真宙、矢本悠馬、吉住、小手伸也、古田新太、水野美紀が登壇した。
本作は現役医師のベストセラー作家・知念実希人による同名小説が原作。バナナマンや東京03をはじめ数多くの芸人と共にコントを作り上げ、人気ドラマも手がける脚本家・オークラが仕掛ける、一癖も二癖もある病院ライフエンタメドラマだ。
医者でもなければ看護師でもない、だけど一番近くで患者に寄り添い、患者の心を救う医療現場の縁の下の力持ち…それがナースエイド(看護助手)。医師免許も看護師資格も持たないため、入院患者の食事や風呂の介助、着替えのサポートやシーツ交換など、あくまで身の回りのお世話が仕事。
GP帯連続ドラマ初主演の川栄が新米ナースエイドの桜庭澪を演じ、高杉真宙が物語の舞台となる星嶺医科大学附属病院統合外科の天才医師・竜崎大河を演じる。
考え方が真逆なバディを演じる川栄と高杉。6年ぶりの共演となる本作での撮影エピソードを問われると、川栄は「すっと撮影に入れて、掛け合いもうまくいってしまうことが多くて。監督から『役柄的にあまり掛け合っていない感じがいい』と言われているので、そこを出すのが結構難しいです…」と。
これには高杉も「テンポ良すぎるからもうちょっと落としてと言っていただくことも多くて。でも、これから後半にかけてどんどんテンポが良くなっていくところもあるにはあるので、合わないよりは合ったほうがいいかな」と前向きに述べた。
川栄と同じくナースエイドの相馬を演じる矢本は「勉強不足でナースエイドという職業を知りませんでした」と明かしつつ、「知念さんの作品はこれで2本目で、前回は天才外科医の息子で外科医役、今回はナースエイドとして一生懸命頑張ります」と意気込みを。
同じくナースエイドの夏芽を演じる吉住は「こんなメインの役どころで出させていただくのは初めてなので、芸人としてはオークラさん脚本ということもあって、コメディの部分をちょっと頑張って担いたいなと思っております」と意気込んだ。
そんなナースエイドメンバーについて現場でのチームワークを問われると、ベテランナースエイドの晴美を演じる水野が「矢本君のコミュニケーション能力というサカナが、みんなの人見知りというサカナを全部食べて、そこに新しくチームワークというサカナが生まれて本当に助けられています」とユーモアのある言い回しで、矢本がムードメーカーになっていることを明かす。それに対して、矢本は「そんなことないっす。僕を置いていつも3人でキャッキャとしゃべっているのがうらやましいなと思って。それで、僕から話しかけているんです」と理由を語った。
澪と高杉演じる大河を目の敵にする猿田を演じる小手は「好きな手術器具はサテンスキー、好きな医療機器はシリンジポンプです」と早速クセつよな役柄どおりの自己紹介を。続けて「医療ものは4回目ですが、今回はポンコツのお医者さんを演じるということで、そのポンコツっぷりと、クセつよと最初から言われていて、かなりハードルが上がっているのですが、(ちょろっとおでこにかかっている前髪を触りつつ)この前髪にかけて、精いっぱい演じたいと思います」とアピールする。
そんな小手は現場でかなりクセつよなアドリブを発揮しているようで、「かなりハードルが上がってる以上、トゥーマッチにやらなきゃなと思って、いろいろと合いの手を多くやっているのですが、監督から『ここはちょっと黙ってくれ』『今のはいらない』と僕を押さえ込んでくれているので、ほどほどの感じになっていると思います」と現場で調整されていることを明かした。
また澪を目の敵にする役柄として、共演者たちと距離を取ろうとしているという小手だったが、「裏で、僕が3時間ぐらい休み時間ができた時に、何して過ごそうか話をしていたら、川栄さんがゲストの方と『近くにショッピングモールがあるよ』『ショッピングモールといったらドーナツ売っているよね』みたいなことを僕をチラチラ見ながら話していて。そんなことを言われたら、買いに行くしかないので、50個ぐらいセルフサービスのお店で1人、後ろで待っている家族連れの皆さんに冷たい目で見られながら買っていきました」と告白。これに川栄が「本当に買ってきてくださって」と感謝していた。
外科医スター軍団を束ねる教授の火神を演じる古田は、情報出しの際にコメントで「使う言葉が難しいけど、川栄ちゃんがいるから頑張るよ」と言っていたことについて問われると、「何回も医者やっているんですけど、医者って聞いたらもう断るっていうことをしていて。役的には患者役が1番いい」と難しい医療用語が苦手な様子を見せた。
患者の心に寄り添って、ありとあらゆる悩みを解決していくナースエイドにかけて、出演者の悩みをほかの共演者が解決していく場面では、水野が「面倒くさい先輩になりたくないので、こんな先輩は嫌だというエピソードを教えてほしい」と質問。これに矢本が「先輩に自分より腰が低い感じに、逆マウントを取られるとちょっと面倒です。扱いが難しすぎて…」と回答すると、水野は「適当な先輩感が大事ってことね」とうなずく。
小手は面倒くさい先輩でもその面倒くささが後で糧になったといい、「僕、古田先輩に2回ぐらい泣かされています」と明かす。異なったアドバイスを受け、「10年ぐらい迷宮に入って、わけ分からなくなったんですけど、その10年でいろいろと考え直して今があるので。あの時はちょっと面倒くさいなと思いましたけど、逆に助けてもらった」と自身の経験談を述べ、水野にエールを送った。
撮影中に目撃した共演者の裏話を報告していく場面では、水野が「私服」と書かれたフリップを出し、「この現場ではないのですが、別の現場である方と私服が丸かぶりしたことがありまして…」と小手と私服が被ったエピソードを語る。
また今回の撮影現場で小手は、矢本に私服をいじられているそう。矢本は「現場の近くのコンビニで見かけた時に、ラッパーみたいな格好で(笑)」と語ると、小手が「ちょっとオーバーサイズ気味のTシャツにキャップをかぶってただけなのに!」と反論。さらに小手の私服話で会場が盛り上がり、「公式SNSで上げてもらえるようにします!」と水野が宣言していた。
また、「身近にいる“縁の下の力持ち”は?」という質問に、古田が「あらゆるスタッフの皆さん。どの現場に行ってもスタッフさんがいなきゃ作品にならないので。でも、前面に出るわけではないじゃないですか。最後のテロップが流れていく中で必死で探さないと分からなかったり。でもそれはその人たちにほとんど作っていただいてるわけで、僕らはその画面に出てるだけだから。あらゆるスタッフの皆さんに感謝です」と語ると、出演者一同うなずいていた。
そんな中で水野が、吉住が演じる夏芽の私服の衣装がすてきだとコメント。吉住は「衣装さんがすごく頑張ってくださいまして、そこも見どころポイントです」と明かし、先ほど話題に上がった小手の私服姿と並んで、公式SNSに上げたいと語った。
さらに、小手が自身の衣装について「病院の設定でランキングがあって、そのランク上位のお医者さんは、紺のスクラブを着られるんです。だから大河先生のスクラブは紺で、僕はそれに憧れて、私服が紺っぽいというこだわりがあるみたいで。ネクタイはいつも動物のモチーフで、ちょっと攻撃的な時は肉食動物がいます」とのことで、ネクタイの柄にも注目だ。
視聴者に向けて、高杉は「楽しく明るくなっている一方で、徐々にどうなっていくんだろうと、テレビの前の方たちを引き込んでいけるドラマになっているんじゃないかなと思っております。川栄さんの役の澪さんと僕の役の大河がどんなふうなバディになっていくかっていうのを楽しみに見てもらえたらうれしいです」と。
川栄は「ナースエイドがお医者さん、看護師さんのサポートはもちろん、患者さんの心に寄り添い、患者さんを救う病院エンタメドラマになっています。ここにいるキャストの方々、そして1話1話でゲストの方がいるのですが、その方たちも本当にすてきで、とても面白いドラマになっています。後半になるにつれ、サスペンス要素だったり、あと澪は誰にも言えない秘密を抱えていたりして、その秘密も暴かれていくので、ぜひ最後まで楽しんでもらえたらなと思います」とアピールし、イベントを締めくくった。
番組情報
水曜ドラマ『となりのナースエイド』
日本テレビ系
2024年1月10日(水)スタート
毎週水曜 午後10時~11時
原作:知念実希人「となりのナースエイド」(角川文庫)
脚本:オークラ
音楽:井筒昭雄
チーフプロデューサー:松本京子
プロデュ―サー:藤森真実、藤村直人、森雅弘、白石香織(AX-ON)、島﨑敏樹(泉放送制作)
演出:内田秀実、今和紀(泉放送制作)
制作協力:AX-ON、泉放送制作
製作著作:日本テレビ
番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/tonarino-nurseaid/
Instagram&X(旧Twitter):@tonari_ntv
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