木梨憲武、24年ぶりのドラマ出演は「奥さんにやりなさいと言われました」『春になったら』記者会見

ドラマ
2024年01月13日
『春になったら』
『春になったら』記者会見 左から)見上愛、濱田岳、奈緒、木梨憲武、小林聡美、深澤辰哉

1月15日(月)にスタートするカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『春になったら』(毎週月曜 午後10時~ ※初回15分拡大)の記者会見が行われ、奈緒、木梨憲武、深澤辰哉、見上愛、小林聡美、濱田岳が登壇した。

『春になったら』は、“3か月後に結婚する娘”と“3か月後にこの世を去る父”が「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3か月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。脚本は『HERO』(フジテレビ系)、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)、大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)など、数々のヒット作を世に送り出した福田靖によるオリジナル作品。

さらに演出には、連続ドラマW『フェンス』、『パンとスープとネコ日和』(WOWOW)、『きょうの猫村さん』(テレビ東京系)の松本佳奈、映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」の穐山茉由が参加。福田が描くシリアスとコミカルが同居した世界観で繰り広げる、笑いと感動に満ちた物語を立体的に描いていく。

『春になったら』
『春になったら』左から)奈緒、木梨憲武

本作で親子役を演じる奈緒と木梨憲武だが、お互いどんな存在かと聞かれた奈緒は「最初に木梨さんにお会いする時は、すごく緊張しました。でも、初めてお会いした時からたくさんお話してくださって。自分は何も気を使ったりしすぎることなく、ノリさんのお父さんに飛び込んでいよう、娘でいようと思いました。そう思わせていただけたのはノリさんのお人柄のおかげですし、元気に撮影現場に向かうことができています」と木梨の人柄に救われているという。

いっぽう木梨は「ここにいる僕以外の5名は、現場に台本を持ってくるところを見たことがないんです。僕は撮影が始まるギリギリまで台本を持ってます(笑)。奈緒ちゃんに関しては、僕のせりふまで全部入ってるんですよ。『次のせりふ何だっけな』となった時も、奈緒ちゃんが隣ですぐ教えてくれたりします」と明かした。

本作が24年ぶりのドラマ出演となる木梨。なぜ今回オファーを受けたのかと聞かれると、「奥さんにやりなさいと言われました」と。奈緒が「ありがとうございます」と頭を下げる中、木梨は「毎日『とにかく台本を見てなさい』と強く言われる日々を送っています(笑)。僕は音楽活動とかラジオとか、そういったことをよくやっていたのですが、新しい環境を経験してみようかなと。今まで台本がない仕事が中心だったので、作品をみんなで1シーンずつ仕上げていくというのが刺激的ですし、楽しくてしょうがないです」と語った。

また、奈緒、深澤辰哉、見上愛は28歳の同級生という役柄だが、実際の年齢は深澤が31歳、奈緒が28歳、見上は23歳。どうやって同級生感を出していったかという質問に、深澤は「奈緒さんが最初に『敬語は使わないでいこうよ、同級生なんだし』と言ってくださって、そこから一気に距離が縮まった感じがします」と。一番年下の見上は「お二人が本当に優しいし、敬語を使わなくていいと心から言ってくださるので、だんだんツッコめるようになってきました」と明かした。

これに深澤は「お二人ともいじりがうまいんです。Snow Manの中でも僕はけっこういじられることが多いんですけど、覚えるのが早いですねお二人(笑)」と話し、さらに奈緒は「初めて会った時からの、ふっかさん(深澤)の“僕強めにいじっていいですよオーラ”がすごくて(笑)。いじられ上手なんです」と。深澤は「そんなつもりはないですけど、気づいたらそうなってましたね(笑)。年齢関係なくいじってもらえるのはうれしいです」と笑顔を見せた。

『春になったら』
『春になったら』奈緒

助産院長を演じる小林について、奈緒は「小林さんは現場ですごくムードメーカーで、私たちの緊張をほぐすためにいろいろ言葉を掛けてくださったり、笑わせてくださったりして。私自身、昔から小林さんを拝見していて憧れの方で、一緒にお芝居させてもらっていても、カメラマンさんのモニターを見ていると『あ~小林聡美さんだぁ…』と実際に口に出しちゃうんです。でもそれはスタッフさんもみんな同じ思いで、カメラマンさんも『そうだよ…』って(笑)。多幸感の中で撮影しています」とコメント。小林は「ありがたいです」としつつ、「小さい頃から見てると言われると微妙ですよね(笑)」と会場の笑いを誘った。

キャッチャーの格好をしている売れない芸人・一馬(カズマルくん)を演じる濱田は「打たれたピッチャーに対して声を掛けるようなイメージでやらせていただいています」と演じる上での役のイメージを説明。そんな中、木梨が「ウケない役をやるのは役者さんとして難しいって最初言っていたけど、やっぱり今でもそう?」と濱田に質問。「難しいですよ」と話す濱田は「難しいですが、割り切っています。カズマルくんは一生懸命やってるし、瞳ちゃん(奈緒)と結婚するために頑張ってるし、お父さん(木梨)に認めてもらうために頑張ってるし。だからもう、一生懸命やるしかないんです」と割り切って役を演じていることを明かした。

『春になったら』
『春になったら』木梨憲武

そして、「ドラマタイトルにちなんで、春になったらやりたいことは?」という質問も。小林は「桜がきれいなところに行きたい」、木梨は「普段はお正月に家族とハワイに行ったりお仕事でハワイに行ったりしていましたが、今回行けていないので、大至急様子を見に」と回答。また、深澤の「車の免許を取る」という回答に、一同が「え!? 持ってないの?」と驚くひと幕も。

続けて奈緒は「去年の12月に母にクリスマスプレゼントを買おうと思っていたのですが、『何がいい?』と聞いたら、『なんでもいいから奈緒ちゃんと一緒に買い物に行きたい』と。今私が忙しくさせていただいていて、なかなか親子で買い物に行く時間がなくて。きっと母にとってはその時間が何よりものプレゼントになるんだなということに気づかされました。冬だとマフラーとかになりますが、春になったら春色のお洋服なんかも出てくると思うので、母が楽しくなるようなものを買いに行こうかなと思います」と心温まるエピソードを披露した。

濱田は「春になったらステージにそっとキャッチャーミットとプロテクターを置きたいと思います」と回答。これに奈緒は「続けないんですか?」と言い、濱田は「続ける!? それはちょっと考えてなかったな…」と困惑。「やめてほしくないです私は」という奈緒の言葉に濱田が「あっ、ちょっとやめてください余計なこと言うのは」と話し、会場の笑いを誘った。見上は「最近油絵を描くのにハマっているのでデッサンをしに行きたいです。奈緒さんが美術部だとお伺いしたので、一緒に行きませんか?」と奈緒に提案。「えー!」と驚く奈緒に、何度もアートで個展を開いている木梨は「俺誘われねぇんだ…」としょんぼり。見上は「みんなで行きましょう!」と笑顔で訂正していた。

最後に奈緒は「胸が熱くなったり目頭が熱くなってしまうシーンもありますが、皆さんに笑っていただけるシーンもたくさんあると思います。私はお花見が好きなのですが、満開の桜をいきなり見るのももちろんすてきだけど、桜は、つぼみから満開になっていくそのどの瞬間も楽しめると思っています。このドラマも、親子、友人、職場の人、恋人、みんなが満開になるまでの3か月間のお話です。ぜひその一瞬一瞬の瞬間を皆さんに見守っていただきたいです」と語り、会見を締めくくった。

番組情報

『春になったら』
カンテレ・フジテレビ系
2024年1月15日(月)スタート
毎週月曜 午後10時~ ※初回15分拡大

出演:奈緒 木梨憲武 深澤辰哉 見上愛・光石研 筒井真理子・小林聡美・濱田岳
脚本:福田靖
音楽プロデューサー:福島節
監督:松本佳奈 穐山茉由
プロデューサー:岡光寛子(カンテレ) 白石裕菜(ホリプロ)
制作協力:ホリプロ
制作著作:関西テレビ

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