漫画家・大竹玲二による人気漫画「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)を、本作が地上波連ドラ最後となる鈴木おさむ脚本で実写ドラマ化した『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』。妻の不倫に気づかぬフリをしながらも、父親の親権獲得率わずか1割という困難な壁に立ち向かう男の姿を描く“リコン・ブラックコメディ”だ。
先日第1話が放送されるやいなや、主人公・岡谷渉役の伊藤淳史の熱演をはじめ、妻・綾香役の篠田麻里子の過激なラブシーンなどが話題を呼び、SNSで注目を集めるだけでなく、見逃し配信が350万再生を突破。さらに、綾香の不倫相手・司馬マサト役の小池徹平、渉と共に不倫調査に挑む探偵・三砂裕役の佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、敏腕弁護士・財田トキ子役の水野美紀など、その強力な布陣が今後への期待をより高まらせた。
そんな中、TV LIFE webでは本作でバディを演じ、軽快なやりとりを繰り広げる伊藤さん&佐藤さんにインタビューを敢行。役を演じて感じることや注目してほしいポイント、撮影時のエピソードや今後の見どころなどをお聞きしました。
◆まず、本作への出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
伊藤:この作品はタイトルから『離婚しない男』ですし、テーマも不倫や親権と少し重い作品なのかなと思ったのですが、台本を読んでみるとそういった要素も大事にしつつ、笑えるシーンなどそれ以外のエッセンスのすごさに驚いて(笑)。でも、そのバランスの良さでどんどん物語に引き込まれて、40歳最初の作品としてぜひやらせていただきたいなと思いました。
佐藤:僕はお話を頂いた時、自分がこの作品に出演できるなら絶対に裕がやりたいなと、魅力的なキャラクターだなと思いながら原作を読んでいたので、裕役で出演が決まった時は本当にうれしかったです。また、役者を始めた時から探偵役をいつかやってみたいなと思っていたので、この作品を通じてまたひとつ夢をかなえることができました!
◆それぞれご自身の役柄を演じて感じる難しさ、楽しさは?
伊藤:渉は、結構普通の男です。新聞記者としてお仕事をして、結婚をしていて子供もいて…と彼自身には特別なことがないので、演じづらさはないかなと。僕自身も結婚をしていて子供がいるので感情移入もしやすいですし、同じ目線で見ていただける視聴者の方も多い役なのではないかなと思います。
佐藤:原作での裕は女性という設定なのですが、ドラマではそうではなく、“少女漫画に憧れている”などオリジナルの設定が上乗せされているので、そこをどう表現するのがいいのかなというのは日々考えながらやっています。このドラマは渉以外に普通の人が出てこないといいますか(笑)、変わり者で癖の強いキャラクターばかりなので、皆さんに負けないよう、どうこの作品の中に存在していくかというのを意識ながら演じています。
◆この作品はいわゆる原作ものですが、役を演じる上でのバランスはどのように構成していますか?
伊藤:実は僕、原作をまだ読んでいないんです。原作とドラマというのは多かれ少なかれニュアンスが違ってくるものなので、撮影が終わってから答え合わせも兼ねて読ませていただこうと思っていて。今はそれを楽しみにしています。
佐藤:僕は、読み合わせの際にスタッフさんから「原作とは別の作品と捉えて演じていただけたら」というようなことを言っていただいて。実際に今回のドラマはオリジナルの部分のほうが大きいのもあり、ベースは意識しつつ、オリジナルのキャラクターとしてお芝居するようにしています。
◆ドラマ序盤において、それぞれ印象深いシーンを教えてください。
伊藤:渉は綾香とマサトの不倫を目撃し、今後も2人の情事などを目の当たりにしていくことになるのですが、それを受けてのお芝居をした後に、現場のスタッフさん方が「すごくかわいそうで泣いちゃいました」と声を掛けてくださって。僕の経験の中では、結末まで全てを知っている現場の方からそういうことを言っていただいたことがないので、本当にかわいそうに見えているのだろうなと(笑)。光栄ですし、そういうシーンはやはり自分でも印象深いですね。
佐藤:僕は、綾香とマサトの情事を渉と2人で盗聴しつつ、すぐそばにいながらメッセージでやり取りをして調査を進めるシーンです。いい大人がそれを真剣にやるのかという面白おかしいシーンなのですが、撮影はかなり大変でした(笑)。また、撮影時には綾香とマサトの声が収録前だったので、中で行われている情事を想像しながらそのお芝居をするというのもなかなか難しかったです。
伊藤:そのシーンは本当に大変だったね…。すぐそばにいながらメッセージでやり取りをするのが笑えて仕方がなかったし、テクニカルな部分でも時間がかかって、皆さんと共に作り上げたシーンです(笑)。
◆渉と裕、それぞれの今後の見どころは?
伊藤:渉は今後も終始振り回されていくことになります(笑)。綾香に不倫されるところから始まり、それを助けようとしてくれている人、そうでない人も含めて、とにかくいろいろなことに巻き込まれていって。他のキャラクターはみんな仕掛け人といいますか、それぞれがアクションを起こし、渉だけがそれを受けている状況になっていきます。ただその行く先は全てが楽しさにつながっていくので、そこの面白さを感じていただけたらうれしいです。
佐藤:裕を演じるに当たっては、僕にしかできないことをふんだんに盛り込みながらやらせていただています。また、監督が裕に「ねっ?」という口癖を作ってくださったのですが、それがこのキャラクターをより魅力的に見せていて。僕自身、台本に書かれていなくてもタイミングを見て入れ込んでいたり、逆に監督にタイミングを提案していたりしているので、「ねっ?」にもぜひご注目いただきたいです(笑)。
伊藤:「ねっ?」の時に裕が首をかしげるんですけど、もうたまらないですよ。隣で見ていて、いつもかわいいな~と思っています(笑)。
ANOTHER TALK
Q. もし大切な人が浮気や不倫をしたらどうする?
伊藤:まず、僕は不倫調査は100%頼まないです。というのも、探偵さんが持ってきてくれる事実を受け止める覚悟が持てないですし、知らないふりもできないので直接妻と話しますね。なので、渉と綾香はどうしてこの状況になる手前で止められなかったのだろう…とも思っていて。万が一そんなことがあっても、我が家はそうなる手前で解決します!
佐藤:僕は、もし恋人ができてそういう状況になったら自分の力で奪い返したいです。他の男の人に取られてしまうのは悔しいので、言動でも行動でも、何としてでも自分に惚れ直させるように頑張ると思います。
伊藤:そんな一面もあったんだ…!? カッコいい~!(笑)
PROFILE
伊藤淳史
●いとう・あつし…1983年11月25日生まれ。千葉県出身。A型。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)ほか、多くのドラマや映画で活躍。映画「ビリギャル」では、第39回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。
佐藤大樹
●さとう・たいき…1995年1月25日生まれ。埼玉県出身。A型。EXILE/FANTASTICSのメンバーとしても活躍。現在放送中のドラマ『瓜を破る』(TBS系)では久住小春とW主演を務める。
●photo/徳永徹 text/片岡聡恵 hair&make/菊地弥生(伊藤)、藤原ゆみ(佐藤) styling/加藤優香利
番組情報
土曜ナイトドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』
テレビ朝日系
毎週土曜 午後11時30分~深夜0時
番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/rikonshinai-otoko/
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<応募方法>
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<応募締切>
2024年2月3日(土)午後11時59分
※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)をご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。