石橋静河、稲垣吾郎、内田有紀、黒木瞳らがドラマ10『燕は戻ってこない』出演決定 「代理出産」を通じて欲望が交差するノンストップ・エンターテインメント

ドラマ
2024年02月22日
『燕は戻ってこない』石橋静河

ドラマ10『燕は戻ってこない』(NHK総合 4月30日スタート 毎週火曜 午後10時~10時45分ほか)に、石橋静河、稲垣吾郎、森崎ウィン、伊藤万理華、朴璐美、富田靖子、戸次重幸、内田有紀、黒木瞳の出演が決定した。

圧倒的な実力と人気を誇る作家、桐野夏生による小説「燕は戻ってこない」。「命は誰のものか」という重要なテーマを、鮮烈なエンターテインメントに仕上げ、第57回吉川英治文学賞・第64回毎日芸術賞をW受賞した原作を、連続テレビ小説『らんまん』の長田育恵が脚色。社会的関心が高まる生殖医療の光と影を、女性のさまざまな生き方を見つめてきた「ドラマ10」枠で描く。

派遣社員として暮らすリキ(石橋静河)は悩んでいる。職場の同僚から「卵子提供」をして金を稼ごうと誘われたのだ。アメリカの生殖医療エージェント「プランテ」日本支社で面談を受けるリキ。そこで持ち掛けられたのは「卵子提供」ではなく「代理出産」だった。元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻、悠子(内田有紀)が、高額の謝礼と引き換えに2人の子を産んでくれる「代理母」を探していた。

お金も夢もない、29歳のリキ。元トップバレエダンサーで、自らの遺伝子を継ぐ子を望む基。その妻で、不妊治療をあきらめた悠子。それぞれの欲望が「代理出産」を通じて交差する、ノンストップ・エンターテインメントを送る。

なお、本作には主人公・大石理紀(リキ)役で石橋静河、元トップバレエダンサー・草桶基役で稲垣吾郎、基の妻・草桶悠子役で内田有紀、女性向けセラピスト・ダイキ役で森崎ウィン、リキの同僚・河辺照代(テル)役で伊藤万理華が出演。

さらに生殖医療エージェント日本支社長・青沼薫役に朴璐美、リキの叔母・佳子役に富田靖子、リキの元上司・日高役に戸次重幸、基の母で元世界的バレリーナ・草桶千味子役には黒木瞳。石橋、稲垣、内田によるコメントは以下を参照。

石橋静河 コメント

この物語で行われるひとつひとつの選択において、
誰も、誰のこともジャッジできない、と思いました。
あらすじやトレーラーだけをみて映画を批評することが
できないように、他人の人生の表層だけをみて批評することは、
本来ありえないことなのだと思います。
原作を読んで、貧困や女性蔑視、差別など、さまざまな叫びが
頭の中に響きました。
そしてこれを映像化することの重みを強く感じました。
今回リキという女性を、自分の身体を通して演じられることは、
これからの人生において財産になる、と感じました。
素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと、力を合わせて
この「問題作」に立ち向かいたいと思います!

稲垣吾郎 コメント
『燕は戻ってこない』稲垣吾郎

台本を読んだ時にとても考えさせられました。
不妊治療、卵子提供や少子化問題、貧困問題が深刻な昨今、
これはいま現在も多くの人が悩んでいることであり、
決して他人事にできないお話でした。
出演者・スタッフの皆さんと心寄せ合いながら、
感情の揺らぎを丁寧に表現していきたいと思います。

内田有紀 コメント
『燕は戻ってこない』内田有紀

人は生きていくのに社会からはみ出さないように、
何とか折り合いをつけて生きていく。
また、自分の人生を精いっぱい生きたいと思っても、
肉体がそれを許してくれない事もある。
子供がいない夫婦。
そして、代理母。
この作品を通じて皆さんと共に、
生殖医療について何か一つだけでも答えらしきものが見つけられるよう
真摯に向き合いたいと思います。

番組情報

ドラマ10『燕は戻ってこない』(全10回)

<NHK総合>
2024年4月30日(火)~7月2日(火)
毎週火曜 午後10時~10時45分
再放送:毎週金曜 午前0時35分~1時20分 ※木曜深夜

<BSP4K>
毎週火曜 午後6時15分~7時

原作:桐野夏生
脚本:長田育恵
音楽:Evan Call
出演:石橋静河 稲垣吾郎 / 森崎ウィン 伊藤万理華 朴璐美 / 富田靖子 戸次重幸 内田有紀 黒木瞳 ほか

©NHK

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